サンフランシスコ
霧に包まれた街、サンフランシスコ。ケーブルカー、ゴールデンゲートブリッジ、チャイナタウンなど、歩いて、ケーブルカーにのって、バスや地下鉄にのって、観光出来る街だ。アメリカの他の都市と比べるとサンフランシスコはこじんまりとして、親しみが持てる。通りは大体垂直に交差してるので分かり易い。観光、ショッピング、グルメとこの街には、エンターテイメントがいっぱいつまっている。
カルフォルニアが最も美しいのは1月から5月まで。乾期には半年間全くと言っていいほど雨が降らず、緑が枯れて黄土色になった丘や山々が、緑を取り戻すのがこの時期に当たるからだ。この季節をここでは「緑の季節」と呼ぶ。
今日は1日サンフランシスコをゆっくり散策する予定だ。オークランドとサンフランシスコを結ぶベイブリッジは、車で走っても10分弱はかかる長い橋。ゴールデンゲートブリッジよりも知名度はないが、橋としてのスケールはベイブリッジの方が上をいく。橋に乗るまで朝の渋滞に巻き込まれた。
ゴールデンゲートブリッジ
サンフランシスコの欠かせない観光スポットといえば、ゴールデンゲートブリッジだろう。車で走れば3分程度、歩いて渡れば40分程度かかる。名前のイメージとは全く違う赤茶けた色のこの橋を最初に見ると「何、この色?」と思ってしまう。ゴールデンゲイトブリッジを渡りヴィスタポイントへ。ここから見るブリッジが一般的だ。
この橋は見る場所により雰囲気が変わってくる。ここから車で山の方へ登っていったポイントからみる景色は橋全体が見渡せさらにサンフランシスコの町並もバックに見えるのでお勧め。ここからは太平洋も見れて天気の良い日は最高!
橋のふもとから見るゴールデンゲイトブリッジも捨てがたい。橋のふもとに降りて行くと、地元の人達が釣をしてる。車を降りて見ているとやって見ないかと竿を貸してくれた。タナゴのような魚が入れ食い状態だ。息子が直ぐに釣り上げた。娘さんが結婚して名古屋に住んでるという。家に来ないかと誘われたが住所と電話番号を交換してサウサリートへ。帰国後娘さんに写真を送る。
サウサリート
ゴールデンゲートブリッジの対岸にあるサウサリートは、ヨットハーバーに面した魅力的な小さな町。メインストリートには、お土産を売る店、ブティック、アートギャラリー、レストランなどがずらりと並んだお洒落な町だ。丘の斜面に沿って建つ家々は地中海の小さなビレッジを思わせる雰囲気を作っている。入り海に面したこの町は太平洋からの冷たい空気を直接受けないためサンフランシスコより暖かく晴れ渡っていることが多いそうだ。
シーフードレストラン「Seven Seas」で少し早い昼食。私はカニのクラブサンド、奥さんはシーフードカレー、息子はシーフードスパゲッティ、娘はオイスターのクリームシチューと生カキを注文。それぞれが日本の調理イメージを期待していた。最悪だったのはオイスターシチューだ。牛乳にブロイルした大型のカキを入れて温めたもので、カキのだし汁と暖かい牛乳との得も言えぬ味に娘は一くち口にして食べるのをやめた。 シーフードはシンプル調理法 イズ ベスト、奥さんと子供達にはいい経験になったようだ。日本の調理法の素晴らしさを再認識した昼食であった。口(気?)を取り直してサンフランシスコに戻る。
フィッシャーマンズ・ワーフ&ピア39
もともと漁師や魚屋が集まった港であったフィッシャーマンズ・ワーフは、素敵なレストランやキャラクターショップなど様々なショップが集まっているウォータフロントのショッピング&エンターテイメント・センターだ。かって缶詰工場や波止場があった桟橋を1978年に大改造、手軽に味わえるシーフードレストランなど個性的な店が軒を並べている。
ピア39は、木造2階建ての建物に110以上ものショップ、眺めのいいレストラン、そして水族館からクラシカルな回転木馬までいくつものアトラクションがひしめく。アルカトラズ島、ゴールデンゲートブリッジ、ベイブリッジなど例えようもないくらい美しい。周辺には自然に集まって定住しているアザラシの一群が愛嬌を振りまいている。夕日を眺めながらの散歩も楽しい。
ここでの食事はレストランも悪くはないが、屋台で買って食べるのが値段も手ごろ。ダンジネスクラブ(SF周辺で採れるカニ)、クラムチャウダーなどがここの名物のひとつ。季節のフルーツを山盛りに並べて売っている店もある。潮風をうけながら歩くのも悪くないと思う。
湾内クルーズ−アルカトラス島
ピア39からサンフランシスコ湾内クルーズに乗る。ゴールデンゲートブリッジ真下をUターンしサウサリートを廻ってアルカトラス島を周遊する約1時間のクルーズだ。港を出ると「クウォッ、クウォッ、クウォッ」というアザラシ達の声が聴こえてくる。優雅に日光浴をしている彼らを見ているとつくづく平和だなぁと感じてしまう。
海から見るサンフランシスコ市街、ウォータフロントも素晴らしい。真下から仰ぎ見るゴールデンゲートブリッジ、先ほど見た姿とは違った趣を見せる。アルカトラス島はアルカポネ、マシンガン・ケリーなどが収容されてた旧連邦刑務所、数々の映画でお馴染みだ。1963年まで刑務所として利用されていて現在はこれまでの歴史を物語る博物館だ。
ケーブルカー
車を駐車場にいれて、パウエル・メイソン線に乗りケーブルカーでユニオンスクエアに行く。シーズンなのだろう30分程並んでやっと乗れた。子供達はステップにぶら下がり始めてのケーブルカーを満喫してる。明日はここで1日を過ごす予定。ユニオンスクエアは2つの路線の始発点で頻繁にケーブルカーが行き交う便利な場所だ。夕暮れ時、少しずつ街明りと共に街が変化して行く様はまた情緒がある。帰りはパウエル・ハイド線でビーチに戻る。運転手のあごひげの名物?爺さんが道中、坂の頂上から街並みを見渡せるカメラポイントで臨時停車したり、愉快な語りで楽しませてくれる。
スターウォーズ−エピソード1、ファントムメナス
昨日(5/19)はスターウォーズの全米公開日だ。ニュースでもファンの熱狂振りが流れていた。明日は週末なので混むかも、見るなら今日がいい、と息子の言うのも一理ある。明日予定してたのを急遽今日にしようということに。ショップで教えてもらったヴァン・ネス通りにあるAMCシアターにいく。最近出来た8階建てのシネマコンプレックスで中には15〜6の映画館がある。10時10分開演のチケットが手に入った。1時間半並んだ。
スターウォーズが終わった後、昨日予約しておいたサンフランシスコ湾央に架かるサンマテオ橋の町サンマテオにいく。少し南に行くとスタンフォード大学のあるパル・アルトやシリコンバレーがある。隣接するショッピングセンターでデニーズが開いていたので遅いアフター・シアター・サパーをとる。午前1時だった。 |