ダイエット虎の巻
(出典:日経ヘルス)

ダイエットを成功させるためには、生活習慣を見直そう。
ダイエットするということは、生活習慣を少しずつ変化させ、肥満を招きにくいライフスタイルにしていくということです。生活習慣が変わらない人は、ダイエットできません。

  1. 自分の肥満をもたらしているポイントをリストアップして、できるものを探し、半分それを信じて取り組むことです。そうすれば最小のストレスでダイエットすることができるでしょう
  2. 肥満を解消したいと思えば、まずよく考えて、生活のどこに問題があるか、どこをどう変えればいいかを納得してから、ダイエットを始めたほうがいい
  3. ダイエットは自覚がキーポイント。ビジネスマンも食べたものと、1日何歩歩いたかくらいは手帳に記入しておくと良いのではなでしょうか
食生活も簡単な工夫から
 食生活は具体的にどう見直せばいいだろう。
清涼飲料水を減らす 清涼飲料水のカロリーは意外に多いことは、前にも指摘した。また、胃腸の調子を整えようと乳酸菌飲料を毎日5〜6本も飲む人もいるが、これもけっこうなカロリー摂取になる。
果汁が少ない
野菜ジュースを選ぶ
野菜ジュースを毎日飲んでいないか? 100%野菜ならまず問題はないが、果汁が50%以上を占めていてカロリーが高い製品も多い。低カロリーのものを選ぼう。
ビールの大瓶を
ロング缶に
晩酌のビールを大瓶からロング缶に変えるくらいならすぐにできる。ただし本数が増えては元も子もない。
義理飯を食わない 若い人に多いが、夜遅く帰宅すると「せっかくご飯を用意してたのに」とおかんむりの妻に、やさしい夫はつい「一口食べるよ」と夜食をぱくつく。これはカロリーオーバー、血糖値上昇でインスリン増加、といけないことだらけだ。妻にはちゃんと連絡して、義理飯を食べるのはやめよう。
飲んだ後のラーメン
はスープだけ
酒の後のラーメンはうまい。たくさん水分をとるので体の電解質のバランスが崩れて、塩分が欲しくなるからだ。スープをすするだけで、電解質の崩れは改善する。そこまで飲まないのが一番だが、スープだけ飲んで麺は残そう。
菓子などは
少ししか減らさない
アンコロ餅を毎日10個食べていた人に、全部やめろといっても無理。でも3個減らして、毎日7個食べることにするくらいなら我慢できる。できる範囲はどれくらいか、無理せずに見極めよう。

食後の血糖値を上げず、体脂肪がつくことを防ぐための工夫。
夫婦でマッサージ お薦めは、夕食後30分ほどしてから、夫婦で互いに軽いマッサージをすること。マッサージを受けるほうは気持ちいいし、するほうは運動になる。
庭いじり 庭があれば、食事の後で庭いじりをするのもいい。夕食後、薄明かりの中でも十分できるだろう。
ベランダ
ガーデニング
庭が無くてもベランダ園芸を楽しむことはできる。ついでにベランダも掃除すれば一石二鳥だ。
部屋掃除 ちょっと体を動かすというのは、部屋の掃除をする程度でもいいという。共働きなら夕食後に掃除する習慣にしてしまえばいい。
長めに入浴 夕食後30分ほど休んだ後、入浴時間を長めにとってもいい。ぬるめの湯に30分くらいつかろう。風呂掃除までできれば最高だ。

体脂肪を消化しよう、ちょっとした運動の工夫。
駐車場は入口から
遠くを選ぶ
車で買い物に行ったら、わざと店舗入り口から遠い位置に車をとめて歩く。空きスペースも探しやすく、時間の無駄がない。通勤に自家用車を使わないようにするだけでも、運動量は大きく増える
ちょっと先の
レストランへ
昼食には隣の定食屋ではなく、15分ほど歩いて、うまい店を探そう。食後はお茶でも飲んでくつろいだ後に、歩いてオフィスに戻ればいい。
自分の口座のある
銀行まで歩く
近くに銀行があるとそこで預金をおろしたくなる。少し遠くても自分の銀行まで歩こう。手数料105円もお得だ。

努力に報いて成果を出すサプリメントが助ける
生活を変えるということは、ちょっとしたことでも、かなりの苦痛を伴う。われわれがダイエットするとき二の足を踏みがちなのは、今の生活を変えたくないからだ。
なぜなかなかできないダイエットに取り組むのである。せめてウエストが細くなるとか、体脂肪が落ちるとか、久しぶりに会った人から「スマートになった」といわれるとか、何か成果が出てくれないと、続ける気にはならないだろう。
そこで役に立つのがサプリメントだ。ダイエットの努力の成果を、減量、減脂肪など目に見える形にしてくれる。
どんなものたまってしまった体脂肪を燃えやすくしてくれる、食べ物からの脂肪の吸収を抑えたり、炭水化物が脂肪になるのを妨げる、そして抑制が難しい食欲をコントロールするのに大きな力を発揮するサプリメントなどがある。あなたの体をよりダイエットしやすい体質に変えてくれる強い味方ばかりだ。
さらに、糖尿病、高血圧など、肥満が引き起こす病気がもたらす悩みを、軽くするために役立つ特定保健用食品などもある。
効用いうまでもないが、サプリメントは、ただそれを飲むだけ、食べるだけでダイエットできる、夢のやせ薬ではない。少し体を動かす気持ちと、食生活習慣を改善する努力は欠かせない。
しかしサプリメントを生かせば、確実に成果を得ることができ、あなたの努力が報われたことを実感できるでしょう。