- WordPressとは
WordPress (ワードプレス) は、オープンソースのブログ/CMS(コンテンツマネージメントシステム)プラットフォームです。ブログ形式でホームページを作成できるツールで、デザインの美しさやプラグインが豊富で自由度が高く、無料でダウンロードして使うことができます。
(参考)WordPress公式マニュアル「WordPress Codex 日本語版」
このページでは無料サーバのXREA (エクスリア) に、WordPressを手動でインストールする方法を解説して行きます。
- XREAの無料サーバーアカウントの取得
XREAの無料ウェブサービスは、VALUE-DOMAIN(バリュードメイン)で提供している無料・有料サーバーです。XREAの無料アカウントを持ってない方は新規に取得します。
- バリュードメインへの登録
XREAの無料サーバーアカウントを取得するために、まずは VALUE-DOMAINへのユーザー登録が必要です。ユーザー登録することで、ドメインやサーバーのまとめた管理が可能となります。
- バリュードメインからXREAの無料サーバー登録
VALUE-DOMAINにログインし「ユーザーコントロールパネル」上の「XREA無料アカウントを取得・作成」を開き、「希望アカウント名」と「希望のサーバー」(注)を選択して「登録」をクリックします。規約に同意すると、「無料サーバーアカウントの利用登録が完了」のメッセージが表示されます。
(注)ディスク容量:s600以降は1GB、それ以前は:50MBです
- しばらくして、管理画面のURLやサーバーの設定情報などを記述した「登録完了のメール」が届きますので保管します。これでXREAの無料ウェブサービスが利用できるようになりました。
(参考)独自ドメインをお持ちの方は、続けて以下の設定を行います。
- VALUE-DOMAINのユーザーコントロールパネルの「XREAサーバーアカウントの登録・管理・購入」→「変更できるサーバーアカウント」のサーバー名の下にある「サーバー設定」をクリック → XREAの管理画面にログイン → 管理画面の「ドメインウェブ」で「独自ドメインの設定」
- VALUE-DOMAINのユーザーコントロールパネルに戻り、「ネームサーバーの変更」で「独自ドメインのネームサーバーの変更」
- 同じく「DNSレコード/URL転送の変更」で「DNSの変更」
- インストールの準備
WordPress の最新の安定版は、バージョン 4.1 です(2015.2.7現在)。
WordPress4.1 を設置するには PHP(バージョン 5.2.4 以上)・MySQL(バージョン 5.0.15 以上) が使えるサーバが必要です。
XREAはサーバーによって、PHP・MySQLのバージョンが変わりますので、XREAサーバーのソフトウェア情報でバージョンを確認してください。
- s499以前(PHP5.2系)ではモジュール版PHP(セーフモードあり)で動きます。必要に応じて.htaccessにphpcgiの設定をしてCGI版PHPとして動作させてください。
- s500以降(PHP5.4系)の新型サーバーは fastCGI版PHPで動作します。.htaccessの設定は必要なく、むしろ設定すると通常のCGI版PHPとして動作するので動きが遅くなります。
- データベースの作成
WordPressではMySQLデータベースを用いるので,あらかじめXREAサーバ上にデータベースを作成します。
XREAの管理画面(画面はs600サーバーの例です)に入り「管理メニュー」の「データベース」をクリックします。「MySQLの追加・編集」の「選択」にチェックをして、パスワードを設定、文字コードを「UNICODE」にして「作成」を押します。
- WordPressのダウンロード
配布元: WordPress 日本語ローカルサイト
ダウンロードしたzipファイルを解凍し、WordPressフォルダ内のファイルをローカル側のフォルダにコピーします。
- コンフィグファイルの設定
ローカルフォルダの中にある wp-config-sample.php ファイルを同じディレクトリ内にコピーして、ファイル名を wp-config.php に変更します。
文字コードUTF-8で保存できるテキストエディタ("メモ帳" は使えません)で「wp-config.php」を開き下の赤枠3ヵ所を、先ほど作成したデータベース名・ユーザー名・パスワードに書き換えます。
(XREAではデータベース名とユーザー名は同じ名前になります)
次に、認証用ユニークキーを異なるユニーク (一意) な文字列に変更してください。
「WordPress.org の秘密鍵サービス」で自動生成されたものに差し替えると簡単です。

設定が終わったら、必ず UTF-8 の BOM なし (UTF-8N) で保存してください。
- WordPressファイルのアップロード
FTPクライアントソフトを使用して、ローカルフォルダのファイルをサーバーのルートディレクトリ(XREAの場合はpublic_html直下)にアップロードします。
- WordPressをインストール
アップロードが完了したら、「http://ドメイン名/wp-admin/install.php」をブラウザで表示します。(XREAの場合のドメイン名は「アカウント名.sxxx.xrea.com」)
必要情報を記入して「WordPressをインストール」をクリックするとインストールが開始します。ユーザー名以外は後からいつでも変更できます。
「成功しました!」の画面が表示されたら、インストールは完了です。
- 管理画面にログイン
インストール完了画面下部の「ログイン」ボタンをクリックするとログイン画面が開きます。「必要情報」で設定した「ユーザー名」「パスワード」を入力し、ログインします。
- WordPressの管理画面
ブログの管理画面である「ダッシュボード」が表示されます。ブログに関する設定や投稿した記事の管理などはこのダッシュボードで行ないます。
- ブログトップページの表示
最後に「http://ドメイン名/」をブラウザで表示し、ブログトップページが表示されるか確認してみます。

無事表示されました。これでインストール作業は完了です。
次に、WordPressをインストールしたら「最初に行っておきたい設定」を行います。