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12/03(Sat) 18:34

アメリカ旅行記(1999.5.14〜5.23)

リフレッシュ休暇を利用し1年遅れの銀婚式も兼ねて、留学中の子供達とアメリカ中部シカゴ〜西海岸ヨセミテ国立公園、サンフランシスコ旅行を楽しんだ。

アメリカ4都市周遊航空券を利用。各都市ではレンタカーで行動、総行程2,500Kmを走った。北海道から九州まで縦断した距離にあたる。

6日目
 5/19(水)
ヨセミテ国立公園

アメリカの国立公園の中で人気が高いヨセミテ。2年前に行ったグランドキャニオンはその雄大な景観を展望台や軽飛行機などから自然の偉大さや凄ごさに感動する、どちらかと言うと眺めて楽しむ公園だったが、ヨセミテは大自然の雄大さと優美さを、その景観の中に溶け込んで歩いて楽しむといった感じ。そそり立つ絶壁、流れ落ちる大滝、野鳥、花の群落、動物たちなどバラエティに富む。

cascadeマンテカからHWY.120を東に向かい西の入口、Big Oak Flat Entranceから公園内へ入る。広大な渓谷、奇岩、野焼きされた森林を眺めながら林道を走る。カスケード(段々滝の意)・クリークで小休止。激しく流れ落ちる小川に娘も感動、橋を降りて岩をよじ登り近くまで行ってみる。ふと前の切り立った岩壁をみるとロッククライマーが岩登りをしているのを発見。

トンネルを抜けると眼下に美しいヨセミテ・バレーの景観が広がる。はるか下を流れるマーセド川。切り立った岩壁に白い線を作って流れ落ちる大小さまざまな滝。さあ、いよいよバレーフロア(谷底)へ。
大音響とともに流れ落ちるいくつもの滝を求めてひたすらトレイルを歩くもよし、サイクリングでヨセミテの風と友達になるのもよし、マーセド川の岸辺にただじっと座って荘厳なるハーフドームやエル・キャピタンを眺めるもよし。ヨセミテはたくさんの楽しみ方を提供してくれる。

capitanエル・キャピタン
サンフランシスコ方面(Big Oak Flat Entrance)から入ると最初に目を見張るのがヨセミテでもっとも有名な絶壁、世界最大の1枚岩の花崗岩からなるエル・キャピタン(2307m)だ。道路の直ぐそばから垂直に切り立った眺めは見る人を威圧する。隣にいたアメリカ人夫婦がしきりに双眼鏡で絶壁を眺めている。ロッククライミングをしている人を見ているのだ。豆粒のような人影が3つ岩にへばりついている。

良く見ると他にも挑戦しているグループがいる。登るのに2〜3日は掛るそうだ。絶壁にテントをぶら下げ寝ると聞き2度びっくり。帰国翌日76才の老人が1週間かけてエル・キャピタンの登頂に成功したニュース(ギネスもの)に接し、あっ!あの時の人かも知れないと思うと感慨深かった。

halfdomeハーフドーム
ヨセミテといえばハーフドーム(2693m)の、あの神々しい姿を思い浮かべる人は多いはずだ。巨大な半球状の岩のドームをスパーッとまっ二つに割ったようなシルエットは、その珍しさ、美しさ、神々しさで見る者を圧倒する。ハーフドームは、そのかたちゆえに、見る角度によってさまざまな表情をもっている。センチネル橋からの眺めも最高であるが、近くのカリービレッジからの眺めもいい。

夕刻、西の山影に沈んでいく太陽が、ハーフドームをくれないに染め、残照は刻一刻とハーフドームをさまざまな色に変えていく。また、満月の夜は、月明りのもとでハーフドームを作る花崗岩は淡い色調に変化し、幻想的な姿を映し出すのだそうだ。

royalarcheロイヤルアーチ、ノースドーム、ワシントン・コラム
ハーフドームの正面、カリービレッジの北に奇妙な人の顔をした岩が見える。ロイヤルアーチだ。花崗岩が剥離してできたもので、その上にノースドーム、右にワシントン・コラムが一体となった不思議な奇岩だ。ビレッジストアで仕入れたハンバーグを頬ばりながらしばしその勇姿を楽しむ。

yosemitefalls ヨセミテ滝
 ヨセミテ滝というのは、upper fall, middle cascade, lower fallの3つの滝からなっていて滝の高さは739mで北米第1位、世界第5位の高さを誇っている。5〜6月が最も水量の多い時期で、夏を過ぎると水はあっと言う間に枯れてしまうのだそうだ。5〜6月の夜、ムーンライトに照らされた滝は光の角度によって一瞬神秘的な色に変化すると説明が書いてあった。のんびりと川辺を散歩しながらマーセド川と川辺の林をバックに見る景観は絵に描いたようで印象的だった。

ブライダル滝
遠くから眺めるとその名のとおり、花嫁をつつむ純白のブライダルベールのように優雅に広がりながら落ちる滝(189m)である。流れがとてもソフトなので、風で水しぶきがふわりと吹き上げられブライダルベールが風になびいているように見える。駐車場に車を止めると細かい霧のような水しぶきが飛んできて、冷んやりとする。片道10分ほどのトレイルをのんびり滝壷まで歩くと、滝壷にかかる美しい虹が見れる。

inspiration インスピレーションポイント
ビレッジからワオナロードを南のエントランス(South Entrance)方向に戻ると、ワオナ・トンネルそばにこのビューポイントはある。ロス方面からくると最初に目にする雄大な景色だ。昔の人は、このバレー入口からの景観の美しさに驚きその光景に目を見張ったという。グレイシャーポイントとは違ったヨセミテバレーの顔を見ることができる。
左手にエル・キャピタン、右手にはブライダル滝、キャセドラルロックが、そして中央にヨセミテバレーと遠くハーフドームが一望できる。

glacierpt グレイシャーポイント
ヨセミテの素晴らしい景観は、バレーフロアから見上げるだけでなく、ここグレイシャーポイントから一望することができる。グレイシャーポントからの大パノラマは圧巻だ。やはりヨセミテ旅行のハイライト!の1つだと思う。ここから見渡せる景色は、いつまで見ていても飽くことのない眺めだ。

  • 正面にはハーフドームが眼前に迫る。
  • 眼下にはミラーレイク、テナヤキャニオン、マーセド川、ヨセミテ滝、ビレッジなどバレー全景が。
  • 前方にはロイヤルアーチ、ノースドーム、ワシントン・コラム。
  • ずっと左手にはスリーブラザーズまでのパノラマが。
  • 右に目を移せばバーナル滝、ネバダ滝、パノラマ・ピーク。そして遠く、山頂を雪で覆われたシェラネバダ山脈の峰々が輝く。

ワオナのうっそうと生い茂るセコイア杉の林道を抜けて南のエントランスからヨセミテをあとにする。帰りはCA-41からマーセドの町を抜けてサンフランシスコへ向かう。今日一日、思いきりリラックスした楽しい時間を過ごし、ヨセミテの自然を満喫した。

オークランドへ
サンフランシスコ近くの丘陵地帯に林立する風車を発見。風力発電の風車だ。話には聞いてたが見るのは初めて。「風の谷のナウシカ」の情景とダブッて感傷に浸っていたが、行けども行けども林立する風車に、おそらく何万個はあると思われる風車が、薄暗闇の中に林立するさまは何か異様な感じがした。

サンフランシスコ対岸、オークランドのウオータフロント「ジャックロンドンスクェア」近くのモーテルに泊まる。スクェアには日本料理のライブジャズハウス「Yoshi's」がある。

7日目
 5/20(木)
サンフランシスコ

霧に包まれた街、サンフランシスコ。ケーブルカー、ゴールデンゲートブリッジ、チャイナタウンなど、歩いて、ケーブルカーにのって、バスや地下鉄にのって、観光出来る街だ。アメリカの他の都市と比べるとサンフランシスコはこじんまりとして、親しみが持てる。通りは大体垂直に交差してるので分かり易い。観光、ショッピング、グルメとこの街には、エンターテイメントがいっぱいつまっている。

baybridgeカルフォルニアが最も美しいのは1月から5月まで。乾期には半年間全くと言っていいほど雨が降らず、緑が枯れて黄土色になった丘や山々が、緑を取り戻すのがこの時期に当たるからだ。この季節をここでは「緑の季節」と呼ぶ。
今日は1日サンフランシスコをゆっくり散策する予定だ。オークランドとサンフランシスコを結ぶベイブリッジは、車で走っても10分弱はかかる長い橋。ゴールデンゲートブリッジよりも知名度はないが、橋としてのスケールはベイブリッジの方が上をいく。橋に乗るまで朝の渋滞に巻き込まれた。

goldengateゴールデンゲートブリッジ
サンフランシスコの欠かせない観光スポットといえば、ゴールデンゲートブリッジだろう。車で走れば3分程度、歩いて渡れば40分程度かかる。名前のイメージとは全く違う赤茶けた色のこの橋を最初に見ると「何、この色?」と思ってしまう。ゴールデンゲイトブリッジを渡りヴィスタポイントへ。ここから見るブリッジが一般的だ。

この橋は見る場所により雰囲気が変わってくる。ここから車で山の方へ登っていったポイントからみる景色は橋全体が見渡せさらにサンフランシスコの町並もバックに見えるのでお勧め。fishingここからは太平洋も見れて天気の良い日は最高!

橋のふもとから見るゴールデンゲイトブリッジも捨てがたい。橋のふもとに降りて行くと、地元の人達が釣をしてる。車を降りて見ているとやって見ないかと竿を貸してくれた。タナゴのような魚が入れ食い状態だ。息子が直ぐに釣り上げた。娘さんが結婚して名古屋に住んでるという。家に来ないかと誘われたが住所と電話番号を交換してサウサリートへ。帰国後娘さんに写真を送る。

sausalitoサウサリート
ゴールデンゲートブリッジの対岸にあるサウサリートは、ヨットハーバーに面した魅力的な小さな町。メインストリートには、お土産を売る店、ブティック、アートギャラリー、レストランなどがずらりと並んだお洒落な町だ。丘の斜面に沿って建つ家々は地中海の小さなビレッジを思わせる雰囲気を作っている。入り海に面したこの町は太平洋からの冷たい空気を直接受けないためサンフランシスコより暖かく晴れ渡っていることが多いそうだ。

シーフードレストラン「Seven Seas」で少し早い昼食。私はカニのクラブサンド、奥さんはシーフードカレー、息子はシーフードスパゲッティ、娘はオイスターのクリームシチューと生カキを注文。それぞれが日本の調理イメージを期待していた。最悪だったのはオイスターシチューだ。牛乳にブロイルした大型のカキを入れて温めたもので、カキのだし汁と暖かい牛乳との得も言えぬ味に娘は一くち口にして食べるのをやめた。
シーフードはシンプル調理法 イズ ベスト、奥さんと子供達にはいい経験になったようだ。日本の調理法の素晴らしさを再認識した昼食であった。口(気?)を取り直してサンフランシスコに戻る。

fishermanフィッシャーマンズ・ワーフ&ピア39
もともと漁師や魚屋が集まった港であったフィッシャーマンズ・ワーフは、素敵なレストランやキャラクターショップなど様々なショップが集まっているウォータフロントのショッピング&エンターテイメント・センターだ。かって缶詰工場や波止場があった桟橋を1978年に大改造、手軽に味わえるシーフードレストランなど個性的な店が軒を並べている。

pier39ピア39は、木造2階建ての建物に110以上ものショップ、眺めのいいレストラン、そして水族館からクラシカルな回転木馬までいくつものアトラクションがひしめく。アルカトラズ島、ゴールデンゲートブリッジ、ベイブリッジなど例えようもないくらい美しい。周辺には自然に集まって定住しているアザラシの一群が愛嬌を振りまいている。夕日を眺めながらの散歩も楽しい。

ここでの食事はレストランも悪くはないが、屋台で買って食べるのが値段も手ごろ。ダンジネスクラブ(SF周辺で採れるカニ)、クラムチャウダーなどがここの名物のひとつ。季節のフルーツを山盛りに並べて売っている店もある。潮風をうけながら歩くのも悪くないと思う。

azarasi湾内クルーズ−アルカトラス島
ピア39からサンフランシスコ湾内クルーズに乗る。ゴールデンゲートブリッジ真下をUターンしサウサリートを廻ってアルカトラス島を周遊する約1時間のクルーズだ。港を出ると「クウォッ、クウォッ、クウォッ」というアザラシ達の声が聴こえてくる。優雅に日光浴をしている彼らを見ているとつくづく平和だなぁと感じてしまう。 alcatras

海から見るサンフランシスコ市街、ウォータフロントも素晴らしい。真下から仰ぎ見るゴールデンゲートブリッジ、先ほど見た姿とは違った趣を見せる。アルカトラス島はアルカポネ、マシンガン・ケリーなどが収容されてた旧連邦刑務所、数々の映画でお馴染みだ。1963年まで刑務所として利用されていて現在はこれまでの歴史を物語る博物館だ。

cablecarケーブルカー
車を駐車場にいれて、パウエル・メイソン線に乗りケーブルカーでユニオンスクエアに行く。シーズンなのだろう30分程並んでやっと乗れた。子供達はステップにぶら下がり始めてのケーブルカーを満喫してる。明日はここで1日を過ごす予定。cablecar2ユニオンスクエアは2つの路線の始発点で頻繁にケーブルカーが行き交う便利な場所だ。夕暮れ時、少しずつ街明りと共に街が変化して行く様はまた情緒がある。帰りはパウエル・ハイド線でビーチに戻る。運転手のあごひげの名物?爺さんが道中、坂の頂上から街並みを見渡せるカメラポイントで臨時停車したり、愉快な語りで楽しませてくれる。

スターウォーズ−エピソード1、ファントムメナス
昨日(5/19)はスターウォーズの全米公開日だ。ニュースでもファンの熱狂振りが流れていた。明日は週末なので混むかも、見るなら今日がいい、と息子の言うのも一理ある。明日予定してたのを急遽今日にしようということに。ショップで教えてもらったヴァン・ネス通りにあるAMCシアターにいく。最近出来た8階建てのシネマコンプレックスで中には15〜6の映画館がある。10時10分開演のチケットが手に入った。1時間半並んだ。

スターウォーズが終わった後、昨日予約しておいたサンフランシスコ湾央に架かるサンマテオ橋の町サンマテオにいく。少し南に行くとスタンフォード大学のあるパル・アルトやシリコンバレーがある。隣接するショッピングセンターでデニーズが開いていたので遅いアフター・シアター・サパーをとる。午前1時だった。

8日目
 5/21(金)
ショッピング

サンノゼ
午前中、サンノゼにある奥さんの会社のアメリカ本社を表敬訪問。住所を頼りに探す、アメリカの住所は必ず道路にそって、番号も偶数と奇数で左右分かれているので日本のような複雑さはない。会社内を案内して頂き子供達も感激している。会話の中で私の会社がビッグユーザの1つだそうだ。世の中は広いようで狭い。帰りに2ブロック手前でうちの会社の関係会社を見つけた時は2度ビックリ。
モテールに戻り着替えをしてショッピングセンタの日本レストラン「大将」で昼食。久しぶりの味噌汁の美味かったこと。

unionsqユニオンスクエア
サンフランシスコのダウンタウンの中心に位置するユニオンスクエア。南北戦争の時、カリフォルニアがThe Union(北部)に賛同し集会を開いたことに由来する。ストリートパフォーマンスをする人、それを見物する人、芝生でのんびりと時間をすごす人などなど、サンフランシスカンの憩いの場だ。ユニオン・スクエアー周辺には、デパートやブランド・ショップが立ち並び、歩いて買い物が出来て便利。

pictershopユニオンスクエアに着くと絵の展示即売会が行われていた。こんな感じのイベントはあまり見れないと思い、ついつい覗き込んで余計な買い物をしてしまう。同じ絵なのに値段が1桁以上も違う。不思議に思って聞いた見たら、オリジナルとプリントの違いだと教えてくれた。気に入った絵があったので1枚買うことにした。向こうの道路に来てと言うので不思議なことを言うもんだとついて行ったら、ここは金銭の授受は禁じられてるの、ここだといいのと言う。なるほど??・・・

奥さんは、スクエアー前のメイシー、娘は、カジュアルショップ、息子はぶらぶらと、皆それぞれが思い思いの場所へ行く。スクエアーの芝生に座ってのんびりしてると、ポカポカと暖かく気持ちが言い。
ブランド物ばかりじゃつまらないと思う人へお勧めなのが、ユニオン・ストリートやフィルモア・ストリート沿いの店。洒落た雑貨やアクセサリーの店が多く、コーヒーショップでコーヒーをTO GO(テイクアウトのこと。商品名の後に言ってください。)しながらウインド・ショッピングしても楽しい。ところで、ここには鳩が異常とも思えるほどたくさんいる。とにかくすごい数なので印象に残る。 sfview

夕暮れ時に落ち合って横浜岡田屋近くの「京都寿司」で今回旅行の最後の夕食をとる。スクエアの黄昏時から夜景も情緒がある。スクエアの塔にかかる夕日、だんだんと灯るネオン、昼から夜の活気に変わる瞬間、シカゴと同じ卒業パーティなのだろうドレスアップした若い人達の楽しそうな表情、どれも新鮮だ。

9日目
 5/22(土)
サンフランシスコ発

奥さんは、昨日予約したネイルショップで爪のケア。娘が昨日から予約していた。我々は帰る身支度。11時にモーテル出発。土曜日と言うのにCA-101が渋滞している。何とか13:40サンフランシスコ発に間に合う。ゲートで子供達と別れる時、奥さんも少し寂しそう。家族4人そろっての旅行はこれが最後かもと思うと少し感傷に浸る。いい記念の旅行になった。

10日目
 5/23(日)
成田着

16:50成田着