[an error occurred while processing this directive]

本日  昨日
 
 
03/15(Sat) 10:54
大王四神記

タイトルあらすじ(前:NHK太王四神記、中:太王四神記@nifty、後:akira's ねたばれびゅう
第1話
「神の子ファヌン」
西暦384年。2千年間、玄武の神器を守ってきたコムル村の村長ヒョンゴは、チュシンの王をさがし求めて、弟子のスジニを連れて国内(クンネ)城へと旅をしていた。ファヌン様の話をしてほしいとスジニにねだられ、しぶしぶ神話を語り始める。
2千年前、地上は火の力を持つ巫女(みこ)カジン率いる虎族が武力で支配していた。そんな世界を見かねた神の子ファヌンは、3人の守護神とともに地上に舞い降りると、平和の国“チュシン国”を建国する。集まった人々はファヌンの民として平和に暮らし始めた。
だが、ファヌンに世界を奪われたと思った虎族は、ファヌンの民を攻撃し始める。抵抗して戦いを続ける熊族のなかに若い女戦士セオがいた。苦しむ人々に涙するセオの姿に心を痛めたファヌンは、カジンの火の力を奪う決心をする・・・。
コムル村長に呼び出されたヒョンゴは幼いスジニをつれて中に入る。
村長は弟子たちに最後の言葉を言い残す。
玄武の杖は光を放って空中に浮き上がりヒョンゴは自分に渡された杖をみて呆然とする。

高句麗の国内(クンネ)城に旅立つヒョンゴとスジニ。杖をあちこち触ってみていたスジニは、ヒョンゴに神物がコムル村にあった理由を聞こうとしている。ヒョンゴは遠い昔、虎に仕えていた虎族のことを話し始める。


西暦384年。コムル村に知らせの鳥がやってきた。玄武の印を守り2000年の間、チュシンの王を待ってきた民族。しかし、コムル村の村長ヒョンゴは旅立ちの時。「ファヌン様とともに舞い降りた雨をつかさどるウサ」によって指名されたのは、スジニ(シム・ウンソン:子役)の養父。72代村長としてヒョンゴ(オ・グァンノク)と名乗るようになる。「クンネ城に行け。ヨン一族のホゲ様がチュシンの王であるのならば守らねば。そしてスジニを傍に置き、黒朱雀であると分かったらお前の手で処分しろ。」と遺言した前村長。お転婆娘のスジニを連れて国内(クンネ)城へと旅をするヒョンゴ。ファヌン様の話をスジニにだけは話さない村人。ヒョンゴはスジニにねだられ、しぶしぶ神話を語り始める。

2千年前、地上は火の力を持つ巫女(みこ)カジン率いる虎族が武力で支配していた。カジンを演じるムン・ソリさんは、このカジンの野性的な感じが意外にお似合い。ムチムチ立体的な体つきだからかな?

そんな世界を見かねた神の子ファヌン(ペ・ヨンジュン)は、3人の守護神、雲師(ウンサ・青龍・東方)、風伯(フンペク・白虎・西方)、雨師(ウサ・玄武・北方)とともに地上に舞い降りると、神市(シンシ)となづけて首都とし、平和の国“チュシン国”を建国する。集まった人々はファヌンの民として平和に暮らし始めた。

だが、ファヌンに世界を奪われたと思った虎族は、ファヌンの民を攻撃し始める。ファヌンの民との激しい戦闘で傷ついたカジン。手負いの獣のようなカジンを癒すファヌン。(正直、ペ様は神々しさが足りない。CGで演出するよりも、演技をもっと位高くやってほしいな。口半開きは止めて。あと、眉毛が黒すぎて気になる)カジンは戦いを拒否するようになるが、虎族は奪われた世界を取り戻すことを諦めない。仕方なく戦乱にでるカジン。抵抗して戦いを続ける熊族のなかに若い女戦士セオ(イ・ジア)がいた。イ・ジアさんは美人!しかし、演技的にはまだ芯がない感じですね。新人らしいので、今後に期待。
苦しむ人々に涙するセオの姿に心を痛めたファヌンは、カジンの火の力を奪う決心をする…。「戦も出来ぬものに大地は治められない」というカジンに、「救いにきたのだ」と力を奪うファヌン。カジンの向ける火の力を紅玉に閉じ込め、朱雀の心臓と名付けた。ファヌンの首を取るという長老たちを殺し、ファヌンの元に走るカジン。
ファヌンはセオに朱雀の心臓と南方の民を託す。火は地上の民が見つけた物。火は民のものだってことで、人に託すのか。火を使うだけの器量がないというセオに「出来ないことを克服するのが人だ」とファヌン。火は技術の象徴良く使えば役に立つが、人殺しの兵器ともなるって奴ね。
ファヌンは「朱雀は優しく温和だが力が強すぎた」と説明し、この力を使うときは手のひらで覆い、セオの体を通して使うように。朱雀の温かい気持ちを胸で受けよ」と使い方を指南。朝日に願い事を・・・というファヌンに、セオは「ファヌンと結ばれたい」とか思っちゃってるのか?ファヌンは「私の傍で、私の子をうみ、大地の母となる人です」と神に報告。で、額にチュ。これを見たカジンは嫉妬と怒りの塊に。そりゃそうだわ。
ファヌンはセオを愛してしまった。持ってはならぬ欲望が、世を混乱に巻き込む。セオが身ごもったと知ったカジンは、攻撃を始めた。来世で結ばれたいという捨て身のカジン。セオは出産直後なのに、息子を侍女のタレンに任せて戦闘に。しかし、タレンが襲われ王子はカジンの手に落ち人質に。紅玉を持って来いとファヌンを呼び出すカジン。しかし、やってきたのはセオ。紅玉の力を借りたセオに怯むカジンは、子どもを投げ捨て、セオが驚いた隙に紅玉を奪う。ファヌンが子供を助けたが、セオは怒りで身の内に残った火の力を暴発させ、火の鳥・黒朱雀を呼び込んだ。おかげで村は全焼しそうだよ。フンベク、ウンサ、ウサが現れて黒朱雀を止めけど、朱雀は泊らない。朱雀を鎮めるためには、ファヌンがセオを殺すしかない。決断したファヌンは、セオに矢を放った。
残された息子・檀君(タングン)を抱いて、「どうして信じてくれぬのだ。お前たちを生かしにきたということを。お前もまた、私の民」というファヌンに、「お前の民になどなりたくない。私は私自らの王だった」と言い残して、カジンも崖に身投げ。いやあ、カジンかっこ良い〜。
火を消すための7日間の雨で世界は水の底に・・・。ファヌンは紅玉などの四つの神器を残して天に戻った。ファヌンが残した手形は高い塔となり、そこはアブルランサという虎族の末裔達ファチョン会の祭壇となった。ファヌンの民の末裔は、タングンによってアサダルを都にしてチョソンという国を作った。彼らはアブルランサを虎族から取り返すのが宿願。一方、ファチョン会も四つの神器を手に入れてシンダンスの封印を解き、天の力を得ようとしている。
で、どうやらスジンは火の使い手っぽい。10年前に拾われたスジン。そのころ、ファチョン会の本堂アブルランサでは、チュシンの星?を発見。この日、チュシンの王が生まれる。4つの神器を探す指令を発令!

第2話
「チュシンの星」
西暦375年。虎族の末裔(まつえい)である火天(ファチョン)会は、かつて神の子ファヌンの降り立ったチュシンの地の神檀樹(シンダンス)の上に阿弗蘭寺(アブルランサ)という祭壇を立てていた。王の誕生を告げる“チュシンの星”が輝くのを見た火天会の大長老は、同時に目覚めるとされる青龍、白虎、玄武、朱雀の四神の神器を捜し出して天の力を手にいれるべく、高句麗、百済などの各地へ兵士を送る。
そのころ、高句麗一の貴族ヨン家では現王ソスリムの妹で、当主ヨン・ガリョの妻の陣痛が始まっていた。一方、王の弟オジジの別荘では、臨月の女性が部屋を抜け出し、チュシンの星輝く空の下、人目を避けるように山の中へ・・・。
星が輝きを増すころ、白虎の神器を守る鍛冶(かじ)職人の一家と、青龍の神器を守るジン城の城主に、火天会の魔の手が迫っていた。また、火天会に攻め入られたサビ城では、城主の妻が幼い娘のキハに、生まれたばかりの妹と朱雀の神器である紅玉を託し、床下に隠れさせた。

10年後、ヤン王となった父オジジの教えを守り、息子のタムドクは愚鈍で病弱なふりをして目立たぬように過ごしていた。火天会に育てられたキハは、神殿に神官見習いとして送り込まれる。


空を仰ぎ見ていた火天(ファチョン)会の大長老は、チュシンの王が生まれる日チュシンの星が輝き天の神物が目覚めると言った。今日がその日であるかもしれないと言いながら神物を探すことを命ずる。コムル村の人々とヒョンゴは遠く離れた山から白いのろしが上がるのを見つける。

突然、一つの星が光りを放ち、その瞬間光が広がり爆発すると同時に赤ん坊の力強い泣き声が響いていく。ヨンガリョは陣痛で苦しむヨン夫人から出産の知らせがないのを心配し、何度もせかす。 火天会たちは神物を見つけるために村を探し、へ夫人は幼いキハの首に紅玉(こうぎょく)をかけてスジニを抱かせる。


かつて神の子ファヌンの降り立ったチュシンの地の神檀樹(シンダンス)の上に阿弗蘭寺(アブルランサ)という祭壇を立てていた。チュシンの王の誕生を感じた長老の指令により、鳥(部下たち)が飛び立った。
375年のコムル村。村長ヒョンスが、神器の目覚めの準備をしている。白い狼煙が白虎の神器の元にあがるという。息子のヒョンゴと、二つの神器があるハズの百済への出発をまっている。
一方、高句麗のクンネ城。貴族のヨン・ガリョは妻ヨン夫人(現王ソスリムの妹)の出産。
王弟オジジ(後のヤン王)の別荘では、臨月の女性が部屋を抜け出し、チュシンの星輝く空の下、人目を避けるように山の中へ・・・。
星が輝きを増すころ、白虎の神器を守る黒水靺鞨(こくすいまっかつ:鍛冶職人の村)にはファチョン会の兵士が。父とともに逃げる守り主パソン。白装束の兵士たちの不思議な力によって守られた。兵士は、高句麗より来た白虎の神器を受け取りにきた玄武の民だという。父は「俺は守った。今度はあいつの番だ」と言い残して亡くなった。渡した村人は既に逃げている。

青龍の神器を守る百済のチン城では、ファチョン会の兵士との戦いが。タングン様のもとで、東方を守る守護神に、私の息子を捧ぐと、息子チョロの心臓に突き刺した。心臓に吸収され、これで奪うことも出来ない。チョロは神器の強大な力を得た。
火天会に攻め入られたサビ城(朱雀の神器があるとされたところ)では、城主の妻が幼い娘のキハに、生まれたばかりの妹と朱雀の神器である紅玉を託し、床下に隠れさせた。母は死亡。それを床下から見るキハ可哀想だわ。隠れた床下は火事に、幼い妹を安全な所に隠すキハ。煙を吸い込んで意識を失った際に紅玉の力が発動してしまい、兵士に見つかってしまいます。アブルランサに連れてこられたキハ。お前が火を消したのか?と問う長老コワー。キハの右肩には、印が浮かび上がる(赤くも黒くもない!)
玄武の民は、残されたキハの妹の鳴き声を聞きつけ、赤子を助けます。額に印が浮かび上がるがすぐ消えた。黒朱雀ではないか?という疑いが。少年のヒョンゴに「黒朱雀だ。世界を焼き尽くす。始末しろ」と命令するが、ヒョンゴは「赤い印だった。黒い気配を感じた時に殺す。それまで傍を離れない」と主張。「お前の水の力で火の力を止めよ」と認めてもらいました。人間を恐れず心を通じ合える鳥=飼いならされた鷹=スジニと名付けてヒョンゴが育てます。

10年後、村長となったヒョンゴは幼いスジニとの高句麗のクンネ城に。馬車で寝泊まりと聞いて、呆れるスジニ。占いで生計をたてることにしたスジニとヒョンゴ。街でキハを見かけて、惹きつけられるように傍に寄るも、互いに成長しているから分からないよな・・・。
キハは、ファチョン会の命令で、左ほほにやけど跡のあるファチョン会の護衛に連れられて、高句麗の天地神堂に。巫女見習になります。
そのころ、高句麗17代ソスリム王。妹ヨン夫人を呼び、最後の時が近づいたと・・・。コ・ウチュン近衛兵は、ヤン王となったオジジの元に連絡を。オジジの息子・タムドク(ユ・スンホ君。ほんと、かわいいし、演技も上手いよねえ。「おばあちゃんの家」の頃からの素朴な少年っぽさは残しつつ、大人っぽさも出てきて、独特のカリスマ性もあるし、楽しみな子役です)は愚鈍で病弱なふりをして目立たぬように過ごしていた。
ヨン夫人も、王に「私が生んだ子がチュシンの王」とささやく。しかし、「オジジを次期王に任命する」と王。ヨン夫人は「オジジは王の血筋ではない」と大声で主張するも認められず。オジジに同行したタムドクは、王から「お前一人に全てをかけた。お前はチュシンの王となり、チュシン国を取り戻すのだ。4つの神器とその守り主を集めろ」と言葉を賜った。約束を交わしたタムドク。
西暦384年。高句麗18代故国壌王(コグギャン王=ヤン王)即位式。見習い巫女のキハと列席のタムドクは初めて出会います。タムドクは、王から「目立ってはならぬ。愚か者と思われて置くのが安全だ。王となる日まで、力を隠せ。コ将軍に守られた離宮から出るな」と。タムドクは「王になる=父が死ぬだから、王になどなりたくない。」だって。しかし、スンホ君のタムドク魅力あるなあ。ヨン様に代わってほしくない!ま、無理なんだけど。
体が弱いことになっているタムドク。ヨン夫人の子ホゲが、武術の鍛錬に精をだすのを眺めるばかり。やってみる?って教えてくれるホゲ。いい子なんじゃん!!
ヨン夫人の息子のホゲ。夫人はチュシンの王と認めるべきだと、夫をせっついている。父系社会だから、貴族の夫の息子じゃ王と認められないのか?夫は「争いで国が血にまみれるのが嫌だ」と言うが、ヨン夫人は納得いかない。
キハは、ファチョン会の命令で、チュシンの王と目されるホゲに近づくように言われている。ファチョン会の準備したお膳立てて、ホゲに助けられて知り合います。
キハはカジンの生まれ代わり。忍者かよ!って身体能力で、宮殿の中を探索してます。書籍を探してて、本を読みにきたタムドクに見つかっちゃった。「こっそり本を読みに来たのなら、一緒に読めば?」と誘われた。こっそり本に書かれている武術の型を練習するタムドクだけど、上手くいかない。キハが「私は外部の人間と話せないので、書棚に話します。どんな型も下半身を鍛えなければ」だって。キハ&タムドク可愛いわあ。

第3話
「毒薬の因果」
ヒョンゴとスジニは国内(クンネ)城でホゲの様子を探っていた。ヨン家に最近、薬売りのふりをした火天(ファチョン)会のサリャンが頻繁に出入りしていた。ヒョンゴの指示で、怪しい薬売りの後をつけたスジニは、ヨン夫人が毒薬を買ったことをかぎつける。
後燕(こうえん)との戦で手柄をたてたホゲが帰還する。世間ではだれもが、ホゲこそがチュシン王になるべく定められた、優れた人物だと噂していた。王の代理でホゲに褒美を届けにヨン家に行ったタムドクは、ヨン夫人に侮辱され、なぜ叔母でもある彼女が自分を目の敵にするのか不思議に思う。
そんな中、王になってから急に体調を崩し始めた父王を心配したタムドクは、薬を探しに神殿の薬草畑へ。そこで神官見習いのキハと再会したタムドクは、キハに王の病状を診てもらうことに。王を診察したキハは、原因は希少な毒物だと告げる。キハはそれが火天(ファチョン)会の毒だとすぐに気づいた・・・。
ヒョンゴはスジニにサリャンの跡をつけさせる。ヨンガリョの邸宅に潜りこんだスジニは、ヨン夫人とサリャンが毒について話し合うのを盗み聞きする。
藏書閣にいるタムドクは本を読んでいる最中、キハから贈られた砂袋を見つける。秘密の練武場で武術の練習をしているタムドクを、遠いところから眺めながら微笑んでいるキハ。

戦争を勝利に導いた高句麗軍が帰ってくる。将軍たちの中にいたヨンホゲは堂々と周囲の声援に応えている。
ヨン夫人は憎しみのこもった目でヤン王を見つめるが、ヤン王は平静な面持ちで自らお茶をいれる。茶碗の割れる音に驚いたタムドクが飛び込み、倒れこんだヤン王の脇を支える。


スジニは街でヨン家に出入りしている薬売りの怪しい男サリョンを付けて毒薬を売っているのをキャッチ。子どもだから疑われにくいってことで、師匠ヒョンゴや飴売りに扮したヒョンミョンがスジニに命令したのね。スジニは、食事もさせずにこき使って!って怒ってる。それを見てスジニを庇ってくれた鍛冶職人の女性パソンに、しっかり甘えるスジニ。調子良いなあ。
クンネ城ではヨン家の王子・ホゲが凱旋。強い王子は民の希望でもある。民に祝の酒がふるまわれる。そこに、タムドクも陛下の使いでホゲへの褒美を持って挨拶に。ホゲは快く出迎えてくれるが、ヨン・ガリョが「褒美は将軍たちに与えてから」と言い出した。タムドクの使いを妨害する目的なのね。ホゲがフォローしようとするも、ヨン家奥様=ホゲ母がさらに追い打ちをかける。
ホゲは優秀なんだから、母は余計なことしなきゃ良いのに、帰って墓穴を掘って、ホゲを苦しめるような・・・。「お前はチュシンの王、天の使命を忘れるな」と吹き込んでいる。これは、王への逆心ともとられること。心配してやってきたタムドクがそれを聞いてしまうが、「皆がそう言っている」とタムドクはフォロー。ホゲは「酒のせいだ」と言うが、タムドクは「本当にそれだけ?」と不安になる。それでも、子ども同士、無邪気にじゃれあう二人。

キハに武道のコツを教えてもらいました。書棚を介して話す可愛らしい交際がはじまります。密かに武芸の稽古をするタムドクをこっそり見てるキハもほんとに微笑ましい。タムドクの方も、修行にはげむキハを盗み見しちゃったりしてさ。薬草畑でこっそり会ったりして、花に話しかけるタムドクと、薬に話しかけるキハ。初恋!って感じ。陛下の様子がおかしいのを心配しているタムドクの相談にのってあげたキハ。
タムドク、無理やりキハを引っ張って、「陛下を助けて。側近は信じられない。君は信じるよ」って陛下の元に連れて行った。「スパイ」として生きるキハにとって「信じるよ」という言葉は重いだろうねえ。診察したキハは、毒の存在に気が付きました。闇の呪術の毒と指摘。キハは忍者並みの能力を持ったスパイ。密かに会っているファチョン会のサリャンも、影の従者って感じで萌えですねえ。
タムドクは、近衛兵を使って、毒を飲ませている医師を捕まえた。キハの協力で薬を発見。報酬も見つけ出した。しかし、タムドクは彼を強くは追及しない。「褒美の品の印をみて、誰だか分かってしまった」タムドク。世話係のコ・ウチュン将軍に、ヨン家を捕らえられるか?と相談。かなり難しいと分かって、「負ける戦はしない」と言うタムドク。
タムドクは、ホゲを呼び出した。毒の勉強しているというタムドクに、「勇士たるもの毒などに熱中せずに、一緒に狩りに行きませんか?楽しいですよ?」と無邪気で明るいホゲ。そのホゲは離宮に出入りしているキハが気になって仕方ない。タムドクと親しいのか?って、そんなことが気になる無邪気な少年。
タムドクは、キハや離宮の護衛の前でだけは、矢の腕前を見せ、心の内を明かす。キハも直接話しかける。「臆病なのは演技だけでなく、犯人を知っていて何もできない僕の本当の姿だ」。うーん、子タムドクはホント良い!でも、正体を暴かれることで戦乱のきっかけを待っていると分かるから、タムドクは何もできない。「虎を掴まえるのに斧一つで飛びかかるのは、勇気ではなく愚か物だ。恐れるのは知恵があるから。怖くても辞めないで知恵を絞ることが勇気」と育ての親の助言を教えてあげるキハ。タムドク「いつも傍に居て。僕が振り返ったら、見える所に・・・」って、初々しい初恋だなあ。
この助言ですが、火=技術=人の知恵の民の虎族らしいですね。彼らは、神の恩恵にすがるだけでなく、神(=自然)の力を利用し自ら工夫して自立しようという民族。暴走すると残虐になるが、一方では強く気高いところがある。この助言が、神の子タムドクを支えることになるっていうのが面白い。
タムドクは、ヨン夫人を呼び出した。毒の薬を持ち出して、「ヨン家に王が授けた金が報酬だ。」と嫌味を。疑ってはないといいつつも、「ホゲに頼まれたと主治医が自白した。ホゲは捕らえた」と伝えた。「ホゲを傷つけたくない」と言えば、誰かが自白するしかないわな。ヨン夫人、毒で自殺。死に際のヨン夫人は「チュシン国を再建し、王になれ。偽の王タムドクに気を付けろ」と最後の言葉を残した。これは、ホゲが気の毒すぎるなあ。ホゲは側近になる身なんだし、タムドクもミスってるよな。
ホゲは、タムドクへの不信感で一杯になってしまってる。そこにタムドクが弔問に。ヨン夫人の罪を彼女の夫とホゲに告げ、「叔母上に事情を訪ねたが、まさかご自分で毒を飲まれるとは・・・」って、ちょいワザとらしいぜ。これじゃ、ホゲは信じられないよなあ。

第4話
「王になる条件」
ヨン家を訪ねたタムドクはヨン夫人自殺の経緯を語る。タムドクの言葉に耳を貸そうとせず取り乱す息子ホゲを止め、ヨン・ガリョは静かに話を聞く。タムドクの巧みな戦略に、今までタムドクの愚鈍なふりにすっかりだまされていたと知り、ホゲに、誰もがホゲを王の器と認めるときまで待とうと話す。
ヤン王は、ヨン家に自らの聡明さを知らしめてしまったタムドクの身を案じ、激怒する。タムドクは、なぜヤン王の妹であるヨン夫人が王や自分を憎んでいたのかと質問する。王はヨン夫人が自分を兄と認めなかった事情を語り始める・・・。

時は過ぎ、青年になったタムドクは、連日宮殿を抜け出しては遊び歩いていた。ある日、賭場でスリを働く少女スジニを目にし、興味を持つ。


タムドクを叱り付けていたヤン王はよろけながら椅子に座り、タムドクに彼自身の出生について話を聞かせる。
チュムチの斧をみたパソンは尋常ではないと思い斧を返し、その使い方をみたパソンとスジニはびっくりする。

撃毬(キョック)大会開幕の二日目。市場を歩いていたスジニは男たちとぶつかりながらスリをし、タムドクはそんなスジニを面白そうに見ている。北軍の馬屋で泥棒扱いされたスジニはそこから逃げ出し、タムドクの助けで危機を免れる。タムドクとともに酒屋に入ったスジニは笛を吹いているタムドクをしきりに気にしている。


ホゲ、父に「殿下は毅然とされているのに、子どものように駄々をこねるな!」てホゲを叱責。タムドクは、ヨン家反乱の恐れがあったためにホゲを人質に取ったと説明し、「嘘をつくのは臆病者のすることだ」とか言っちゃった。「主治医は血迷っていたのです。だから首をはねた。陛下の命を狙うものがいるなどという妄想を言うものはなくなった。」というタムドク。ホゲに「すまない」とか言っても、ホゲは納得しないだろう。
寛大な処理に感謝しながら、タムドクに負けたと感じるホゲ父・ホゲ。能力がないという偽りに騙されてきたことを痛感し、「チュシンの星の伝説に頼らず、焦らずに力をつけよ。」とホゲに助言を。ホゲも、王になればタムドクへの恨みを返せるかと、タムドクへの怒りを育てる。
タムドクは王に「能力を誇りたかったか」と怒られた。「なぜ、血がつながっているのに争うのか!」とか言ってるが、あんたも血のつながったホゲを傷つけたっしょ〜。お馬鹿な子ですねえ。
王の母はファンド城で捕虜となり、敵地・前燕で子を生んだ。それが王。敵国の血を引く可能性があるため、ひっそりと生きてきた。王は「母は捕虜となたっ時に既に身ごもっていたのだ」と言い聞かせ、高句麗の血が流れているのだと言い聞かせた。

落ち込んだタムドクはキハに会いに。武芸書を手に練習をするキハ。書庫から盗んだという・・・。足の運び方を一緒にお勉強。戦ができれば良い王になれるか?親しい友の母親を死なせたのに、良い王になれるか?と問うタムドク。キハは、「強く俊敏になっていただいて、危険な場面でも逃げ延びてもらいたい」と願う。かわいい初恋っすね。

数年が過ぎる・・・。信義を重んじるジュムチ傭兵団の男・チュムチと出会ったスジニ。鍛冶屋の女性パソンらも交えて、イキイキと暮らしている。
タムドクは身分を隠して、クムル城下によく出かけている。子供達や町の人と仲良くなって、色々と手助けしてる。キハは巫女としての修行とともに、タムドクと馬を走らせるなどの交流を続けていた。ホゲは武芸に励んで強い男に成長した。

タムドクは、町でスリをやって暮らすスジニを見かけ、その自由で元気な振る舞いに心を奪われます。この自由闊達な性格を見ると、スジニの方がカジンの生まれ変わりっぽい設定だね。ま、演じる人間がアレだから、キハ=カジンってことなんだろうけど。

黒軍(チョルロ族)の陣営。馬の餌に細工をしようと絡んだスジニ。彼らは逃げたのに、スジニは泥棒と間違われて追っかけられちゃった。見かけたタムドクがさりげなく助けてやって逃げきった。彼の馬車に潜んで逃げたスジニは、人見知りせずにすり寄ってくる。厚かましさ全開!のセリフ回しは、韓国ドラマのヒロインにありがちですよね〜。で、苦手なんだよなあ。

金づるにしようと遊郭につれてったのに、タムドクは常連さんだったよ〜。笛の技術で、女性たちを虜にしているみたい。しかし、追手に見つかっちゃった。助けて欲しいのに、「時間がない」と行っちゃったタムドク。卑怯だぞ!って、タムドクは何もしてないし!「私は悪くない!」キャラなのかスジニ〜。苦手だ。顔は凄い好みなのになあ。

キョック大会で、家臣たちが集まるときだから、隙を見せるなと父に怒られちゃった。タムドクは、キハの火を操る力を知っていて、無邪気に「見せて〜」ってアホの子風味だな。「王宮には一緒に笑える人が誰も居ない。一緒に逃げて暮らさないか?」とか言っちゃって〜。

スジニはタムドクに付きまとって、黒軍に賭けて儲けよう!とシツコイ。イカサマ占いをやるヒョンゴのイカサマを暴いて、散々巻き上げたタムドク。
ホゲは闊達で優しい子だったのに、笑顔を失くしてしまい、黒軍にも卑劣な工作をしている。キョック大会(クロケットみたいな奴ね)当日。タムドクは民衆にまぎれて観戦。神技を司るキハに見とれちゃってます。青軍・東方・順奴(スンヌ)族、黒軍・北方・絶奴(チョルロ)族・スジニ一押し、黄軍・中央・桂婁(ケル)族・ホゲが首長の入城。ホゲ、やっぱ強い〜。
その頃、刀を届けるパソンに、久しぶりにチュムチが会いにきた。

第5話
「決勝戦の行方」
国中の貴族が観戦する撃毬(キョック:馬上で行う球技)大会。ホゲはこの大会で優勝し、自分こそが王に相応しいと万人に認めさせる気だった。ホゲ率いる黄軍は青軍に圧倒的な勝利を収め、あとは翌日の試合で黒軍に勝つだけになる。だが、大衆に紛れてスジニと一緒に試合観戦していたタムドクが不正に気づく。それを聞いたスジニは、試合を終えた黄軍の兵士たちのもとへ。不正をばらされたくなければ、金をよこせと脅すが、逆に兵士たちに襲われる。そこにホゲが現れ、そしてタムドクもやってくる。

観客席にいた火天(ファチョン)会の大長老は、ホゲが勝利の雄たけびをあげたとき、“朱雀の心臓”が淡く輝きだしたのに気づく。大長老はホゲ、そして王の席の近くに控えるキハに目をやり、2人が揃った場所で光りだした神器に、ホゲこそが予言のチュシンの王だという確信を強める。ちょうどそのとき、タムドクが目の前を通り過ぎたことなどには気づいていなかった。


撃毬(キョック)場。黄軍に攻められた青軍選手の一人が馬から落ちてしまい、観客席で競技を見ていたタムドクはスジニに、撃毬棒は元々竹で作るべきではないのかと聞く。観客たちの歓声の中で表情もなく座っていた大長老は、紅玉の首飾りが光を放った瞬間、前方を見つめる。
黄軍のバラックに入ったタムドクは、ホゲに割れた撃毬棒の中にある鉄を見せ、スジニには金をいくらか握らせてこのことはなかった事にしようと提案する。スジニはタムドクが太子である事に驚く。キハはスジニとともに笑っているタムドクを遠くから見ている。
撃毬大会の決勝戦を前にして酒を飲んでいた黒軍は暴漢の襲撃を受け、走って来たタムドクはセドルを支える。
ホゲ優勝!野性味があって、なかなかカッコイイ!キョックはかなり激しい格闘技的な要素のある競技なのね。打球棒は空洞の竹を使うのがルールなのに、ホゲの黄軍のは金属が仕込んであるんじゃ?とタムドク。それを聞いたスジニは、試合を終えた黄軍の兵士たちのもとへ。追いかけるタムドクをキハが気にしてるよ〜。
不正をばらされたくなければ、金をよこせと脅すスジニ。逆に兵士たちに襲われる。そこにホゲが現れて止めてくれた。しかし兵イルスが「この女が水甕に薬を入れた」と騒ぎだし、追及されることに。
そしてタムドクもやってくる。「あらいざらい話すのは、ホゲの方ではないか?」と打球棒を壊して見せた。知らなかったホゲは呆然。「金を握らせて黙らせろ」というタムドクに「太子様。このまま伏せてはおけない。告白する」と言ったホゲ。しかし、宮を抜け出したのをばらされたくないからと、タムドクは口止めさせた。
タムドクはスジニにも口止めします。どうして庇うのか?というスジニに「ホゲに借りがあるから返したい」というタムドク。それをこっそり見てるキハは、タムドクが心から笑うのを見て、嫉妬の気持が芽生えます。

ホゲはタムドクに会いに来て「やはり公表する」と粘る。それを止めるタムドクに「ならば、このまま突き進む。何もせずに王位を得。人の母を殺して代償を払わぬお前とは違う・・・。死ぬほど努力せねば認めてもらえない」弱みを握られないためだと言いながらも、ホゲなりに正義の道を進もうと考えてるのに、タムドクが止めちゃった形になった。
ホゲは、兵士たちの黒軍に勝つための策にのってしまう。黒軍ではチョルロ部族長セドゥルやチャグンドルが酒を飲んで明日への闘志を養っていた。それをチンピラに襲わせ怪我させた・・・。タムドクが駆けつけて、彼らの治療をしようとするが、キョック大会に出るためには怪我がばれるとヤバい。タムドクはキハを頼ることに・・・。宮中から呼び出して治療させる。
キハとスジニ姉妹の出会い。気安く話しかけるスジニに、キハは治療法を教える。キハとタムドクの目くばせに、スジニは何か感じたみたいね〜。
セドゥルはスジニとタムドクの素性を疑います。北から敵に責められて選手を多く失った黒軍。敵の攻撃に応援を送らなかったクンネ城の連中は信用できないという。全財産を賭けたからとは言ったけど、キハの素性考えたら、この言い逃れは無理があるよな。

決勝戦。黒軍は強いけど、怪我した選手はやはり厳しい。選手交代を命じられたが交代選手がいない。棄権の危機!タムドクはスジニを誘って密かに選手出場することに・・・。っていうか、登録してない選手でもいいのかよ?これじゃ、何人でも選手つかえるってことじゃん?ホゲとの一騎打ちで盛り上がるからいっか!
タムドク得点で優勢に。しかし、スジニの顔ばれだし、タムドクもバレて集中攻撃(ま、主要選手を攻撃するのは当たり前だけどね)されて落馬して面がとれ、太子とばれた。
「私の独断です。寛大な処分を」と王に願ったが、「一つの部族に太子が肩入れするなど」とヨン・ガリョは言う。王は「国民を欺いた。関わった黒軍を投獄せよ」と命じた。スジニ達はヨン家の牢屋に囚われた。
しかし、太子をとらえる牢はないので、太子は霊廟に謹慎という形に。第3近衛隊長のカクタンをはじめとする近衛隊が見張られている。30手でカクタンを負かせば、外出を許可するという。で、タムドクはなかなか強くて勝利!

観客席にいた火天(ファチョン)会の大長老は、ホゲが勝利の雄たけびをあげたとき、“朱雀の心臓”が淡く輝きだしたのに気づく。大長老はホゲ、そして王の席の近くに控えるキハに目をやり、2人が揃った場所で光りだした神器に、ホゲこそが予言のチュシンの王だという確信を強める。ちょうどそのとき、タムドクが目の前を通り過ぎたことなどには気づいていなかった。
ホゲがチュシンの王ならば、彼を王位につけて神器を探すように差し向けるのが長老の狙い。もっと確認するためにと、長老は朱雀の心臓を持ってヨン家を訪問し、神器と四神について語り、朱雀の心臓を持っているという。そして、キハはひそかにヨン家に近づこうとし、大神官に見つかってしまう。

第6話
「陰謀の序曲」
撃毬(キョック)の試合で、公平であるべき太子タムドクが一部族の黒軍の選手として参加したと判明し、場は騒然となる。王はタムドクを霊廟(びょう)に閉じ込めるよう命じ、スジニと黒軍の選手たちはヨン家の牢(ろう)に投獄される。
タムドクは監視役である第3近衛隊のカクタンと勝負をして勝ち、霊廟(びょう)を抜け出すとヨン家へ向かう。そして黒軍選手たちの釈放を求める代わりに、ヨン・ガリョにある約束をする。
2人の話を盗み聞きしていた火天(ファチョン)会の大長老は、ヨン家に取り入るため、まずはホゲの心をつかめとキハに指示。美しい姿でろうそくに火を灯(とも)すキハをホゲが見つめていると、隣室ではヨン・ガリョと大長老が見守るなか“朱雀の心臓”が光りだす。同時刻、牢(ろう)で寝ていたスジニに一瞬、前世の黒朱雀の記憶が蘇る…。

宮殿の貴族会議では、重臣たちがタムドクの太子廃位を主張。すると王は大神官を呼び出し、タムドクの出生の秘密を語らせる。


ヨン・ガリョを訪ねたタムドクは黒軍の選手達を解放するようにを頼み、自分に太子の地位を渡せと言いたいのかと尋ねる。時がくればホゲに太子の地位を渡すから少し待って欲しいとタムドク。そんなタムドクをヨン・ガリョは何も言わずに見ている。二人の話を盗み聞きしていた大長老は静かに去っていく。牢獄の中で寝ていたスジニは顔を照らす炎に驚いて大声を出す。

国内城の大殿に集まった重臣たちはヤン王を中心に会議を始め、チョ・ジュドはヤン王に新たな太子を求めている重臣たちの意見を伝える。天地神党の大神官は重大な証言をするために会議に列席し、チュシン王の星が光った夜に生まれてきた王家の血筋はタムドクだと言う。


カクタン(第3近衛隊長)タムドクを「黒軍はヨン家の牢だ」と教えて送り出す。
正面からヨン家を訪ねちゃうタムドク・・・。「私を懲らしめたいだけでしょう?何をお望みか?私が太子を引けば、黒軍を解放してくれるか?」とタムドク。
「チュシンの印があったホゲに、いつかは引くべきだと思ってきた。父上を殺して王の座を奪う気がないのであれば、もう少し待ってほしい」というタムドク。(ヨン様って、位高い演技ができてないよなあ。体幹の使い方が下手なんだと思う)
それをヒョンゴと手下ヒョンミンが見ています。ヒョンゴは神器をつかって霧を出して、その隙に中に入ると言うが、ヒョンゴは村長になっても、その技を使えない。

捕まったキハは「幼い育ててくれたひとに会うため」と説明。大神官は「太子の夜伽でもしていたか?」というが、「太子は将来のある方。私などのために抜け出したりはしない」とキハ。しかし、ヨン家のものが「キハに占ってほしい」と頼みに来て、ヨン家に呼び出される。
ヨン家で大首長と再会したキハ。タムドクが太子の座を差し出すと言ったことを聞かされ、「王が死ぬまでは待てぬし、ホゲに簡単に王になられてはファチョン会の地位が弱くなる」と説明されます。「ホゲの心をとらえよ。その間に、平和すぎる高句麗に混乱を起こす」という大首長。

ヨン家の牢では、黒軍の連中と賭けごとやって楽しく過ごすスジニの姿が。

帰還したタムドク、霊廟を見舞ったヤン王に見つかっちゃった。で「ヨン家に行ってきた」と報告。「正しい王がいるのだから、太子の座を差し出してクンネ城を去る。王宮での日々は幸せか?愛する人と1日でも良いから暮らしたい」とキハと逃げだすことを考えているタムドク。王が「お前は待ち望まれたものなのだ」と説明。
タムドクはキハの優しさを思い返し、王宮での苦しさと、自分に課せられた責務について思いを巡らせる。

ホゲは父に祭室に呼ばれた。そこには祭事の準備のために、術によって火をつけるキハの姿が。(キハの神事は綺麗だったな)その不思議な姿に、心を奪われ、幼いときから胸に温めたキハの姿を思い返するホゲ。
しかし、キハの心にあるのは「いつも傍に」と言ってくれたタムドクと、スジニと居るタムドクの姿。
キハの神事によって、朱雀は目覚めた。(ヨン家にタムドクはいないけど、王宮にいても朱雀と反応する位、力が強いってこと?)そして、飛び立った朱雀はスジニの元に。朱雀の幻影を見たスジニは錯乱。
神事を終えたキハはヨン家に滞在し、次の神事にそなえることに。「私を覚えているか?」と聞いたホゲ。良くお見かけしたと答えられて嬉しそうなホゲ。

ヒョンゴは「神器と、守り主と、チュシンの王」がそろったら印が現れるという伝説を頼りにチュシンの王を探している。しかし「印」が何なのかは分からない。

黒軍のチョルロ部族長ホッケが、クンネ城にやってきたが「部族会議には出席させられぬ」とはねのけられた。陛下と会うまでは引かぬと、武力で門の前に張り付いた。
王宮では今回の件についての審議が貴族会議で行われている。「タムドクを次の王と考えているものがいないため、タムドクは部族のひとつでも味方につけたかったのではないか?」と、新しい太子を求めるホゲを太子とするように願う嘆願書が提出された。
大神官が「チュシンの王」についての証言をなす。王が目覚めるときまで、そのことを隠せとのお告げがあり、それに習ってタムドクが誕生したことを告げる。「チュシンの王はタムドク1人である」と言い放つ。守る必要があったから隠してきたと宣言し、「王座をタムドクに謙る」と宣言した王。タムドクを守るために、犠牲になったホゲが気の毒すぎるなあ。王になるべきものとして育てられた高いプライドと自負を捨てるのは、そりゃあ苦しいことだろう。最初から諦めて生きたタムドクが王座を捨てるのとは訳が違うっしょ。

コムル村の修行者カムドンから、その話を聞いたヒョンゴは「何かの間違いだ」と言う。ヨン家のホゲを見守ってきたヒョンゴは「間違ったのか?」と、コムル村に戻って資料を確認するという。
ヨン・ガリョは「あれは嘘だ。天の心に神官が背くとは!」という。ホゲは「チュシンの星」などという伝説を信じてない。その伝説に囚われたために母が死んだと思っている。しかし、ガリョは「あれを目にすれば信じるしかない。俺は天の御心を愚弄する王と大神官に挑む」とまでいう。
そして、キハとホゲが出会った時に朱雀が輝いた話をして、ホゲを動かしてファチョン会長老と引き合わせる。キハと再会し、笑顔を見せるホゲ。

キハは長老に「タムドクは王位に興味がない。彼に対して謀反を起こすのは意味のないことだ」と訴え、タムドクを殺すのでは?と長老を止めようとする。「たった一人の男のために、ファチョン会の夢を潰すのか?」朱雀が見せる「ファヌンに心奪われたカジンの悲しい結末」によって、タムドクへの恋心を封印せよと説得されるキハ。

一方、大神官は「目覚めるまで隠すべきtというお告げだったのに、早すぎたのでは?」と不安がっている。しかし、王は「王座を差し出すなどというのだ!」だって。え?これはタムドクにだけでも告げれば良かったんじゃねーの?
王は、「ホゲとの戦いでホゲが勝利するのであれば、ホゲがチュシンの王。彼が王座に就くのが国のため。揺さぶりを起こして目覚めさせなければ。」という。

タムドクは霊廟で亡き王、特に高句麗の始祖、チュモ王の刀に興味を示す。私の問いに、歴代王の霊魂に問いかける。「王座を譲れば、王宮で国民同士が争うこともなくなる。子どものときから、ホゲだけが私に笑いかけてくれた。友達になりたかった。しかし、ホゲの母を殺してしまった。ホゲなら良い王になる。安心してくれ」

ヤン王はチョルロ部族長に面会。「ヨン・ガリョに振り回されるな。」といいよる族長に、「チョルロ部族は王妃を出す部族。明日、タムドクの即位式をする。王妃を出してほしい」と王は相談した。こころよく受けたチョルロ部族長・ホッケ。

ファチョン会とヨン家は各部族の長男を密かにさらっている。そして、「陛下が子息をさらった」と吹き込んだ。「即位の座で部族が反対すれば即位出来ぬ。それを抑えるため」だと言われて、王のやることだから即位に反対はしないつもりだった部族長にも反発が芽生えます。「王が急ぐのは、本物の天の証拠が現れ始めたからだ」と、ホゲこそがチュシンの王だと見せようとする。
キハが朱雀の守り主と紹介され、ホゲと貴族の目の前で朱雀のパワーを見せ、チュシンの王・ホゲに挨拶をするパフォーマンスを。このパワーは強く、城下ものにも片鱗が見えるほど。

第7話
「都を追われて」
3部族の部族長の息子たちが何者かにさらわれる。ヨン・ガリョは部族長たちを集めると、王がタムドクの即位に反対させないために人質に取ったと信じさせ、キハに“朱雀の心臓”の守り主としてホゲがチュシンの王だと証明させる。そのころ、朱雀の神器の守り主とチュシンの王が出会ったという報告がコムル村に届き、ヒョンゴは集会を開く。朱雀の神器の守り主らしき女性が、悪なる火天(ファチョン)会の大長老と一緒にいたという報告を聞き、村人たちはざわめく。守り主はスジニではなかったのか。

新王即位式に出るように言われたタムドクは、父ヤン王にホゲを王にすべきだと告げる。ヤン王はタムドクに、彼もまたチュシンの星のもとに生まれ、母親はタムドクを守るために命を落としたという事実を明かす。
王は神殿で即位式を始めようとするが、息子を誘拐された部族長たちは抗議を続ける。
一方、誘拐事件を知ったタムドクのもとに、心配したキハが駆けつける。


ヒョンゴの呼び出しを受けてコムル村に集まった弟子たちは朱雀の神物がチュシンの王にめぐりあったという知らせに驚く。タムドクは正午に新王即位式の話をカクダンに聞いてヤン王を訪ねる。ヤン王はタムドクに香水を渡し、自分の出生についての話を聞かせる。香水を見下ろしていたタムドクはゆっくりとヤン王を見つめる。

ホゲの助けで外に出たキハは、ヨン・ガリョが三つの部族長の長男を拉致したとタムドクに伝える。タムドクはキハとともに彼らを助けに行く。ケマ武士大将チョクワンはタムドクに高句麗のために自殺することを求めるが、タムドクはそれがホゲの願いなのかと怒りを表す。その瞬間ホゲが馬に乗って現れる。


キハは朱雀の守り主と貴族に紹介され、ホゲをチュシンの王と理解させるためのデモンストレーションをやった。ホゲは野性的な顔と真っ直ぐな性格が好きなんで頑張ってほしいんだけど、やっぱ悪役になっちゃうのねえ。

コムル村に帰って真意を確かめようとしていたヒョンゴに、情報がもたらされた。村人を集める「知らせの鳥」と見たスジニは、なんとか牢を出ようとしてるけど無理。「やるだけやったから仕方ないか!」なスジニ。

コムル村では、印が出た以上ヨン家のホゲがチュシンの王?しかし、ピョンヤン城のヒョヌンは、神器はファチョン会に、朱雀の守り主はコムル村にある筈だ。ヒョンゴンは「百済から朱雀の守り主=スジニ(額の印)を守ったではないか」という。しかし、ヒョンミョンが「守り主らしい女がファチョン会にいる」と言い出した。
守り主はファチョン会の焼印によって、ファチョン会から逃れられないのでは?とヒョンゴは心配している。

キハは、その焼印を潰そうと刀を宛てるが、どうしても弾かれてしまう。気を失った彼女に、ホゲが会いにきた。「ファチョン会と父が画策した貴族の息子誘拐を知っていたか?」と問い詰めるホゲに「ご存じだったのでは?」と冷たいキハ。「軽蔑している人間でも王と呼ぶのか?」と問い詰めたホゲに、「私がそういったのか?」と戸惑うキハ。「ある方を救いたいのです。彼がいなければ生きていけない」とホゲに願った。
ホゲはファチョン会長老を問い詰めたが、彼は「王位に犠牲はつきもの。」とあっさりしている。

タムドクは、「即位式だ」と霊廟から出された。「王にはならぬ」というタムドクに、「母が命がけで産み落としたチュシンの王がお前だ。」とお告げを説明した。それでも「内紛がおこる」と嫌がるタムドクです。
即位式に5つの部族がそろわないと即位式は出来ない。貴族の息子たちの問題があってトラぶっている。そこに、キハが真実を告げにやってきた。即位式を強行すれば謀反になる・・・。「神殿には行けないから、辞退が収まるまで宮殿を離れる」という結論をだしたタムドク。王の護衛をカクタンに託して出て行きます。タムドク・キハは王命を受けた騎馬隊と一緒に移動して、部族長の息子救出に向かう。
しかし、騎馬隊長が「太子が命を投げ出せば、高句麗の内乱は収まる」とタムドクとキハを取り囲んだ。キハが「何か思い違いをしている」と云い募るが、「あなたは朱雀の守り神。」と言われて黙ってしまった。タムドクが「チュシンの星の元に生まれたホゲが望んだことなのか?」と問い詰めた。
そこに、ホゲが登場。「殿下もチュシンの星のもとに生まれた。二人も居てはまずい」ホゲはキハへの思いが叶わなかったこと、自分の父がやらかしたことなどもあり、苦しい道を選んでしまった。キハが睡眠針でタムドクを眠らせた。「私は、明日の日の出までに戻ります」というキハに、「クンネ城から離れ戻ってこないよう。次に会った時は殺すしかないと伝えてくれ。今度の陰謀は私に関係ない。私が王になるのであれば、昼の光の中で行う。あなたを待ちます」って、ホゲはむちゃ切ないじゃないか。

ヨン・ガリョが「チョルロ部族が誤った忠誠心で、3部族の息子をさらったのでは?」と進言して、チョルロ部族を牢に閉じ込めていることを正当化。
兵がクンネ城に向かっているという情報が。謀反ですな。チョルロ部族は「我らが3部族を蹴散らす」と進言したり、かなり好戦的。王はタムドクが救いを求める場所として、チョルロ部族の村が必要だと判断し、チョルロ部族は領地に帰るようにと指示。
ホゲは父に「太子を逃がした。卑劣な手段をとるとは。」と攻め立てる。しかし、「キハに良い姿を見せたいがために、タムドクとホゲが争う内乱を呼んだのだ。」と、逆に王としての責任を問われる。

キハは安全のためにタムドクを流民が寄り添っている場所に連れて行った。飢えた人々見てショックなタムドクに、実態を教えてくれるキハ。「私に何ができるのか?」と問うタムドク。キハがホゲに仕えるってのも、かなりのショックみたい。キハの意志ではどうにもならぬことと分かってはいても・・・。
一晩、寄り添って眠るキハとタムドク。眠っているタムドクを残して帰るキハ。残された手紙には「クンネ城の門は閉じられた。陛下をお連れしてチョルロ部族で会いましょう。あなたと共に生きた後、天罰を受けます。お待ちください」と手紙を残した。

第8話
「張り巡らされた罠」
キハとともに部族長の息子たちを探しに行ったタムドクに、護衛のはずの騎馬隊が自害を迫る。駆けつけたホゲは、タムドクが二度と姿を現さなければよいのだと告げて去る。難民村でキハはタムドクへの愛を告白し、2人は長年の思いを遂げる。翌朝、王を救って戻ると置手紙をして出て行ったキハだったが、火天(ファチョン)会に連れ戻されてしまう。戻ったキハを見てうれしそうなホゲに、キハは…。
キハの依頼でサリャンは、チュムチ率いる庸(よう)兵団を雇う。王の味方である絶奴(チョルロ)部の黒軍選手たちを牢(ろう)から救出し、タムドクを絶奴部へ連れていけと命じる。だが、サリャンの動きはすぐに大長老の知るところに。

ヨン・ガリョは3人の部族長たちを扇動し、謀反を起こさせる。宮殿を3部族の兵士たちが取り囲んだ状態でヨン・ガリョはヤン王に直談判し、王位を捨てるよう提案する。

一方、難民村のタムドクには火天会の兵が迫っていた。


キハはホゲに紅玉の首飾りを渡し、朱雀の主人は自分ではないと言い、タムドクに会わせることを求める。サリャンはチュムチを訪ね捕まっている人々を助けてくれるよう求めるが、ヒョンゴはこれが罠であることに気づく。大長老はキハに、タムドクは明日の朝日が昇るのを見れないと警告する。

タムドクに会いに行こうとするスジニをチュムチが止めるが、スジニはいつの間にかいなくなってしまう。ヨン・ガリョはヤン王にある程度の土地を与えるからそこで静かに暮らして欲しいとの気持ちを伝える。しかし、ヤン王は自分の一番大事な役割は、将来タムドクが高句麗の王になるようにする事だと言い返す。火天会はタムドクを探し出し、難民村を出発していたタムドクは火天会を攻撃し始める。


王を救って戻ると置手紙をして出て行ったキハだったが、キハはファチョン会に操られて追手を撒き切れずに、一人戻ることに。「待っていた」と体調を心配するホゲに「あの方は私の思い人です。」と告げて、朱雀の心臓にふさわしい人間を探してほしいと、朱雀をホゲに託す。「朱雀もチュシン国も、私には価値がない。私が朱雀の守り主であるはずがない。王におなりください。そして、私を自由にして。ひっそりと隠れて暮らすから」ホゲ、可愛そう過ぎるなあ。また、彼の演技が良いんだ!

それを聞いていたサリャンに「チョルロ部族を救ってほしい」と願ったキハ。
女鍛冶職人のパソンの元に、サリャンが「人手が欲しい。チョルロ部族の処刑前に牢やぶりをしてほしい。」とやってきた。傭兵・チュムチが「刺客だろ。目ざわりだ」と声をかけた。「背後は狙わない。女子供・老人は狙わない。顔が気にくわない奴の依頼は受けない」っていう主義だというけど、「顔は見せられないが、わが部族のものなのだ」と嘘ついて願った。
チュムチは、部下のマンドゥクに探らせて、牢やぶりを実行しようとしてる。

しかし、ファチョン会長老に激しく叱責されたサリョンは、牢やぶりに先行して、看守を一人で倒します。ヨン家で働くタルビは、夫の看守が死んでるのを見て駆け寄った。彼女を殺そうとしたけどスジニが咄嗟に止めた。チュムチ達がやってきたので、火をかけてチョルロ部族の紋章を奪って逃げるサリョン。そして、「牢やぶり」だと声をあげる。
戦闘が始まります。セドゥル(チョルロ族長フッケの長男)と逃げるスジニだが、火をつけられたことに怒って戦闘に参加(こういうのがスジニのキャラ的に嫌。能力ないのに積極的すぎる)。パソンとヒョンゴが馬車を用意して待っててくれて、とにかく脱出成功。

チョルロ部族は国外に脱出するので、セドゥルと別れたスジニ。コムル村のヒョンミンは「チョルロ部族長が私兵を使ってヨン家の牢を破ったと噂になってる。」と不審がっている。それを聞いたスジニはヒョンゴから逃げ出して単独行動に。太子に会いに難民村に行こうとしてる。

ヨン家は「チョルロ部族が居なくなったなら、人質の子息たちの命が危ないのでは?王に頭を下げねば」と責められたが、「臣下の子供を人質に取るような王を認められるのか?」と煽って、王宮に攻撃を始めます。王は「高句麗の民同志で戦うのは・・・」と騎馬隊出兵を躊躇っている。それに、騎馬隊は部族の子息だから、王に反乱する可能性も高い。
近衛隊・コ・ウンチャンは「陛下をお守りします!」って言ってるけど、気持ちだけではねえ。
ヨン・ガリョは「領地を渡す。そこから出ないのであれば、静かな余生を」と交渉の席に。しかし、王はこれを突っぱねる。そして近衛兵コ・ウンチャンに、「チュシンの王はタムドクかもしれない。だから、軍を温存してタムドクを守ってほしい。もし、チュシンの王がタムドクでなかった時は殺してくれ」と。第2・第3近衛隊(カクタンもいる)に後を残して去ったコ将軍。

パソンの手引きで脱出するチョルロ部族。彼らを追う赤装束の男たちを見たパソンは、「チュシンの星が出たとかいう日、父親を殺し、兄と生き別れにさせた奴らだ。」と大騒ぎ。

その赤装束・ファチョン会を率いるサリョンは難民村でタムドクを捜索中。逃げるタムドクだが、難民が殺されるのをとっさに救った。これで見つかって対決!
タムドクはなかなかに強い。ちょうどチョルロ部族のセドゥル達+スジニが現れて、馬上に救ってくれた。スジニも強いのねえ。
タムドクは「キハを待ちたい」ために、逃げる足が遅くなる。それで包囲されてしまう。フッケ二男・タルグや少年チャグンドルと協力し、奇策を使って逃げだした。
チョルロ部族の領地を前にして、「クンネ城に戻る」というタムドク。「そもそも勝手に試合に出て、良い迷惑だ」っていうタルゲに「あんたらがホゲの策略で襲われたから、代わりに試合に出てやったんだぞ!」と怒るスジニ。(いや、ホゲをそういう道に押しやったのはタムドクだし、やり方が上手くなかったのは事実。こういう偏った正義漢なスジニが好きになれない)で、皆でタムドクを追っかける。
(えーっと、タムドクは彼らを追い返せよ。巻き込むなよ〜。それが王となるものの資質じゃね?)

子息たちは王室所有の庵に囚われているという情報が。タムドクが先行したが、子息たちはファチョン会が殺してしまっていた。そこに、駆けつけた3部族長たちの軍隊が。「タムドクが殺した」と思われても仕方ない状況。

追い詰められた所に、ヒョンゴ・ヒョンミンがやってきて霧を使って助け出してくれた。「クンネ城に戻ると混乱が」というセドゥル。仕方なくテジャ城に向かうタムドク。スジニにはクンネ城の情勢調査を命じます。

しかし、3部族長の怒りは収まらず。王宮は取り囲まれてしまいました。

第9話
「玄武の目覚め」
スジニや絶奴(チョルロ)部族のセドゥルたちに助けられたタムドクだったが、火天(ファチョン)会の狙い通り、タムドクに息子を殺害されたと信じる3部族長たちはヤン王側と完全に敵対することに。タムドクがセドゥルたちと応援を求めてテジャ城へ向かったころ、宮殿には火天会の軍が攻め込んでいた。第3近衛隊長カクタンはヤン王を霊廟(びょう)に避難させ、駆けつけたキハに王を託して戦いに出て行く。王と2人きりになったキハは、タムドクと一緒に遠くへ逃げるよう説得。だが王は、チュシン王になる運命を背負ったタムドクを逃げ出させるわけにはいかないと、霊廟(びょう)に祀(まつ)られていたチュモ神剣を手に取り…。

タムドクとセドゥルたちはテジャ城に到着するが、ヨン・ガリョの家臣チョ・ジュドに言いくるめられた城主に入城を拒否される。無防備なタムドクたちを取り囲んだホゲの軍は、攻撃を始め、ホゲの放った矢がタムドクの肩に突き刺さる。


火天(ファチョン)会の刺客らが城壁を越え宮内に入り、カクダンはヤン王を太室へ避難させる。キハはヤン王にタムドクが待っているので宮を脱出しようと告げる。ヤン王は悲しい表情をし、チュモ神剣を持ち上げキハが目を離した隙に、自分の胸に剣を刺す。そして、ヤン王はカクダンの腕の中で血を流しながら、「父の敵を打ちたいならば、チュシン王になるのだ」との最後の言葉をタムドクに伝えるように告げる。

スジニは重傷を負い瀕死のカクダンを救出し、カクダンを連れタムドクがいるテジャ城に行く。タムドクはテジャ城主が城門を開けず自分に怒鳴っていることを何か変だと思い、彼の隣にいるチョ・ジュドを怒りの視線で見つめる。時を同じくして現れたホゲと向き合ったタムドク。二人は互いに槍を向け、とびかかっていく。


ファチョン会の狙い通り、タムドクに息子を殺害されたと信じる3部族長たちはヤン王側と完全に敵対することに。
大長老が「騎馬隊は高句麗を、近衛隊は王を守る」と情勢をヨン・ガリョに説明。それを聞いていたキハは力を暴走させながらヤン王の元に。
第3近衛隊長カクタンはヤン王を霊廟に避難させる。霊廟に入れるのは王家の人間と神官のみ。駆けつけたキハに王を託して戦いに出て行く。
王と2人きりになったキハは、タムドクと一緒に遠くへ逃げるよう説得。「ここは汚い。タムドク様にふさわしくない」というキハ。だが王は、「お前たち二人を見ていると微笑ましく、逃げよといってやりたかった」といいつつも、霊廟に祀られていたチュモ神剣を手に取る。キハが目をそらした隙に、「チュシン王になる運命を背負ったタムドクを逃げ出させるわけにはいかない。あの子の邪魔をしてはならぬ。お前を遠ざけねば」と、自害・・・。必死に救おうとするキハだが、駆け込んできたカクタンに「仇を討ちたければ、チュシン国の王となれ」とタムドクへの遺言を残した。
キハが疑われ、カクタンに攻撃される。ショックで力を暴走させてしまっているキハは、カクタンをはねとばした。そして、そこに長老がやってきて「これでキハ様の仕事は終わり・・・」。「違う。私ではない」と必死に主張するキハ(やっぱ、演技が上手いから見ごたえあるなあ)だが、そのまま意識を失ってしまった。

スジニは荒廃したクンネ城に忍び込み。コムル村出身の近衛隊のカムドンと再会。そこに傷ついたカクタンが。「太子様のところへ陛下のお言葉を!」というカクタンに「テジャ城に一緒に」というスジニ。「高句麗の歴史に介入するな」とヒョンゴは言うが、スジニは聞き入れないんで、くっ付いていくことに。(っていうか、ヒョンゴよ。つきっきりで見張るっていう約束は、すでに破られまくってるな〜)

タムドクとセドゥルたちはテジャ城に到着するが、ヨン・ガリョの家臣チョ・ジュドに言いくるめられた城主に入城を拒否される。無防備なタムドクたちは逃げ出すが、取り囲んだホゲの軍は攻撃を始め、ホゲの放った矢がタムドクの肩に突き刺さる。
「もうよそう」というタムドクに、「顔を見られている、彼らを殺さねば」というホゲ。「我が母の敵というなら、一人でかかって来い」と挑発する。
ホゲは「私の戦いだ」と受けて立つ。

ここに到着したカクタン&スジニ。救おうと暴れるスジニを止めようとしてる間に、カクタンが馬車を勝手に走らせて乱入。スジニが毒矢を構えてホゲを止めた。(これではタムドク側がひきょう者じゃん!)
ま、カクタンの命があと僅かだから仕方ないか。遺言を告げて、剣を渡すカクタン。「キハが王を殺した。」と誤った情報を伝えて絶命。これじゃ、キハが可哀想すぎるぜ。

流石のホゲも、キハが殺したとは信じられず呆然だが、ホゲの軍は待ち切れずに矢を放つ。とっさに庇ったスジニが負傷。その時、ヒョンゴの杖から光が発せられた。「チュシンの王が憤怒を覚えるとき、玄武の神器が目覚める。時が止まり、一人目覚めている方がチュシンの王だ」という予言から、タムドクがチュシンの王だと理解したヒョンゴは、止まった時の中でタムドクに「チュシンの王をお迎えします」とあいさつ。(ヨン様は、演技に「位の高さ」を出せませんねえ。こういう瞬間はキチっと位を高く持ってほしいんだけど・・・。CGが派手なだけに演技のしょぼさが際立ってる)

近衛兵・コ・ウンチャンはテジャ城に向かうことに。テジャ城から引き揚げる道中でホゲの一群と出会います。そして、テジャ城外で、カクタンらの死体を出会う。
生き残ったチョルロ部族タルグは「タムドクは風のように消えてしまった」と泣いている。天の光が消えたあと、古代文字で「チュシンに忠義を尽くす臣下が王を守りココに死す」という言葉が残されていた。
それを見ていたヨン家の臣下チェ・ジュド「タムドクがチュシンの王みたいだ」と動揺してるが、「噂になったら、お前の責任だ」とヨン・ガリョに釘を指された。
ファチョン会でもサリョンが調査を開始しています。

タルビは夫の後を追おうと飲まず食わずでいる。パソンが「仇を討つには生きねば」と励ましている。

ヒョンゴ・スジニとコムル村に到着したタムドク。村人はチュシンの王として彼を迎え入れるが、タムドクは苦笑を洩らし涙する。

第10話
「雨に流された絆」
ホゲはタムドクがまばゆい光とともに消えた不思議な出来事の夢を見て飛び起きる。ホゲが部屋を出ようとするとキハが剣を突きつけ、タムドクを殺したのかと問う。

そのころ、コムル村で目覚めたタムドクは国内(クンネ)城に向かおうとする。引き止める村人たちは、国内城ではタムドクが王になるためにカクタンを使って父を殺したと噂になっていると伝える。父ヤン王の死も、キハが父を殺したというカクタンの最後の言葉も信じられないタムドク。自分を“王"と呼ぶ村人たちに対し、キハと暮らすために国も父王も捨てようとした自分など放っておけと言い捨てて村を後にする。
宮殿ではヨン・ガリョがタムドクの称号はく奪と逮捕を命じ、新王が決定するまで国事は部族会議で決定すると宣言していた。

神殿で父王の亡骸(なきがら)を前に涙を流すタムドクに、大神官が最期の状況を語る。証人だという近衛兵からも、王を殺したのはキハだと聞かされたタムドクは・・・。


キハはホゲに剣を突きつけ、タムドクを殺したのかと聞く。ホゲはタムドクが本当のチュシン王だといったらどうするのかと聞き、キハに自分の心臓を刺せと言う。ヒョンゴは国内(クンネ)城に行こうとするタムドクを止めるが、タムドクは自分だけ生きて去ろうとした自分を王と呼ぶなと言い、コムル村を出る。

こっそりヨン・ガリョ邸に入り込んだスジニは、キハにタムドクからの手紙を渡す。神堂祭壇に安置されたヤン王の棺の前に立ったタムドクは震える手で棺を触れながら、ヤン王との思い出に涙する。馬を走らせて来たキハだが、その行く手を火天(ファチョン)会が阻み、タムドクとキハは会話をすることなく、離れ離れになる。


ヨン・ガリョは「真実は何か?神器が目覚めたのか?」とファチョン会長老に詰め寄った。「太子が消えていた。太子がチュシンの王だ」と言った長老に、「ホゲではなかったのか?」と詰め寄るガリョ。しかし長老は「天は意地悪なことをなされる。間違ったお方に仕えられない。選択し直そうか?」と交渉してくる。そういいつつ、「奇跡は、民の気持で作るもの」とか言っちゃって、なかなかの悪っすね。

ホゲはタムドクがまばゆい光とともに消えた不思議な出来事の夢を見て飛び起きる。ホゲはホントに美味しい役だなあ。運命に翻弄される悲劇のダーク・ヒーロー。彼が悪を選んだんじゃなくて、太子によって悪に押しやられてるから尚更・・・。
ホゲが部屋を出ようとするとキハが剣を突きつけ、タムドクを殺したのかと問う。キハも「強く、そして暗さ」を持ったヒロインで、ホゲと似合ってる&カッコイイな。ホゲが「お前の思い人がチュシンの王ならどうする。朱雀の守り主よ。本当に俺が王だと確信があるのか!私は王ではないかもしれない。だから、朱雀の貴方が俺を刺せ。朱雀の守り主なら、俺を殺すことはできない。」って、いやあカッコよすぎホゲ!

宮殿では、ヨン・ガリョが「テジャ城でタムドクを見た」という官に、「近衛兵を率いて太子は何をしていたのか?」と疑惑をかきたてた。これで、タムドクの称号はく奪と逮捕を命じ、新王が決定するまで国事は部族会議で決定すると宣言していた。

そのころ、コムル村で目覚めたタムドクは国内(クンネ)城に向かおうとする。引き止める村人たちは、「国内城では、タムドクが王になるためにカクタンを使って父を殺したと噂になっている。タムドクは生きているとホゲ達には目ざわりだろう」と伝える。父ヤン王の死も、キハが父を殺したというカクタンの最後の言葉も信じられないタムドク。自分を“王"と呼び、村人たちに対し、キハと暮らすために国も父王も捨てようとした自分など放っておけと言い捨てて村を後にする。スジニがぴったりくっついてます。(しかし、スジニは一人にしちゃダメっ前の族長に言われてなかったか?)
タムドクに「私が聞いてこようか?キハ殺したりしないよね?」なんて軽口叩くスジニに「お前たちは信じられないが、私はキハのことは11の時から信じている。」と言い切ったタムドク。

キハは「陛下を殺さずとも、殿下の手紙があれば、陛下も王位を退かれたはず。」と長老を責めている。しかし、長老は、「キハとタムドクを裂くため、そして王位を手に入れるのに困難を設定してファチョン会の力を増すため」と・・・。「戻ってくる。送り出したら戻ると言ったのに・・・。私の心のせいで、タムドクは追われる身になるのか?」なキハ。長老は「また、火の巫女がタムドクに心囚われるのを再び見る気はない」とキハを責め立てる。
ショックを受けているキハに「お茶を・・・」と下官のフリをして近づいたスジニ(神殿は下働きも見習い巫女にやらせそるだろ。無理あるな)。お茶に手紙を託して渡した。「ありがとう」とキハ。急に柔らかい表情になって、キハは綺麗だなあ。容姿を超える演技力って感じです。子どもなスジニと比べて、すでに「女」になってるなあ。
しかし、長老は「太子といたスジニ」に目を付けてるよ。

まっすぐ、ヤン王のいる霊廟に向かうタムドク。父王の亡骸(なきがら)を前に涙を流すタムドクに、大神官が最期の状況を語る。証人だという近衛兵からも、王を殺したのはキハだと聞かされたタムドクは・・・。(誤解なんだよ〜)
大神官は「お逃げください。それしか生きる道はない」と告げる。ショックを受けているタムドクに騎兵が襲いかかる。スジニが抜群の弓の技術でタムドクを救う。そこに、タムドクを救おうとやってきたキハ。でも、サリョンが阻む。タムドクは、神剣をふるい、倒れるスジニを助けた。もうキハとは離れるしかない。倒れたスジニを連れてコムル村に立ち返った。うーん、これは悲しいねえ。キハもホント「物語」があって、見ごたえあるなあ。(タムドクはホント、詰まんないキャラだよね)

キハはすでに心を失いかけている。そんなキハに「あの方は来るのか?罪人を見極める神官のカウリ剣を知っているか?きたら、私の手でカウリ剣を行うことになる。来るなと伝えてくれ」と問いかけたホゲ。
キハは「私も天地神堂に行く。朱雀の守り主の私にはその役目がある。あの方は父王に会いにくる。神殿にきたら最後になる。見届けたい」と長老を脅しつけた。これは、悪役を買って出てもタムドクを守ろうとしてるな。

スジニは、毒さえなければ傷を一日で癒す能力の持ち主。王さまなら、沢山の民が死ぬ決断もしないとならないから、一々傷つかないで、すぐ治る私みたいになってと笑うスジニ。そんなスジニに、タムドクは心温められる。
「私も信じられないから、天に訪ねたい。天が私を守るかを知るためにも、逃げ隠れしない」というタムドクは、クンネ城に出発。
貴族会議。キハは神官として出席。カクタンが殺害者とされる議場に、タムドクが登場。「チュゴ真剣をカクタンから受け取った。最後まで父上を守った忠臣だ。タムドクは天に呼ばれてやってきた。」

鍛冶屋のパソンは出来ない料理に悪戦苦闘して、呆然自失のタルビに食べさそうとしてる。でも、弟・チュムチは「飢え死にしたいやつに食わせるより、子供にやった方がまし」と怒ってる。タルビはそれでやっと食べだしました。チュムチといい感じ?

第11話
「天の裁き」
ヤン王殺害犯調査のため、貴族たちが神殿に集まる。ヨン・ガリョの企みどおり、部族長たちはタムドクが犯人だと信じていた。そこにチュモ神剣を携えたタムドクが現れる。
タムドクは、ヤン王を殺した理由をキハに尋ねてくれと大神官に頼む。だが天に仕える身で朱雀の守り主に聞くことはできないという。キハはタムドクに向かい「直接聞いてくだされば、答えましょう」と話をしようとするが、ホゲがその言葉をさえぎり、“カウリ剣”でタムドクの罪を問うべきだと要求する。

天の力で罪人を見極める方法とされる“カウリ剣”。心臓に剣を突き刺し、無実なら生き延びるというものだ。だが現実には助かったものなどおらず、都合よく敵を葬るために使われてきた。重臣たちが口々に賛同の声を上げるなか、タムドクは自ら“カウリ剣”の裁きを受けると手を広げる。チュモ神剣を手に進むホゲ。すると突然キハがチュモ神剣を奪い・・・。


神堂に入ったタムドクは、ホゲに騒動の全てをおまえ一人で企てたのかと問うが、反対にホゲはここから生きては帰さないと言う。タムドクはキハとは目を合わせないまま、大神官に、どうしてヤン王を殺したのかキハに聞いてくれと尋ねる。カウリの剣による審判を受けるというタムドクの言葉に皆が驚くと、キハはその剣を奪い、タムドクに突き刺す。

タムドクに罪がないことが明らかになり、真のチュシン王が分かるまでタムドクが臨時の高句麗の王になる。タムドクはヒョンゴに立派な王になれるか教えてくれと言う。一方キハの肩にある烙印に手を置き、気を入れた大長老は、キハの中に何かがいることに気付く。


ヤン王殺害犯調査のため、貴族たちが神殿に集まる。ヨン・ガリョの企みどおり、部族長たちはタムドクが犯人だと信じていた。そこにチュモ神剣を携えたタムドクが現れる。罪人扱いのタムドクから、王家の血を引く私がとホゲが神剣を受け取ろうとした。タムドクは「そなたが一人でやったことなのか?その頭脳と度胸があるなら、国を任せる」なんて言いやがる。ホゲは「なぜ、逃げなかった」と答える。

タムドクは、「王を殺した犯人を問う場」なのでしょう、カクタンが言い残したことは?と問うた。キハが居たという大神官・・・。神通力で嘘は見抜けないのか?「ヤン王を殺した理由をキハに尋ねてくれ」と大神官に頼むが、天に仕える身で朱雀の守り主に聞くことはできないという。ホゲが「か弱い女性に罪をなすりつけるのか?」と責めるが、「どれがホントの姿なのか?」とタムドク。

キハはタムドクに向かい「直接聞いてくだされば、答えましょう」と話をしようとするが、その言葉をさえぎり、“カウリ剣”でタムドクの罪を問うべきだと要求する。(ホゲよ。それほどキハを愛してるか?それほど、キハをタムドクから救いたいか?)

天の力で罪人を見極めるカウリ剣。心臓に剣を突き刺し、無実なら生き延びるというものだが、現実には助かったものなどおらず、敵を葬るために使われてきた。重臣たちが口々に賛同の声を上げる。大神官は「王の血を引くものでなければ・・・」と反発するが、ホゲは王家の血を引くもの。彼が申し出てしまった。タムドクは自ら裁きを受けると手を広げる。チュモ神剣を手に進むホゲ。すると突然キハがチュモ神剣を奪って刺した。。キハの涙が悲しすぎる。「父上に同じことをしたのか?」と思うタムドクと「私を信じてはくれなかった。私も一緒に逝く」という決意のキハ。
しかし、タムドクは倒れただけで、そこから光が・・・。こりゃ、どうしようもないな神意の現れ。(どうでもよいけど、マジでヨン様演技頑張ってくれ〜。大事なシーンなんだから、きっちり位高く演技しろ!)
玄武と朱雀の神器が目覚めたが、守り主の主張する王が二人いる。残る守り主を見つけた者を王とする。それまではタムドクが暫定王にと大神官。

タムドクは、ヒョンゴに「どうすれば良い王になれるか?学びたい」と頼みコムル村に。

しかし、ヨン・ガリョは「あんなに簡単に砕けたのは神剣ではありえない。何か細工がある。」と工作してるけど、正当な王になったのだから、従わねばというものも出てきている。
剣を使ったキハに、「なぜ、タムドクの計略に乗った?」という疑いを持ち出した。
ホゲの屋敷には志願兵が押しかけている。神官が諮ってホゲを欺いたと民は思っている。しかし、タムドクはまずは高句麗の情勢を知ることに専念中。しかし、近衛隊のコ・ウチュン将軍とチョルロ部族長、二男タルゲも来てくれた。

キハは長老に、「あのものに心奪われる。また、同じことが起こる・・・。カジンと同じことが」と諭されて、心の痛みを感じないようにと記憶を消されている。激しく抵抗する意思を見せるキハ。
クンネ城下で情勢を探るスジニ。長老につれられてヨン家を訪ねたキハを見て怒ってる。何も知らないから、タムドクに剣をむけた!って単純に怒ってるのね。
キハはずっと眠りの中に居て、カジンの夢を見ている。キハの放つ熱で高温の部屋なのに、苦しむキハをホゲが見守り看病を。ホゲ、こんな表情が出来るのかってくらい、愛情にあふれてたよ。熱帯の花を用意して「傍で見守っていて欲しい。ならば上手くいく気がするのに」って・・・。いやあ、ホントに泣けた!
でもキハが夢見てるのは、タムドクとの一夜や、剣を突き刺した瞬間、そしてカジンのことばかり。そして、もしかしてお腹にはタムドクの子がいるのか?

ウンチャンに伴われてタムドクはパソンの所に。「部下を傷つけない鎧を」と願った。さらに、チュムチを雇い入れた。

タルビは「戦って死にたい」とチュムチに戦いを教えてくれ」と言い出した。

第12話
「戦いの準備」
一時的に王の座についたタムドクは、勝負に負けて従うことになったチュムチらシウ部族に、部族の土地を取り返してやると約束する。
ホゲは貴族会議で百済への進軍を表明。タムドクは百済との戦を有利に進めるためには、まだ先に手を打っておくべきことがあると反対するが、重臣たちはタムドクが戦を恐れているだけだと反論。タムドクは、ホゲたちを止めることはできないと悟る。
高句麗の民の命を無駄にしないためにもホゲ軍を勝たせたいタムドクは、秘密裏に自ら戦場に出る戦略を立てる。まずは、4万もの兵を率いて出陣したホゲ軍を足止めさせる必要があった。

タムドクはスジニに、勝手にヨン家を探りに行ったりするのはやめろと諭す。キハへの非難を口にし始めたスジニに、タムドクは声を荒げ、苦しい胸中を明かす。
一方、眠りから目覚めたキハは、「生きる理由ができた。タムドクに会って確かめねば」と口にする・・・。


チュムチの攻撃をかわしたタムドクはチュムチの手を掴み、シウ族の土地を取り戻す事を約束する。百済へ進軍するというホゲに、神器を手に入れるには戦うことだけでなく、他の方法もあると諭すタムドク。だがホゲは戦う自信がないのかと聞く耳を持たない。

スジニはタムドクに、ヨン・ガリョ邸で見たキハについて話せず、曖昧にごまかす。キハへの気持ちを尋ねるスジニに対し、タムドクは自分の前でキハの話はするなと言う。ホゲが百済に向け出征したが、タムドクはコ将軍とヒョンゴにホゲ軍が高句麗と百済との国境に着く時間を遅らせようという。タムドクに会うべく忍び込んだキハだったが、タムドクとスジニの親しげな姿を陰から見て、話すどころか会う事もなく帰って行く。


一時的に王の座についたタムドク。
チュムチを雇おうとするが、「あんた気に入らない顔だ」と断られた。待ってみるというタムドクだが、彼についていくというタルビを止めるためにと勝負を挑んだ。「10手、チュムチの斧をかわして見せる」というタムドクの勝負に負けて従うことになったチュムチらシウ部族。部族の土地を取り返してやると約束する。

ホゲを呼び出したタムドク。ホゲにもタムドクにも、幼き日の友情の思い出がある。それでも、互いの立場の違いが二人を引き裂く。
神器探しで、百済を攻めるべきだというホゲ。「チュモ王の時代・王妃ソソノと部下が青龍の神器を持っていた」という情報がある。陛下と呼びかけたホゲに、「君の軍団は私に従ってくれるか?」と問うたが、「部下は、私が王になるのを望んでいる。これは王位をかけた争いなのです」と説明された。そんな当たり前のこと聞いて、どうしてホゲを苦しめるんかいな。ホント、タムドクは空気が読めない子。
「神器を手に入れるなら、戦以外の方法で」というタムドクに、「戦いに自信がないから、計略で相手を自滅させる」と母のことを匂わして批判するホゲ。「兵士は高句麗の民。われわれの争いに巻き込むな」とか言っても、「じゃ、民は何を望むか会議で問え!」とホゲ。
ホゲ貴族会議で百済への進軍を表明。タムドクは百済との戦を有利に進めるためには、まだ先に手を打っておくべきことがあると反対するが、重臣たちはタムドクが戦を恐れているだけだと反論。
百済には、神器だけでなく、国原王の恨みがある!というホゲ。これを止められないと悟ったタムドク。ホゲが百済に勝利することは私の勝利という判断をした。

王宮では、スジニがウロチョロしてる。ヨン家に出入りしているスジニを「危ないから辞めろ」というタムドク。スジニは「あの人。まだ好きなのか?だから、あの人をイイ人だと思ってたけど、でも、あの女を許せない」と言い出す。「辞めろ」というタムドクは、「まだ愛している」と言い切った。「どうしても、もう一度会って話を聞きたい」という気持ちを振り払おうとしている。

高句麗の民の命を無駄にしないためにもホゲ軍を勝たせたいタムドク。先制するのが不利だというヒョンゴ。守備が強いからといっても、神器を探すためには百済の中に入らないとダメなんだしなああ・・・。おびき出して叩くことができるのか??偽情報で釣る予定?

パソンに技術を公開させて、武器を増強させる。ホゲは東百済に向かうので、、東百済を援軍するであろう西百済をタムドクの兵で足止めするという計画。タムドク兵の準備ができるまで、ホゲには情報操作して回り道させて引き留める予定。

タルビはヨン家でやっていた「軍事品の調達量計算」をタムドクのためにやる(アリエネー。だって、これは軍の行く道筋やら何やらが関わっていて、凄い機密ジャン??下働きにやらせないだろ〜。)

ホゲは可哀想だよねえ。正しく、良い王になりたいと一心に思って生きてるのに、タムドクが無理やり悪の道へ、悪の道へって押しやっちゃってさあ。伝説の王なんかより、良い王がいればよいじゃんって思うんだけどなあ。
眠りから目覚めたキハ。火はつけやすくなったが、消すことが出来なくなっている。目覚めたキハが「呼んでくれるのでは?」と期待してたホゲ、切ないなあ。「どうして、あの方を刺したのか?」と問われて、「一緒に死ぬつもりだった。しかし、生きる理由ができた。タムドクに会って確かめねば。」と口にする・・・。

酒を飲むスジニを心配して傍に会うタムドクを、キハが影から見守っている。声をかけられなかったキハ。

コムル村の修行者ヒョンゴンはファチョン会に神器をいどうしてるという様子を見せながら、パルゴン城に移動中。

第13話
「疾風のごとく」
タムドクは難攻不落といわれる百済の関彌(クァンミ)城占領を計画する。そこには悪魔のような力を持つ、醜い姿の城主がいるらしい。効率的な水路を選んだタムドクたちの狙いは、関彌(クァンミ)城までの10もの城を一気に陥落させ、ホゲ軍を追う百済の援軍を自分たちのほうに向かわせることだ。
タムドクは移動の船内で指示をだす。チュムチたちシウ部族と近衛隊には昔賢(ソッキョン)城への攻撃を、フッケには関彌(クァンミ)城を“攻める振り"をしろと。

狩りに出たはずのタムドクが進軍中だと聞いたヨン・ガリョは、激怒して火天(ファチョン)会の大長老のもとへ。

朱雀の守り主を連れた騎馬隊の合流を待てという指示に、ホゲの兵士たちはイライラしながら待機していた。騎馬隊と一緒に出発したキハは、途中で姿を消す。タムドクに利用されたと思い込み、自らの命を絶つため山の中へ。追ってきたサリャンの制止の言葉も聞かず、キハは崖の上から身を投げる・・・。


移動するホゲ軍に、タムドクが鎧馬(ケマ)武士軍を送るとの伝令が来る。だが、ホゲはキハが一緒に来るという事を聞き、複雑な気持ちになる。シウ族の仲間を引き連れてやってきたチュムチを、タムドクは迎え出る。作戦会議でタムドクは、先に百済に向かったホゲ軍が敵を討ちやすいように、関彌(カンミ)城まで続く道を切り開く奇襲を提案する。

タムドクが狩りではなく百済へ進軍中と知らされたヨン・ガリョは、大長老を訪れて憤怒する。一方、ホゲはタムドクの命令をヒョンゴンから聞かされるが、ヒョンゴンを監禁しろと命じる。奇襲攻撃場所への移動中、スジニは悪夢にうなされるタムドクを発見し、驚き抱きしめ介抱する。


タムドクは小舟を使っての兵士の移動を検討。チョルロ部族を中心に、百済に滅ぼされたマッカツ族の末裔など、多くの兵士が集まっている。タムドクは3日後に出兵するってパソンに鎧を依頼(無茶だ!)
百済攻略の肝は、西百済(地図からすると朝鮮半島ではなく、燕の土地みたいですが)のクァンミ城。港があり、造船技術と強い海軍を保有している。城への道は一つしかない天然の要塞で、城主は10歳で即位し、戦には必ず一人で出兵するという銀の覆面の男。人外の力を持つ化け物だと言われている。
タムドクは「クァンミ城を落とす。ホゲ合流までに道を整える」と言って、「白い鹿を戦勝祈願の供え物にする。狩りに行く」と嘘をついて外出。で、陸路だと落とすべき城が多すぎて時間も兵も必要なので、海路を貨物船で目立たぬように移動して、極力戦闘をさけて急ぐことに。この急襲で、東百済を行くホゲ軍と対峙する百済軍を、西百済に引きつけるのが目的。

狩りに出たはずのタムドクが進軍中だとコムル村から連絡を受けたヨン・ガリョは、激怒して火天(ファチョン)会の大長老のもとへ。
なぜ、情報を隠す!ってのが、長老への不信となるが、「チョルロ部族の土地へ向かっている。百済を攻略するのではなく、チョルロ部族のためだ」と言い諭す。しかし、ヨン・ガリョは、タムドクが隠している才気を知っているだけに、警戒を強める。

ホゲ出陣。だが、タムドクが「騎馬隊を送るから、到着まで戦をまて」と引き延ばし作戦。兵の犠牲を小さくするためにも、早期決戦したいホゲ。タムドクの作戦知らないんだから、不審に思うよね〜。
コムル村ヒョンゴンのものが追ってきて、タムドクからの言葉を伝える。「百済ソッキョン城を討つから背後を付け」というが、簡単には信じられない。(しかし、これ疑問に思うの分かるわ。クァンミ城は城主1人の戦闘力で勝てる訳っしょ?だから、クァンミ城攻撃で、軍の大半が引き返すって読みがおかしくないですか?)

兵士を鼓舞する役目を担うために出発する予定のキハ。あの方がチュシンの王ですね?と長老に問うキハに、「ファチョン会が必要なのは、真のチュシンの王ではなく、血統と神器をもったものだ。天の封印を解いてもらい、その後は死んでもらう」という。「もう一人のチュシンの王の血統」自らの子も利用されるだけと理解したキハ。
騎馬隊と一緒に出発したキハは、途中で姿を消す。「タムドクが自分を信じていない。私はなんだったのだろう?ファチョン会もあの人も、私を利用するだけだ。せめて、用が無くなったから捨てると言え」と命を絶つため山の中へ。追ってきたサリャンが「あなたが周りを利用して、王を守らねば」と制止するが、「望むだろうか?こんな世に生まれることを」と、お腹の子供も一緒にキハは崖の上から身を投げる・・・。
しかし、朱雀の力がキハを包み、崖の上に引き戻した。タムドクは、朱雀の力に連動して激しくうなされる。
えーっと、この崖から落ちる+子供という設定では、キハは完全にカジンじゃなくてセオの道を歩んでるぽいのですが・・・。大事な設定なだけに、どう纏めるのか??って感じ。

タムドクは、出兵を前にスジニに鎧を付けてもらい、「大人しくしてろ。無事でいろ」と母の形見を渡します。
「1.剣ではなく恐怖が武器となる。2.素早さで決する。3.命を捨てて叩く兵士は要らぬ」と命令し、攻撃開始。
ヒョンゴとスジニは、僧侶のフリして城下に侵入。

タルビ・チュムチの恋愛話はどうでもよいっす。

第14話
「難攻不落の城」
百済に進軍したタムドクたちは、敵味方ともに無駄な血を流すことなく、昔賢(ソッキョン)城をはじめ、次々と4つの城を陥落していく。
足止めをくらっていたホゲ軍のもとに、やっと騎馬隊が到着するが、キハの姿はない。「すべきことがある」と国内(クンネ)城に戻ったと聞き落胆するホゲ。そこにタムドク率いる軍がすでに4つの城を落としたという伝令が入る。タムドクの伝言を持ってきたヒョンゴンは、引き返す百済の援軍の後を追うようホゲに伝える。力をあわせて、関彌(クァンミ)城を攻めるのだと訴えるが・・・。

宮殿ではヨン・ガリョと3部族長たちが集まっていた。自分たちの知らぬ間にタムドクが出陣して次々と戦果を収めている一方で、ホゲの軍に動きがないことについて話していた。
神殿に現れたキハは、不思議な力を使って大神官と2人きりになる。キハは、身ごもった子どものために再び大地の母になるのだと告げ、「天地神堂を手に入れる」と迫る・・・。


チュムチとスジニは伝令に偽装し玉泉(オクチョン)城に入り込み、城門を開く。高句麗太王軍は玉泉城も占領する。太王軍が百済の城4つを占領したとの情報を聞いたホゲは、太王の御意に従うべきとのヒョンゴンの助言に激怒し、ヒョンゴンを剣で殺めてしまう。一方、天地神堂では、キハの手から放たれた赤い気運が大神官を包み、大神官は倒れる

フッケは、タムドクに自分たちが関彌(カンミ)城に攻め入るべきだと言うが、タムドクはホゲ軍からの連絡がなければ高句麗に帰ると言う。一方、国内城(クンネソン)では、大長老がヨン・ガリョに白虎の神器が北方にある事を、ホゲに伝えるよう進言する。大神官はキハを次の大神官に指名し、息を引き取る。


百済に進軍したタムドクたち。
商船のフリして接岸し、一気に城を攻めていく。この騎馬隊のシーンはカッコ良かったね。第一陣は恐怖心を植え付けて、高句麗の旗を残して、援軍要請に行く兵を捕獲。で、スジニ・チュムチで化けて次のオクチョン城に・・・。残った近衛隊で、ソッキョン城を攻め落とし(って、あれでおとされる??数少ないだろ?甘いよなあ。タムドクの計画って)「武器を持たない民や女に乱暴するもの、盗みをしたら、首を討つ」って、こんな感じでクルミ城、アぺ城落し、城のものを民に配りまくって、とりあへず、再攻撃されにくい状況を必死に作ってる。

足止めをくらっていたホゲ軍のもとに、やっとチョク・ファンが率いる騎馬隊が到着する。(これさ、ホゲのためってことに物語上なってるけど、ホゲ軍の兵力を裂くためだよね。兵糧食いつぶし、先制攻撃掛ければ勝算のあった西百済進撃が止められたんだし・・・。地理的に見ても、神器は東百済にある可能性が高いんだから、そっち進撃しないでどうするって感じだし。だって、西百済って、燕じゃん!いくら「百済なの!」って言われてもさ・・・・)
騎馬隊にキハの姿はない。キハの体調が悪くて休んでいたという騎馬隊長。彼は、飛び降りようとしたキハが助かったのを見たから、キハさまスゲー!!!状態。「すべきことがある」と国内(クンネ)城に戻ったと聞き落胆するホゲ。
そこにタムドク率いる軍がすでに4つの城を落としたという伝令ヒョンゴンが来る。タムドクの伝言を持ってきたヒョンゴンは、引き返す百済の援軍の後を追うようホゲに伝える。力をあわせて、関彌(クァンミ)城を攻め、東西百済を分断させよという。百済軍が戻って行く。百済の都・ハン城を討つか、クァンミ城を討つか・・・。「王の意志に従え、ホゲと兵士たちのためだ」っていう伝令を、切りつけたホゲ。ホゲ、かっこいー。だって、部下をだまし討ちにするような王に、「信用してくれ」って言われてもな。
クァンミ城の北では、タムドクの軍が待っている。だらけきった軍で、攻撃されたら危ない。ホゲからの連絡が来ない。来るわけないじゃん!だよな。4万の兵はホゲを信じて兵に参加しとるんだぞ?王の命令だからって、信じられるかどうかも分からん戦場につれていけないだろ?簡単に従えんわな。
部下は、ここじゃ危ないから、クァンミ城を責めて、そこへ入ろうとタムドクにいう。しかし、「クァンミ城責めで人が死ぬ。ホゲが来ないなら、撤退だ。私の名前に恐怖心を持たせただけでも成功だ」とか言う。

神殿に現れたキハは、不思議な力を使って大神官と2人きりになる。この大神官も、王の死の真実を見抜けないあたり、大した能力ないっすよね〜。朱雀はチュシンの王に仕えるべきだ。天地神堂のチュシンの王はタムドクなのに、あなたはタムドクの父を殺し、ホゲをチュシンの王だというのはなぜか?と責めてるけどさあ・・・。あんたも見えてないジャン!!
キハは子供のために、「朱雀の力は、大地の母・火の巫女のものだ。奪われた力を取り戻し、彼等の力も奪って、大地の母になれと言われてきた。あの方に出会って、タムドクのことだけ考えようとしたが、間違っていた。陛下は信じてなかった。お許しを。まずは」と、大神官をホールド&パワーで気絶させた。「私は大地の母。この子に大地を与える。天などと関係なく、この大地の真の王となる」と宣言。

宮殿ではヨン・ガリョと大長老が密談。自分たちの知らぬ間にタムドクが出陣して次々と戦果を収めている一方で、ホゲの軍に動きがないことについて話していた。
パソンが白虎の光が立ち上った鍛冶村の出身で、兄が北でチュシンの王を待っているらしいという噂を大長老が持ってきた。「ホゲを北に行かせ、それを探せ。タムドクはクァンミ城主に撃たれるであろう」という大長老。
キハに注入されたパワーで、操られた言葉を語る大神官。死ぬ間際に、次期大神官にキハを指名。これも操られてるんだな。キハ、かっこいー。

ホゲには「タムドクがクァンミ城を攻撃したのは、青龍の神器があるから。ホゲ軍は百済にあるという青龍の神器は諦めて、白虎の神器を探せ」という神殿の指令が届けられる。
北に向かうという情報を得たタムドク(っていうか、大神官が死んだって情報はきてないのかよ??)
タムドク軍は、食料も武器も盗まれた。チョルロ部族長フッケとチュムチが勝手に動いた。「連れ戻さねば、彼等は全滅だ。」というタムドクは、たった6人で追いかけようとする。死なせたくない!って言うんなら、あんたがもっと上手く立ち回れ。お子様が!!近衛隊長の必死の説得で、なんとか思いとどまった。フッケの考える策(造船所を襲って、おびき出す)を予想して、支援するには弓隊だというタムドクに、スジニは「私が行く」と言い出した。

クァンミ城では総司令官カグンが、幼き日のチョロとの想い出に浸ってる。報告を受けた城主・チョロは、「なぜ、死ににくる?来なければ、殺さずともよいものを・・・」と思い、このまま帰ってほしい・・・な気持ちなのね。だから、カグンが通常の軍で攻めまくる。

第15話
「青龍の呪い」
タムドクの軍は、関彌(クァンミ)城への攻撃を開始。敵将カグンを負傷させ、城に火を放つ。すると、馬に乗り槍を手にした城主チョロが姿を現す。チョロが槍を振り回すと、恐ろしい突風が起こり、チュムチ率いるシウ部族の兵は一瞬でなぎ倒されてしまう。倒れたチュムチめがけてチョロが槍を振り上げたとき、スジニが弓隊とともに攻撃するが、またも不思議な突風にやられてしまう。だが、タムドクが近づくと、急に胸を押さえて苦しみだしたチョロは、スジニをさらって城内へと姿を消す。

大神官となったキハからのお告げどおり、ホゲの大軍は百虎の神器があるという北方に向かう。ホゲに不満を募らせる将軍たちが現れるなか、ホゲは酒におぼれキハが来るのをひたすら待っていた。そしてついにキハが到着する。

ホゲの軍がやって来ないとみたタムドクは、百済の援軍が到着し攻めてくる前に、全軍の撤退を命じる。そして、スジニ奪還のため、ひとりで関彌城に向かう。


高句麗太王軍は関彌(カンミ)城に攻撃を開始、城門に火を放つ。劣勢になった城主チョロは出撃しタムドクに迫るが、チュムチが迎え撃つ。斧と槍が交錯し、チュムチは打ち負けてしまい援護に向かったスジニまでもが倒された。倒れたスジニをチョロは連れ去って行く。

夕方までの撤退を示唆したタムドクだが、別の意図をかぎ取ったヒョンゴは、スジニの救出はしないように頼む。一方、ホゲ軍の野営地に到着したキハは、ホゲに白虎の神器と青龍の神器も探し出し、高句麗の王になるよう指示する。タムドクは単独でチョロに会うべく関彌城に行った時、チョロはスジニに、タムドクが何者でどうして自分の心臓をこんなに痛めつけるのかを聞く。


キハに呼ばれたヨン・ガリョ。太王軍が戻ってくるか?と問うキハに、「ファチョン会の方が詳しいのでは?」と嫌味言いまくりのガリョ。キハは「先王の忠誠を誓うものを廃して、ガリョの臣下に変えろ。ホゲが白虎の神器を持ち帰るまで、陛下をクンネ城に入れるな。」と説明。しかし、長老は「クァンミ城には神器がある。だから、タムドクは逃げずに攻撃を始めた」と報告。(起きたことだけ見れば、確かにそう見える。タムドクのシーンは妙に言い訳くさいし・・・。タムドクに都合よくつくりかえた話がこのドラマなんだろうな〜って見えちゃうんだよね。勝ったものが歴史を作る!って感じ・・・)

タムドクの軍は、関彌(クァンミ)城への攻撃を開始。敵将カグンを負傷させ、城に火を放つ。すると、馬に乗り槍を手にした城主チョロが姿を現す。チョロが槍を振り回すと、恐ろしい突風が起こり、チュムチ率いるシウ部族の兵は一瞬でなぎ倒されてしまう。倒れたチュムチめがけてチョロが槍を振り上げたとき、スジニが弓隊とともに攻撃するが、またも不思議な突風にやられてしまう。だが、タムドクが近づくと、急に胸を押さえて苦しみだしたチョロは、スジニをさらって城内へと姿を消す。
タムドク陣営は、一時退散。タルビがチュムチを心配しまくり。西百済軍が到着前に出発を決意したタムドク。
スジニを助けようと考えるなって、ヒョンゴはダメ押しし過ぎ〜。チュムチと自分で助けに行くっつーっても、タムドクは一人で奪還に向かっちゃうよな〜。「使者だ!」とか言って、城に正面から交渉「城を返すから城主と交渉したい」だと。カグンに名前を問われたタムドク「答えると嘘になる」とか言っちゃって、すっかり素性がバレバレ。
百済の10の城と引き換えにスジニをというタムドク。えーっと情勢的には、待ってればタムドク軍は引くしかない訳で、これにチョロが応じる理由はないよね。どんな勝算を持っていたのか・・・。コソコソ入ったヒョンゴに、「チュシンの王とはホントか?」と問うカグン。「チュシンの王こそ、わが主君を神器から解放できる。」だって。

森の中で出会ったスジニとチョロ。「あいつは何者だ?どうして心臓が痛む?」と問うチョロ。その森にタムドクも・・・。これはチョロの精神世界ってことか。タムドクの天弓が光り始め、神殿が出来上がる。弓に居られて青龍登場!!心臓から青龍の神器を取り出したタムドク。カグンが膝をつき「お仕えします・・・」チョロの顔は元に戻った。
タムドクは、ヒョンゴ達だけをつれてクンネ城に戻るという。(えーっと、軍の皆さんはほったらかしだと危ないのでは??)船に乗せたが皆が付いてきちゃった!!ということで、フッケや近衛兵が付いてきた。ええ?これ、タムドクの判断ミスじゃねえの??

大神官となったキハからのお告げどおり、ホゲの大軍は百虎の神器があるという北方に向かう。神殿の命令での急な方向転換で、キハのいいなりのホゲに不満を募らせる将軍たちが現れるなか、ホゲは酒におぼれキハが来るのをひたすら待っていた。そしてついにキハが到着する。
「今までごめんなさい。いつも傍に居てくれたのに。これからも頼み続ける。」というキハに、「頼む必要はない。欲しいと言うだけで良い。」というホゲ。「あなたが欲しい。あなたを好きに使い。そしていつか捨てる。白虎の神器を手にいれ、神器の名のもとにタムドクを殺して下さい」とキハ。「いつか、そうやって死ぬ日が私にもくる。その日は、他のものに頼まずあなたが殺してくれ」ってホゲ〜。切ないけど、もう王となろうという気概すらないのか〜。

第16話
「白虎の神器を巡って」
キハはホゲに、白虎の神器にたどり着くまでのすべての地と神器を手に入れて戻り、チュシンの王になってくれと告げて去る。

関彌(クァンミ)城を占拠したタムドクたちのもとへ、ヒョンミョンが報告にくる。鍛冶(かじ)屋で働く若者チュモンが、火天(ファチョン)会の拷問に遭い、パソンの素性を白状してしまったという。パソンは代々、白虎の神器を守る鍛冶(かじ)屋の出身で、兄は神器を持って北へ逃げていた。さらにチュモンの手引きで、パソンとタルビがホゲの軍にさらわれてしまう。

総勢3万もの百済の軍が、タムドクたちのいる関彌城に向かっていた。わずか兵士3千人のタムドクの軍としては、ろう城すべきか攻撃かフッケたち一同はもめる。するとタムドクが、内部で2軍に分かれて対立しているため「百済軍は来ない」と断言。だが実はタクドクに確信はなく、王として皆を安心させるための発言だった。

キハが大神官になったと聞いたタムドクは・・・。


パソンが靺鞨(マッカツ)の鍛冶屋村出身だった事を火天(ファチョン)会に知られてしまったタムドクは、ホゲが北方を目指す理由は、白虎の神器を探す為だと知る。パソンは兄が見つかったという話をされ、付き添ったタルビと共にホゲ軍へと連行されてしまう。

タムドクは迫り来るアシン太子率いる百済軍に、関彌(カンミ)城だけでも太王軍1万人を超えるという偽の情報を流させる。対立するチンサ王はアシンに援軍を送らず、百済軍は引き返して行く。この難を乗り切ったタムドクだったが北方には向かわず、国内城(クンネソン)へ戻ると言い出す。出発前にタムドクはチョロに会いに行くが、チョロの部下カグンは行方が判らないと説明する。しかしチョロは真の王かを確かめる為に、隠れて同行することにした。


ヨン・ガリョは、ホゲがキハに母を重ねていると心配している。キハにとってホゲは何なのか?
キハはホゲに服を着せかけて、白虎の神器にたどり着くまでのすべての地と神器を手に入れて戻り、「誰よりも強いチュシンの王になってくれ。待っています」とか寄り添う。ホゲ、すっかりメロメロ。あの、国を思う若い貴族の姿はもうないな。

関彌(クァンミ)城を占拠したタムドクたちのもとへ、ヒョンミョンが報告にくる。鍛冶(かじ)屋で働く若者チュモンが、火天(ファチョン)会の拷問に遭い、パソンの素性を白状してしまったという。
パソンは代々、白虎の神器を守る鍛冶(かじ)屋の出身で、兄は神器を持って北へ逃げていた。パソンがなぜ神器のありかを言わなかったのか?とヒョンゴはいぶかるが、「ホゲの兵士たちを救うためには、神器よりもホゲを救うためにクァンミ城に行く」というタムドクに共感したらしい。
しかし、チュモンの手引きで、パソンとタルビがホゲの軍にさらわれてしまう。

総勢3万もの百済の軍が、タムドクたちのいる関彌城に向かっていた。わずか兵士3千人のタムドクの軍としては、ろう城すべきか攻撃かフッケたち一同はもめる。(っていうか、前回、撤退だと言ってなかったっけ??あ、チョロが投降したからOKだと思ったということ?)
タムドクは、内部でチンサ王とアシンが2軍に分かれて対立しているため「百済軍は来ない」と断言。アシンが5000の軍で来てるから、3000に満たない軍だとばれたら大変だという近衛隊長。しかし、一万の軍なんだと噂させる。どっちが王でも良い民たちは、いわれたままに噂を広げる。
だが実はタクドクに確信はなく、王として皆を安心させるための発言だった。タムドクに恭順したクァンミ城の百済軍は寝返ると危険だから、各地の城に分散させる。クァンミ城に残っている家族が人質。「王は辛い」とかいうタムドク。こういうこと言って、チュムチをだまくらかしてるな〜。
上手いこと噂を信じてくれて、百済軍は撤退。これを機に、タムドクはクァンミ城を旅立つ。いつでも会いに来なさいとチョロに言い残した。そのチョロは、なぜかスジニにくっつきまくってる。

キハは長老に呼ばれた。チョルロ部族の貴族を退職させた。一方で、ケル部族のヨン・チソ(ヨン・ガリョの親族)の不正を指摘して追放したキハ。
青龍の神器をタムドクが得たという情報を聞かされ、「ホゲの仲間でクンネ城を独占すべき」と進言された。

キハが大神官になったと聞いたタムドクは、「ホゲ軍を白虎の神器のもとへいかせたのはキハだ」と聞いて、クンネ城へ行くと宣言。前の大神官に「今年中に大神官が変わることがあれば、陛下の敵になる」という予言を貰ってた・・・。うーん、この前の大神官ってイマイチ信用ならなくね?前王の死の真実すら分からないんだよ??

ガリョは青龍への神器がタムドクの元へ言ったと聞いて大騒ぎ。しかし長老は、神器を目覚めさせるのは心だ。朱雀の場合はチュシンの王への熱き思い、青龍は冷たき慈悲、白虎は純真なる勇気、玄武はチュシンの王の暗き怒りが必要だという。
万が一に備え、クンネ城は占領するという長老。タムドクのクンネ城入場を阻むキハ。「短期間で多くの血を流しけがれたタムドク王には、武器を持たずに入場してもらう」と宣言。

北魏より兵がくるから、便宜を図れとガリョに言う長老。タムドクの軍を攻撃させるという。この案は貴族会議で強硬な抵抗があう。

ホゲの前に引き出されたパソン。高句麗軍に忠誠を誓った私に、なぜ?このような仕打ちを?というパソンだが、「お前の兄はどれだ?」って集めた鍛冶職人を殺していく・・・。
タルビが、「私を覚えてませんか?幼き日からお世話したタルビです。このような方ではなかったのに・・・」と訴える。ホゲにとっては母的存在のタルビの訴えは、それなりに効いているみたいだな。「なぜ、こうなったか?」というホゲ。

第17話
「冷たき慈悲」
国内(クンネ)城では火天(ファチョン)会が、重臣たちをヨン・ガリョの屋敷に監禁。タムドクの持つ神器を手に入れようともくろんでいた。

タムドクの軍は国内(クンネ)城近くに戻るが、城門が閉ざされていた。すると大神官キハから天のお告げを言づかってきたという神官がやってくる。それは「国内城に入る前に、戦で流した血を償うため、まずタムドクがひとりで神殿にやって来い」というものだった。重臣たちが捕らえられていると知ったタムドクは、わずかな護衛を引き連れて国内城へ向かう。城門が開けられ、タムドクはたったひとりで神殿へ。そして大神官となったキハと対面する。

神殿を出たタムドクは、スジニやチュムチたちと合流。コ・ウチュン率いる部隊を中に入れると、ヨン・ガリョの屋敷から人を出すなと命じる。タムドクたちは火天会の隠れ家を襲撃し、朱雀の神器を探し出すと、ヨン・ガリョの屋敷へ。そこには火天会の大長老が待っていた・・・。


タムドク率いる太王軍は国内城(クンネソン)近くに到着したが、大神官となったキハからの書簡には、まずタムドク1人で身を清める儀式が必要だと記されていた。タムドクはコ将軍に国内城を包囲させるよう指示を出してから、心配そうなスジニやチュムチを残し国内城に入って行く。出迎えたヨン・ガリョは本当に1人で来たタムドクに驚き忠告しようとするが、タムドクは恐れずに神堂へと向かう。

神堂で待ち受けていたキハは、この先どんな事でもしてしまう自分を止めるなら今ここで殺してほしいと話すが、タムドクはもう殺す価値もないと言い、立ち去る。兵の目を盗み侵入したスジニとチュムチはタムドクと合流し、火天(ファチョン)会の秘密邸宅に攻め入る。その中でタムドクとスジニは、祭壇の下の赤い気運を発見し、慎重に近づいて行く。


チュシン騎馬隊の到着で、ホゲ軍と一緒に北上している貴族軍は手薄。ヨン・ガリョは陛下をそのままにしたら、われわれは危ないと周りを説得。
しかし、そこに長老がやってきて貴族たちに刃を向けた。長老はガリョに「気が付いているでしょう?チュシンの王がやってきます。彼を利用し、神器を得なければ」と、ホゲがチュシンの王ではないことを示唆する。
キハは、神官たちの反発にも「時間がない。必要なら、天であろうが売ってやる。天は私が作る」と彼女らを始末して恐怖政治を展開。

城外にいるタムドクに「血を流し過ぎた。クンネ城には入れない。武器を捨てて神殿に来て身を清めよ」という大神官の親書が届けられる。重臣たちはヨン家に捕らえられているという。門は閉じられている。タムドクは、遠巻きに包囲すると命令。
タムドクが一人で行こうとするのを、「一人でやり、先頭に立ちたがる癖を直してくれ」なヒョンゴだけど、今回はタムドクが行くしかない。チュムチやスジニがこっそりと入り込む予定。

タムドクはキハをまみえる。神官が死んだのはそなたのせいか?1人でやったのではないだろう。私の知るそなたは・・・というタムドクに、「はじめから何もご存じではなかった」と答えるキハ。キハとファチョン会の望みを問うタムドクに、「難民の村で、私の心について尋ねた。覚えているか?私の心はチュシンの王のためにある。必要なら、チュシンの星を空に掲げる」と答えたキハ。「そのチュシンの王はホゲか?ホゲなら勇敢な王になると私も思っていたが、私が王になるのは一人でも多く生かすためだ。兵もチュシンの民だから。兵はそう信じる私のために危険を犯した。清めの儀式などで彼らを貶めるな」というタムドク。しかし、幼い時から、ずっと仕えたキハを裏切ったのはタムドクだもんな〜。ホゲに任せれば、内乱も怒らずに民も死なない訳だし、そこをスルーして良いことを言っちゃうのが嫌な感じなんだよな〜。

「玄武の神器をください。嫌ならば、今、ここで私を殺して止めてくれ。自分では止まれない」というキハ。「未練が残っていたから会いに来たが、もういい。これで終わりだ」というタムドク。はああ???って感じやね?正直、タムドクってまったく魅力ないよな〜。なんつーか詭弁しか言わない王って感じ。

スジニは戦場みたいに堂々と戦うなとか言ってるけど、タムドクって「堂々と」戦ったことは一回もないような・・・。稚拙な策略を弄し、それが何故か「神の加護」で上手く行ってるだけのような・・・。

城門を破り、クンネ城入場。タムドクは近衛隊を指揮して包囲し、貴族達に会いに行こうとする。ファチョン会は「貴族たちは人質にとった」というが、タムドクは朱雀を見せて「コレが欲しいのか?」という。さらにガリョに「息子を王にするためにこのような邪悪な集団に加担したか?」と問う。ガリョは、貴族会議の紋章を奪われて北魏の攻撃が始まるとタムドクに告げた。タムドクは、各城の守りは配備済み。

なんか、この辺は絵面のためにストーリーが破たんしてるな〜。中庭にて対面するタムドクと囚われた人質。その貴族を、長老が謎の力で殺した。朱雀、玄武、青龍をやるというタムドク。貴族の一人が「息子を殺したのは陛下か?」とタムドクに問う(っていうか、長老はしゃべらせるなよ〜)。違うと答えたタムドク(答えたら死ぬに決まってるのにな・・・・)、貴族たちは迷惑掛けられないと次々に自害。それを機に戦闘開始。
タムドクは長老との対戦・・・。兵士として参加してたチョロが青龍の神器を手に取ったもんだから、冷たき慈悲に反応して神器のパワーが発動〜。長老が消えた〜。

ホゲ軍に捕らわれたタルビ。ホゲは優しい人だったのにというタルビだけど、パソンは悪いやつだったんだよとか言ってるな。正直言って、勝利者タムドクのために改変した歴史って感じが強すぎるんだよな〜。

第18話
「2人の朱雀」
火天(ファチョン)会との戦いの後、タムドクには休む間もない。そんななか、フッケは一族から王妃を出すという前王との約束を守るため、スジニに養女にならないかと持ちかける。その意図に気づいていないスジニは快諾。ヒョンゴは、黒朱雀になるかもしれないスジニをタムドクに嫁がせるわけにはいかないと、フッケに彼女の出生の秘密を打ち明ける。だが、それをスジニが聞いていた・・・。

処罰を求めにきたヨン・ガリョに、タムドクは自分を王と認めることは無理かと問う。
タムドクは武力を使わずとも、周辺国と平和に共存していけると訴える。そして白虎の神器を探して殺りくを繰り返すホゲ軍に、すぐに撤退しなければ、反乱軍とみなすと最後の警告を出す。

チョロは青龍の神器を返そうとするヒョンゴに、夢で見続けた女性に出会えたので、もう神器はいらないと告げる。
一方、洞窟に身を隠す火天会の大長老は、キハの赤ん坊の誕生を待っていた。


先王との約束を思い出したフッケは、スジニを養女にする事を決める。さらにタムドクに、一日でも早く王妃を貰うべきだと、そして自分の娘を見て欲しいと頼む。しかし、ヒョンゴはフッケに、スジニがチュシンの星が輝いた日、朱雀の光が登った百済のヘ氏邸で発見された子供だったと告白する。

処罰を恐れる重臣達に、タムドクは戦争でなく和平を結ぶ事でチュシン再興を目指す自分の想いを理解できないかと問う。ヒョンゴはチョロに青龍の神器を返そうとするが、セオを思い出したチョロはもう必要ないと言い、受け取らない。タムドクは、すぐに退却せねば反乱とみなすとの命を契丹(キッタン)にいるホゲ軍に送る。


スジニに「孤児なんだって?」というフッケが、「俺の娘にならんか?」って言ってくる。タムドクに娘を嫁がせるという前王との約束のために、スジニを養女にして、結婚させようとしてるのか・・・。(っていうか、アホ設定だな・・・。普通にある程度の貴族育ちの娘でないと、王妃としてやってけないがな・・・。無茶し過ぎ)

意図に気づいていないスジニは快諾。ヒョンゴに許可も得ずに決めちゃったのかよ・・・。黒朱雀になるかもしれないスジニをタムドクに嫁がせるわけにはいかないと、フッケに彼女の出生の秘密を打ち明ける。
百済のヘ氏の屋敷で見つかった子で、キハがニセモノなら、黒朱雀になるかもしれない子。(っていうか、ファヨン様が火の力を取り上げたのが悪いんじゃ・・・。トラブルの原因はいつもファヨン様よね〜。あとタムドクもトラブルの原因ばっかり作ってる気が・・・。それをタムドク=善と無理にするから歪んでるんだな〜。ヨン様、ムン・ソリさんに位まけしてるから、神的能力って意味でも、あんまり説得力無い)
だが、それをスジニが聞いていた・・・。タムドクは、スジニに気軽に声をかけ、一緒に酒を飲もうという。

処罰を求めにきたヨン・ガリョに、タムドクは自分を王と認めることは無理かと問う。疑っては来たし、青龍の神器が目覚めるのを見た。天はタムドクを選んだかもしれないが、私は息子を選んだ。(ホント、民はホゲを選んでたのに、天がタムドクじゃ〜って主張するんだよな。)

タムドクも、「神器さえ持ったチュシンの王ならば、広い領土を得ることができて満足か?しかし争いが絶えなくなる。そんな国を望んで、私を王とするのか?」と忠臣たちに問う。武力を使わずとも、商業と流通を活発化して、周辺国と平和に共存していけると訴える。(神器がって騒いで他国への侵攻を煽ったのは、あんたを支援するヒョンゴとか元の神官じゃなかったっけ??で、結構それで利益を得てきたよな?その前は、ソコソコ穏便に均衡を保ってて幸せで、民は国のために働くホゲを信じてて、流通だって上手くいってたんじゃねーの?って気が・・・)

ヒョンゴはチョロに会いに行って、青龍の神器を渡す。しかし、夢で見続けた女性セオに出会えたので、もう神器はいらないと告げる。

白虎の神器を探して殺りくを繰り返すホゲ軍に、すぐに撤退しなければ、反乱軍とみなすと最後の警告を出す。「反乱してほしいと願っている。ホゲを怨むキッタンの民と私は親しくなる」というタムドク。いやあ、これはホゲ可哀想だね〜。自分はタムドクのための捨石だって、どこかで分かってやってるんだろうし・・・。(殺戮を止めたいんじゃないんだよね〜。タムドクってホント、二枚舌野郎)

一方、洞窟に身を隠す火天会の大長老は、キハの赤ん坊の誕生を待っていた。女なら生かし、男なら殺すつもりなのか。

キハはタムドクに「もういい」とか言われて切ないよな〜。タムドクも、民のためにとかいいつつ、最も自分を大事にしてくれた民であるキハの話を聞こうともしないなんて・・・。

タムドクは、神官のキハを殺せはしないという。「反乱した女だ」というヒョンゴ達。ヒョンゴは、更に「ファヌンが火をあやつる女に思いを寄せ、その女が暴走し黒朱雀となった。だから、キハは危ない」って説明。しかし、父を殺した女だって、キハへの思いを否定するタムドク。

スジニは、チョロを伴ってキハに会いに。「ファチョン会が神器を奪った。私はその家の娘だ。両親を殺したのはあんたらだ・・・。前王と前大神官を殺した。」って襲いかかった。はああ??って感じ、勝手に思い込んで襲撃かいな。スジニって、ホントにバカキャラすぎるだろ〜。キハがスジニを仕留める!って瞬間、キハの記憶が少しだけ戻って、キハはとどめを刺せなかった。

第19話
「背中に告げた別れ」
たとえ王でも人が大神官を裁くことはできないと、キハを手にかけようとしないタムドクに代わり、チョロを引き連れて神殿に乗り込んだスジニ。朱雀の神器を守って殺された親の敵だと言ってキハに剣を向ける。それを聞いたキハの脳裏に母の記憶がよみがえり、スジニと戦いながらもとどめを刺すことができない。スジニをかばったチョロがキハの火の攻撃をうけ、体の中が燃え上がり苦しむ。駆け寄ったスジニが胸に手をかざすと、炎が体に吸い込まれていく。するとスジニは豹(ひょう)変し、とてつもないパワーでキハに迫る・・・。

幼いころの記憶を取り戻したキハは、両親の敵を討つため、隠れている大長老のもとへ。スジニは神殿で理性を失って火の力を使ったことをヒョンゴに打ち明け、自分が黒朱雀なのだと確信し、自らこの世と決別すると決心。その前に最後に一度だけと、タムドクに会いにいく。

白虎の神器を探し求めていたホゲは、ついにパソンの兄プルドルを見つける。


怒りのあまり我を忘れたスジニは、キハに向けて剣を振り回す。キハは何とかスジニの剣をよける。キハの短剣に切られたスジニはうめいて倒れる。チョロはスジニを攻撃しようとするサリャンを止め、記憶が少しずつ戻ってきたキハは、スジニが自分の妹である事に気付く。

タムドクは契丹(キッタン)への出征を控えた将軍達に、戦争を避ける事が今回の遠征の目的だと言う。スジニはヒョンゴに、自分が黒朱雀だったのか、それ故にヒョンゴが自分を殺す事になるのかを尋ねる。最後の願いとして綺麗に着飾ったスジニは、タムドクに鎧を着せながら、涙ぐみ震える声で最後のあいさつをする。


たとえ王でも人が大神官を裁くことはできないと、キハに手をかけようとしないタムドクに代わり、チョロを引き連れて神殿に乗り込んだスジニ。百済のヘ氏から朱雀をファチョン会が奪った!あんた達が親を殺し、そして大神官を殺して収まった!と告発。キハに剣を向け、サリャン、チョロを巻き込んでの戦いになる。しかし、キハの脳裏に母の記憶がよみがえり、スジニと戦いながらもとどめを刺すことができない。スジニを戦闘力で圧倒しながらも、キハは逃げるばかり・・・。(このシーンの、ムン・ソリさんが綺麗で、そして演技ウマ〜。スジニ役の人は可哀想)
スジニをかばったチョロがキハの火の攻撃をうけ、体の中が燃え上がり苦しむ。キハは、火を付けられるが消せないのだという。駆け寄ったスジニが胸に手をかざすと、炎が体に吸い込まれていき、チョロの胸の火は消えた。しかし、スジニが豹変し、とてつもないパワーでキハに迫る・・・(演技が拙い・・・)。お腹の子を守りたい一心で、キハはスジニのパワーを跳ね返した。スジニは気を失う。

幼いころの記憶を取り戻したキハ。妹を守れと言った母が朱雀を首にかけたこと、母が殺される様を見たこと。妹を隠したこと・・・。その後、長老によって記憶を消された時の様子。サリャンに「あの子は私の妹ね・・・」と確認するキハ。サリャンは、基本的にキハ様命!なんで、否定できない。
キハは、両親の敵を討つため、隠れている大長老のもとへ。しかし、2000年前に火の力を盗んで若返った長老は、火の力では死ねないのね。長老は、死にたくて神器を集めてるのか?「2000年前の思い出せ!カジン様」と呼びかける長老。

チョロは重症です。
スジニは神殿で理性を失って火の力を使ったことをヒョンゴに打ち明け、自分が黒朱雀なのだと確信。「自分の意志とは関係なく」とか言ってるけど、おもいっきり自分の意志でキハを殺しに行ってたわけじゃん?正気を失ったとか言うけどさ〜。
コムル村では、「兆候が見えただけで殺さねばならぬ」という古参達。殺すことで苦しむ村人を気遣って、スジニは自らこの世と決別すると決心。チョロを気遣うスジニに「朱雀は本来は大地の母」と理解を示す長老。
その前に最後に一度だけと、タムドクに会いに行くスジニ・・・。えーっと、何を許してもタムドクとの面会だけは禁じろよ!コムル村!それが黒朱雀の一番の不安なんじゃねーの??タムドクに鎧を付けてあげるスジニと、タムドクが「何があった?」と手を取るラブシーンが取りたかったのは分かるけどさ〜。「綺麗だなと一度くらいは言われたかった。綺麗な姿を覚えておいてほしい」とか、思わせぶりなスジニ。覚悟がないから、ペラペラしゃべるのよね〜。でも、タムドクはアホ王なので、気がつかないんだな。
チョロは、青龍の神器をかざすことで復活。
タムドクは、スジニの姿が見えないことを不審に思うが、コムル村の用事で遠くにやったというヒョンゴ・・・。さらに追及されて、「この世に別れを告げた」とぺらってしまうヒョンゴ。黙ってられないのかよ〜。
タムドクは「黒朱雀だというなら、なぜあの女=キハを殺さない!」とコムル村の人々を責める。そして、厳しく追及!救いに行こうとするが、「国のための出兵が明朝に!」と止められる。で、チョロが「私が行く・・・」という。臣下として、タムドクを立てるチョロ。
えーっと、スジニは死んでないと、その覚悟が薄っぺらだったという事じゃね?

第20話
「それぞれの思惑」
ホゲはタムドクが自分の軍を反乱軍とみなそうとしていると知り憤る。ホゲはチュムチにパソンとタルビを連れて帰ることを許すが、それはワナだった。

契丹の集落に着いたタムドクたちは、ホゲ軍の大虐殺の跡を目にする。フッケたちは契丹族の報復を危惧(ぐ)して早く移動することを勧めるが、タムドクは遺体を集めて葬儀をするよう命じる。
タムドクは国内城を出てからずっと、夜眠ることができずにいた。やがて偵察隊が契丹族の奇襲を受け、皆殺しにされたという報告が入る。自ら兵士の遺体を回収に行くというタムドクを止めようとするコ・ウチュンに、タムドクは苦しい胸のうちを明かす。

ホゲを王に仕立て上げる計画を見限った大長老は、百済のアシン王を利用することに。キハは大長老の命を伝えるサリャンに、ある問いかけをする。そして、タムドクに国内城の管理を任され戸惑うヨン・ガリョのもとへ。

チョロはやっとスジニを見つけるが・・・。


ホゲ軍の一部を見回っていたチュムチは警備された馬車を見つけ、その中に閉じこめられていたタルビとパソンを救い出す。契丹(キッタン)の地に立ち入った太王軍は、多くの屍が並ぶ凄惨な光景を目の当たりにして、移動速度を速めようとする。しかし馬から降りたタムドクは、弔ってやらねばと言う。

自分の剣に刺されたスジニが無事かどうか心配するキハは、サリャンに大長老を裏切り自分と運命を共にするかと尋ねる。契丹族に襲われた偵察隊の消息を聞いたタムドクは、犠牲になった遺体を回収すべくフッケ将軍に部隊を編成するよう指示する。


ホゲは、「大王軍のダシに使われたのか?神器を陛下が手に入れたらしい。あなたがチュシンの王だと信じたのに」という部下。4万の軍にタムドクは5千の兵で挑むという。しかし、「反乱軍」という言葉は、部下たちに動揺を生んでいる。
噂を広めているのは誰だ?と問うホゲ。チュムチが大暴れ何ですよ〜。タルビ・パソンを見つけて救い出そうとするが、チュムチ捕まったよ。ホゲはチュムチから、事情を聞き出す。ファチョン会が潰れたというチュムチに、天地神堂の状態を聞くホゲが切ないね〜。傭兵としてのチュムチを雇ったのはタムドクだと聞き出したホゲ。パソンとタルビを連れて帰ることを許す代わりに、潜り込んだスパイも一緒に連れ帰るように命令。しかし、ホゲは、密かに彼らをつけて殺すように部下に命令。

契丹(キッタン)の集落に着いたタムドクたちは、ホゲ軍の大虐殺の跡を目にする。フッケたちは契丹族の報復を危惧して早く移動することを勧めるが、タムドクは遺体を集めて葬儀をするよう命じる。近衛隊長の「時々、手足を縛ってやりたくなる!」という霧氷に笑った。しかし、タムドクの行為はキドゥハリ部族のトゥダイの心を打った模様。(っていうかタムドクは優しいんじゃなくて、パフォーマンスとして意識してやってるからな〜。これにマンマと感じ入っちゃう純朴な古代人の皆様が、チット気の毒ですらある)

タムドクは国内城を出てからずっと、夜眠ることができずにいた。やがて偵察隊が契丹族の奇襲を受け、皆殺しにされたという報告が入る。ホゲ軍に対抗するために、キッタンの部族たちが終結し始めている。彼らを配下に従えるのタムドクの目的。「見逃してやるから従え」と指令を渡す。
自ら兵士の遺体を回収に行くというタムドクを止めようとするコ・ウチュンに、タムドクは苦しい胸のうちを明かす。「兵たちを信じられないのでなく、自分を信じられない。そばに人がいない」というタムドク。えーっと、そんなのはホゲなんか黙って耐えてるじゃないか〜。そういうことをペラペラしゃべるタムドクって信用ならん!「この方のためなら死んでも良いと思ったのは始めてだ」という近衛隊長・・・。えーっと、前王の立場は!!

ホゲを王に仕立て上げる計画を見限った大長老は、百済のアシン王を利用することに。タムドクがいない今が、クンネ城を取り戻せる時と言って、百済を煽ろうとする。
キハは大長老の命を伝えるサリャン。「お前も私の敵だ」というキハに「いつでも殺していただいて構わぬ」というサリョン。ヨン・ガリョがファチョン会と手を切ったために、神殿に戻ることも出来ぬキハだが、サリャンには「化けものの意図は?」と鋭く問いかける。長老は「ホゲを助けて白虎の神器を探せ」と命を伝えてきた。キハは「父のように、兄のように面倒を見てくれた。私につけというのは無理な頼みか?」とサリャンに問い、スジニの安否を心配する。

タムドクに国内城の管理を任され戸惑うヨン・ガリョ。王座に座ったことが殆どないタムドクは「過去の王たちの宿題を解けていないから・・・」と語ったタムドク。
そんなヨン・ガリョの所に、キハがやってきた。「ファチョン会は私が乗っ取る」と宣言し、ファチョン会の実態を告げるキハ。そして「長老は天の力を奪うことしか興味がないが、私は地上の人々が自力で立てるチュシン国を望んでいる。ホゲ様とともに建国する。そのために私の神器を取り返し、青龍の神器をホゲに渡す」というキハ。キハの言うことはもっともなんだよね〜。神の子の生まれ変わりが建国したって生きるのは人。神の運命によって、タムドクとの仲を裂かれたキハにとっては、「神様になんか従わないですむ、人が人生を選べる国を」ってのが願いなんだよね。
ホゲはキハにとって何か?と問われて「お腹の子を示したキハ」。あれれ〜。騙した。

ホゲは、「タムドクはキッタンと手を組もうとしている。私を落とすために敵国と手を組むのが王だ!」と部下を煽り、タムドクとの決戦を決断。「祖国を売るタムドク王ではなく、高句麗のためだけに戦う。」と宣言したホゲ。

チョロはやっとスジニを見つけるが・・・。えーっと、スジニはやっぱ死ねなかったの?死のうとしても?でも歴代の黒朱雀は自殺できたんじゃないの?

第21話
「崩れゆく大軍」
ヨン・ガリョは盗んだ朱雀と青龍の神器をキハに渡す。タムドクこそがチュシンの王だと理解しながらも、王の座を狙う息子ホゲを思うヨン・ガリョは、ある決心をしていた。

タムドクは計画通りに契丹族との会談にこぎ着ける。7人しか同伴できないという条件に不安を募らせるフッケたちをよそに、タムドクはそのひとりとして戦える兵士ではなく記録係のヒョンドンを選ぶ。会談場には契丹全体の首長アッティラを始めとする各部族の代表たちが集まっていた。タムドクは契丹族を虐殺したホゲの軍は反乱軍であると伝え、各部族の安泰のために高句麗と友好関係を築くよう提案するが・・・。

同じころ、タムドクの作戦により、ホゲの軍の疲れきった兵士たちに向け「3日以内に投降すれば、太王軍として受け入れる」と書かれたビラがまかれていた。そんななか、ホゲのもとに神器を持ったキハが現れる。

一緒にタムドクのところに戻ろうと言うチョロに、スジニは・・・。


ヨン・ガリョはタムドクを裏切り、宮内の秘密の一室に置かれていた紅玉(朱雀の神器)と青竜の神器を持ち出し、キハに渡す。木にもたれ座っているチョロは、眠っているスジニの額に手を置く。夢を見ていたスジニは目を覚まし、チョロと目が合う。スジニはチョロに、自分はすべき事があると言い残し、キハを追い掛けて行く。

タムドクは契丹(キッタン)の族長達と会談を始める。タムドクは高句麗と兄弟になろうと申し出る。ホゲは自分から動くのを待っているタムドクの策略にかからないように、将軍らに兵士達が惑わされないように気をつけろと言い放つ。タムドクは、コ・ウチュン将軍にホゲ軍との距離を縮めるために、全軍の移動を準備させるようにと命じる。


ヨン・ガリョは、「タムドクがチュシンの王だと感じながらも、それを認めることはできない。淡々と、国のための施策を行って国を支えてる。「天が全てを定めるのであれば、人が苦しんで努力する意味があるのか?何を根拠に天を定めるのか?私は、政治をし、神器を手に入れて、それを息子に渡す。自らの知恵で王となり、民に選ばれる王となれと教える。チュシンは天智だ。陛下を裏切った私には、その世界を見る資格はない」と考えて、朱雀と青龍の神器をキハに託す。そして、自害。
そうだよね〜。私は、「神が決めたから」っていうのが、どうも納得いかないので、ホゲを応援して来たんですよ。先王が勝手なことを言い出す前は、国もそこそこ安定してたっぽいし、次王として期待されてたわけだしなあ・・・。タムドクが追い詰めて、ホゲが暴走しちゃったんだし。無理やり「タムドクマンセー」ねつ造歴史になってしまってる。もともとねつ造ファンタジーなんだけど、下手くぞすぎるのよね。素朴な古代人だから、騙されるのかな?と無理やり納得させながら見てますが・・・。神様が余計なことをして、混乱を生んだだけのような・・・。

タムドクは計画通りに契丹族との会談にこぎ着ける。7人しか同伴できないという条件に不安を募らせるフッケたち。タムドクはそのひとりとして戦える兵士ではなく記録係のヒョンドンを選んんで、「1回目は失敗だが、2回目は罪だ」というスジニの言葉を実践。(ここから、記録係の子のモノローグが・・・。ホント、統一性のない作りだな〜。脚本がグダグダなのを感じるよ)
会談場には、契丹全体の首長アッティラを始めとする各部族の代表たちが集まっていた。タムドクは契丹族を虐殺したホゲの軍は反乱軍であると伝え、各部族の安泰のために高句麗と友好関係を築くよう提案。「部族が争ってばかりで土地はやせる一方だ。屈辱であっても、従ってもらうしかない」と強気だ。しかし、アッティラは「ホゲの首が条件だ」という。

タムドクの作戦により、ホゲの軍の疲れきった兵士たちに向け「3日以内に投降すれば、太王軍として受け入れる」と書かれたビラを凧に乗せてばらまいてる。
側近は「王と戦うのか?」と不安を口にするが、ホゲは「王が望んでいるのは、お前が俺の首をはねることだ。」って、自分の置かれた運命を悟ってしまってるんだな。捨石だって分かってて、それから逃げずに最後まで突っ走ろうとしてる。巻き込まれる、一般兵士は気の毒だが。側近が「ホゲ様の11歳の初陣で笑顔のあなたを見たときから、あなたをチュシンの王だと思ってきた。それこそが謀反だった。ココから先は地獄だが、ついていく・・・」

タムドクは、ホゲの野営地の近くにせまる。脱走兵たちを収容しつつ、ホゲを狙う。アッティラが「ホゲを任せてくれ」と言いに来たが、「高句麗の将軍を討つのは、高句麗の王だ」と主張。
しかし、ヨン・ガリョ死亡の報。ホゲは攻撃に出るだろうと戦略変更。隊を分ける。そして、戦死を減らすために戦場を混乱させるっていう。(戦場は混乱すると泥沼化して、無駄死にがでると思うんだけどなあ〜)
で、またまた「内緒でホゲに会いに行く」(って、タムドクは本当にコレが好きだよな〜)。

そんななか、ホゲのもとに神器を持ったキハが現れる。「ヨン・ガリョに、ホゲ母と同じ毒を手渡した。先王と同じく、息子を王にするために自害した。」というキハ。「神器です。この子の父親になってほしいと頼みにきた。クンネ城はもうだめです。西の国で力を蓄えましょう。ずっと傍にいると言いましたよね?」って、ホゲ様可哀想〜。タムドクの子を自分の子としろってことだもんね〜。「全軍、出陣だ」と宣言。そして、サリャンに「キハを連れて行け、二度と前に現れるな」と突き放した。
脱走兵が増加。各軍の将軍までが「大王の元へ」って言いだして、ホゲに剣を向ける。ホゲは、軍を離れようとする将軍を切り捨てて「私に背を向けるな・・・」ってホゲ、切ない〜。

一緒にタムドクのところに戻ろうと言うチョロに、スジニは「戻らない。呼び戻したのが誰にせよ。やるべきことがある」という。やっぱ死ねなかったんだね。(っていうか、黒朱雀を殺すって指示されてたのに、死ぬ方法は伝説の中に消えてしまったのか??)
ホゲの軍の近くの町に行き、脱走した兵士たちが殺されるのを見る(この辺は、ホントに脚本が適当すぎるよな〜)。胸騒ぎがするから帰ろうというチョロに、「見つからなかったと言って。来世であろう」と別れを告げる。
その村に、ホゲの陣営を出てきたキハが。陣痛が始まって倒れた。村の人に頼んで、出産を手伝ってもらう。その頃、タムドクもキハの子供に反応するように、体調不良。

第22話
「最後の守り主」
キハが陣痛で苦しむなか、大長老は生まれたのが男ならば心臓を持ってくるようサリャンに念を押す。サリャンが戻ると、出産を終えたキハは気を失っていた。誕生したのは男の子だった。偶然居合わせたスジニは、父親はホゲだと思い、憤慨して出て行こうとするが・・・。

目覚めたキハは我が子が消えているのに気づきがく然とする。子どもを捜して夜道に出たキハは、大長老とサリャンを見つけ、子どもの心臓をもらったと告げる大長老に剣を振りかざして飛びかかる。

一方タムドクはホゲの陣営に入り、残留兵を太王軍に迎え入れる。わずか20人ほどの兵で逃走したホゲが契丹人に追われていると聞いたタムドクは、チョロやチュムチたちだけを従えて後を追い、契丹人に包囲されたホゲたちを発見。手を出すなというタムドクの命令に応じようとしない契丹人と戦闘状態に。激戦の末、契丹人の軍は全滅し、タムドクとホゲの一騎打ちとなる。


息が苦しくなったタムドクの脈を計り、その脈の乱れにヒョンゴは驚く。その頃キハは、苦労して男子を産む。サリャンはスジニに、キハはあなた(スジニ)の姉だ、そして赤ん坊を助けてくれと頼む。

ホゲ軍内で内乱が起こり、ホゲは逃走する。その後ホゲの陣営にタムドクが到着すると、残った兵はひれ伏して許しを請い、太王軍に合流する。スジニを探しに出たチョロだったが、タムドクに聞かれても首を横に振る。契丹(キッタン)に追われるホゲを救う形となったタムドクだが、高句麗追放の罰をホゲに言い放つ。そのタムドクの後ろ姿に、ホゲは剣を投げつけたが、チュムチがタムドクの身代わりとなり、ホゲの刀を受け倒れる。その瞬間、百虎の神器が反応し始める。


キハが陣痛で苦しむ。早産でヤバい。大長老は生まれたのが男ならば、赤ん坊のうちに心臓を持ってくるようサリャンに念を押す。サリャンが戻ると、出産を終えたキハは気を失っていた。誕生したのは男の子。
偶然居合わせたスジニは、父親はホゲだと思い、憤慨して出て行こうとするが、サリャンは「キハはお前の姉だ。父親はタムドクだ」と告げた。ふざけるなと刀をふるスジニに、「子供を助けろ。ファチョン会のものが子供の心臓を奪う。私には止められない・・・。心臓が大きくなるまで、誰にも目を触れさせるな。ファチョン会はどこにでもいる。」って、サリャンの愛!!
目覚めたキハは我が子が消えているのに気づきがく然とする。子どもを捜して夜道に出たキハは、大長老とサリャンを見つけ、子どもの心臓をもらったと告げる大長老に剣を振りかざして飛びかかる。が、長老がサリャンを盾にしたため、サリャンを刺してしまう。「大地の母として、虎族を忘れるな。私を殺したければ、アブルランサに来い」と長老は言い残して去った。半狂乱のキハに、「生きて。生き延びて。お子様を・・・」と言い残してサリャン死亡。

タムドクはホゲの陣営で反乱がおきたことを知り、残留兵を太王軍に迎え入れるために総攻撃に。ホゲは「もう、私についてくるな」と宣言し、自ら戦闘へ。ホゲかっこいーなあ。ユン・テヨンさんの野性的なところが、とても生かされていると思います。
タムドクがホゲの野営地の後に。反乱をおこした将軍が、タムドクに膝をついて投降。しかし、わずか20人ほどの兵で逃走。
ホゲが契丹人に追われていると聞いたタムドク。兵を率いると、契丹人と戦になるからと、チョロやチュムチたちだけを従えて後を追う。(これも、ホゲを奪還しようとした時点で、どうしたって戦になるような・・・。コソっと出来るって確信はどこから?)
ホゲ達の闘争は、罠で導かれていた。契丹人に包囲されたホゲだが、そこにタムドクが。手を出すなというタムドクの命令に応じようとしない契丹人と戦闘状態に。激戦の末、契丹人の軍は全滅し、タムドクとホゲの一騎打ちとなる。

結局、ホゲはタムドク達に囲まれてしまう。「余計なことを言わずに殺せ」というホゲに、「王など、一瞬ごと判断が正しかったか悩むものだ。そんなに王になりたかったか?」というタムドク。「王になりたかったのではない。お前に復讐したかっただけだ」とホゲ。ホゲ、可哀想だよね〜。私はホゲのが好き。「王になりたかった」ではなく、「王になれ」と言われて生きてきたんだもん。タムドクは「お前を助けに来たのだ」と訴えるけど、今までのやり方が酷いから、そんなの伝わらないよな〜。「分かってくれない・・・」ってタムドク様、あんたのやり方じゃ分かってもらえなくて当たり前。「殺さずにすむ名目をくれ」というタムドクに「両親を殺し、愛する人の気持を踏みにじった。首をハネロ」っていうホゲ。タムドクは「契丹を壊滅したが反乱した。追放する。二度と高句麗に戻るな」と告げて去ろうとする。
そんなタムドクに刀を投げつけたホゲ。チュムチが庇って負傷。チョロがホゲを刺したが、青龍の力でホゲもチョロもはじかれた。ホゲの持っていた白虎の神器がパワー発揮。なんで??と思ったら、チュムチが百虎の守り主なのね。

ホゲの側近で負傷した人間が、タムドクに「ホゲを死んだことにしないと、契丹に狙われる。私は長くない。私の首をホゲ様のものとして契丹に渡してくれ」と訴える。泣けるな〜。これほど愛された将軍を傷つけ、おしのけてまで「神の子」だからって王になって良いのかね?って思うよ。

結局、ホゲはキハの所へ行ったのね。「何もできない」というホゲに、「私も何もかもを失った。天は我々など見てない。ただ一人が試練を乗り越えられるかを見ている。私たちは利用されている。私は、天と戦う。地上の人々に手を下さないように・・・」というキハ。「私は人間を信じない。私は自分を見て分かった」というホゲに、「地獄でも、自分の運命を自分で決められる」というキハ。キハ様かっこいー。
キハとホゲはアブルランサに。長老を殺すにはどうすればよいのだ?って、正面から訪ねるキハ。しかし、「お子様は生きています」という長老。長老の助けで記憶をたどったキハは、スジニと共にいる思い出した。子供を助ける代わりに、「タムドクの心臓」を要求する長老。

で、タムドクの方も、私兵を大王軍に再編成し、諸国も威嚇。国を治めることに専念します。後燕からの手紙のなかに書かれた噂に、スジニが言ってた言葉があるのに気がついたタムドク。探すの?

第23話
「面影を追って」
後燕のコ・ウンから届いた太子救出依頼の書状に、スジニの言葉を見つけたタムドクは、ヒョンゴ、チュムチ、チョロと一緒に後燕に向かう。高句麗の王が傭(よう)兵団を送ってくれると聞かされていたコ・ウンに、タムドクは言葉の主を尋ねる。すると、子どもに語学を教えている高句麗から来た先生だという。タムドクたちは、先生がスジニか確かめる前に、まず太子を助けにいくことに。

コ・ウンは、祖父が高句麗の王妃から預かっていたという巻物をタムドクに手渡す。中には“天弓”の二文字だけだったが、それを見たヒョンゴが驚く。タムドクの持つ“天弓”に関する古文書だった。隠し文字があり、上巻はコムル村にあるが、下巻はもう存在しないと思われていた。コムル村でヒョンゴは巻物の内容を確認するが・・・。

時は流れ、タムドクは次々と周辺国を征伐し、戦に明け暮れる日々を送っていた。そんななか突然、後燕が高句麗を攻撃する。その陰にはキハとホゲがいた。


タムドクは、後燕(コウエン)の高雲(コウン)の家でスジニを探すが、出かけて行方が判らないという話を聞く。しかしスジニは、タムドクやチョロの姿を物陰に隠れて見ていたのだった。
その後政敵から高雲は後燕の太子を守ってくれたタムドクに、高句麗の太王に届けてほしいと、天弓と書いてある古い巻物を渡す。

その後、4年もの準備をした大遠征を開始した太王軍は、遂に百済の漢(ハン)城を占領する。落城の翌日、百済のアシン王は遠い道のりを歩いてタムドクを尋ねて来る。そして時が経ち...。


あれから一年ほど?チュムチには、ロマンスが・・・。

後燕の龍城から、「内紛があって困ってる」という救援の要請が。「将来の国王なら助けておいて得がある」と、書類整理を近衛隊長に押し付けて出陣のタムドク。チョロを同行しますが、「他国だから兵は連れていかない。」だって、本当は、スジニを探しに行くんだもんな。わがままだし、王としてどうなのよ??

スジニは、太子の部下の子の教師となっていた。そして、キハの子供を育ててるんだね。しかし、タムドクが王の使いに化けて到着したときは、スジニは太子と隠れてしまっている。
「助けよう」というタムドクらだが、「4人で何ができる?」ってのが太子の部下の言い分。だが、「攻撃され孤立している宮から、こっそり太子をお連れしましょう」というタムドク。それを、物陰から見つめるスジニ、子供を守る任務があるから顔をだせないのね。
タムドクは策略をもって宮を制圧。ヒョンゴの手のものが後燕にもいるので、その人たちが協力してくれる。
でも、太子ボヨウホウは、既に「なぜ、父王は助けてくれない?」となってしまっている。大使の部下のコ・ウンは高麗出身の人間らしく(ってのは、このドラマでは高麗人=主役=正義だからね)、「私が最後までお守りします!」と忠義一筋。
タムドクは、だれが皇太子になるかというよりも、教師=スジニ?探しの方が大事そうだな。同じ宮にいるけど、スジニは隠れたまま出てきません。スジニセンサーを持ってるチョロが、スジニの気配を感知。でも、見つからない。

コ・ウンは、人質となった高句麗の王妃と一緒に燕に渡ってきた人間で、「皇帝に」と「天弓」と書かれた書を手渡した。しかし、コムル村のものは「4神を生かしも殺しもできる天弓はチュシンの王だけが仕える。それが壊れれば神器が壊れ、チュシンの王も死ぬ。王の心臓だけが天弓を呼び出せるように、天弓はチュモ神剣に隠されていた。」という内容だ。知られたら大変なので、この文書は燃やして欲しいというのがコムル村の意見。タムドクは「天の力を授けたのに、封印し、天弓を残したファヌンの意図は?」と疑問に思っている。

百済アシン王がスゴク城に侵攻。クァンミ城を狙ってくると思っていたので、急ぎ駆けつけます。この攻防(393-396年)は、事実だけが述べられて終わり・・・。
百済の徴兵をのがれて新羅に逃げる民を活用したり、タムドクのやり方は分断して統治するって奴だな。敵の敵を支援して漁夫の利を取るってやつみたい。無理な戦で疲弊するのを待って一斉攻撃し百済を陥落。「百済を弟に」というアシン王に、「自決すれば、百済の名を残す」というアシン王。アシン王は潔く自決しようとするが、それをみてタムドクは自決を止めて「百済を任せる」と言う。(これは、王の責任ってのを軽視した行動だと思うんだよな・・・。王の責任=自分の責任を軽視してると見られても仕方のない行為だよ。温情に見えるけど、ホントにそれが正しいのか?)
タムドクは「復讐されるだろうと思っている。でも、私は天と戦っている。チュシンという名。神器は恨んでる。そのせいで、母・父・私の民を失った(ココに来ても、キハの名を口にしないのが愛憎深いところなんだろうな)。私は天の力なしに国を作りたい」という。「天は、民にすがられることを望んでいるか?」って、遅いよね・・・。それをやろうとしたキハを、今頃になって理解したか?だったらあんたは身を引くしかないっしょ。民の信じる「天の力」を利用しまくって国を作ったくせに!天の力の一番は「風評」だろう。

スジニを探すアブルランサのキハ。あの子は黒朱雀かもしれないから、身を隠してしまったのでは?と探しまくってる。あれから、8年くらいたってしまっている。ところで、サリャン、黒髪になってる!っていうか生きてたの??

後燕が3万の兵を送ってきた。北魏にまけたばかりで、そんな余力はないはずなのに!そんななか、新羅が倭に攻撃されたと応援を願ってきた。
ホゲ様登場〜。かっこいい!!アブルランサの手先の北魏の将軍になっている。キモインと名前を変えた。百済と交渉して引き入れようとし、後燕には高句麗を攻撃させ、カヤと倭と一緒に新羅を攻撃し、高句麗の軍を分散させようとしている。
キハは高句麗王を追い詰めるためのエサとして、烙印を押されたコムルの民を操り、コムル村にある残り二つの神器(白虎と玄武)をとりもどせ!と大長老に命じます。

タムドクはカヤを追い詰めろと部族長に命令。

スジニは高句麗のヒョント城下で、あの時の子をアジクと名づけて育てている。ヒョンド城に来たコ・ウンが見かけた。
コ・ウンは、「後燕の新しい皇帝はファチョン会に操られている。」という。北魏の将軍が高句麗の訓練法に似ていて、後燕がアブルランサを逃げ場としていると聞いて、タムドクは類推します。
コ・ウンに「先生を偶然見ましたよ」と言われて、すっ飛んでくタムドク。(だから、あんたにはすべきことがあるんじゃないのか?)でも、すでにスジニは消えていたが、後を追って川で追いついた。子供を見たタムドクだけど、眼中なしだな・・・。

第24話
「二千年の時を越えて」
スジニと再会したタムドクは、「黒朱雀になったら止めてやる」と約束し連れ戻す。スジニがずっと育てていたキハの子どもはアジクと名付けられていた。

火天(ファチョン)会の大長老は、玄武と白虎の神器を奪うためコムル村を襲撃。阿弗蘭寺(アブルランサ)にいるホゲは、キハの真の望みを憂慮しながらも、タムドクが現れるのを待っていた。

やがてアジクが火天会にさらわれ、スジニは取り乱す。タムドクあてに残されていた文には、アジクがタムドクの子どもであり、救いたければ直接来いと書かれていた。阿弗蘭寺に向かったタムドクの軍は、待ち構えていたホゲの率いる火天会と後燕の連合軍と対決する。

一方、阿弗蘭寺の祭壇では、キハが四神のすべての神器を並べ始めていた。


月日が流れ、スジニと再会したタムドク。迷惑を掛けまいと去ろうとするスジニに、タムドクは、どんな事があろうが一緒にいて欲しいと抱きしめ、スジニは涙を流す。しかし、烙印を押されたカムドンが、大長老に操られるまま、スジニが守ってきた子供を連れ去ってしまう。またコムル村では、火天会の襲撃により、玄武と百虎の神器を奪われる。

子供の拉致を知らされたタムドクは、火天会との決着をつけるべく阿弗蘭寺(アブルランサ)に向かうのだった。


8年後。再開したスジニとタムドク。なんか、すっかり女になっちまったスジニ。(魅力半減)
「見なかったことに。そばに入られない。」というスジニに、「二度と手放さない。お前のいるところが宮殿だ。黒朱雀でも守ってみせる」というタムドク。

宮殿のタムドクは、自分の子ともしらないで、アジクを可愛がる。「姉の子供」としか言わないスジニ。スジニが酒を絶っていると知って、「それほどに逃げなければならなかったのか・・・」とスジニの苦労をしるタムドク。「お前が死んだということは信じなかった。俺は許可してない」と冗談を言うタムドクに、「時が来たら言うことがある」って、先延ばしにして傍にいるのかよ・・・。あんた、それは、結構キハに酷いことしてると思うぞ。「そのときが来たらためらわないで欲しい」というスジニに、「天のやり方ではなく、私のやり方でやる」というタムドク。

ホゲは捕虜の死体で道を作り、タムドクの来訪を待っている。「彼女は決着をつけるつもりだ。チュシンの王を殺して天の力を奪い、自分の役目は終わったと言うだろう。彼女はこの世に未練がない。平然と私に別れを告げる。分からないのか?私は、天の力など望まない。手に入れて、誰のために使う?」切ないね・・・。やっぱ、ホゲは良いキャラクタだな。

コムル村を襲い、白虎、玄武の神器を奪うファチョン会。神器が盗まれたことを知ったタムドク。ファチョン会は「神器をそろえ、王(タムドク)の到着をまつ。タムドクが自分の意思で天の封印を解くか、タムドクの心臓で封印を解くか・・・」と計画している。

アブルランサに向かうタムドクのところへ軍が集まってくる。しかし、ファチョン会は、陣営のタムドク部下を操り、子供アジクの存在を知って拉致する。ファチョン会がアジクを狙う理由は?と問うタムドクだが、スジニは真実を告げない。そこに、チュシン王・タムドクの子供を連れて行くと書かれた書簡が。「こうなると思って逃げていた。あの子は王様の息子で、姉・キハの子供だ」と言うスジン。「うそであってほしいと願ってきた」って、アンタ・・・。キハに失礼だろ・・・。タムドクも、スジニよりもキハにかけるべき言葉があるだろ!!

アブルランサへアジク救出に向かうタムドク。「あの子の心臓で、ファチョン会は天の力を開くつもりだ」と配下に言い放つ。

キハは、「長老より早くタムドク王の心臓を手に入れ、天の力を手に入れて」とホゲに命じる。「カウリ剣のときのように、あいつと一緒に死ぬつもりなのですね。どうすれば、あなたを救えるのか・・・」ってホゲ〜。いい男だ・・・。「天の力を持つものは永遠に生きられる。待っていて。恨みを晴らし、生まれ変わったら、きっと会える・・・」これが、キハがホゲにあげられる精一杯なんだよね。キハは、ホゲを愛したかったと思う。手を重ねる二人は泣けましたよ・・・。ホントに切ない男女だな・・・。
ホゲ軍と対峙するタムドク王軍。「敵は我々より多い。俺達は必ず勝つ。負ける方法を知らないからだ。俺が先頭に行く。俺の軍隊、俺の兄弟達、俺が見えるか!」と兵士を煽るタムドク。しかし、タムドクを演じるヨン様は最後まで、演技の位が低い・・・。こういうシーンは辛いな・・・。笑いを取るようなシーンは割りと良いんだけど、
死闘が繰り広げられ、タムドク配下のものも次々と死んでいく。ホゲと対峙したタムドク。ホゲは殺されたいんだから、対して逃げもしないで槍の被害に。正直、この最悪の状況を作ったのはホゲであり、タムドク。それをチャンと理解していたホゲに対して、タムドクってどうも認識不足だよな。

アブルランサで4つの神器を並べ、封印が解けるときを待つキハ。神器が光り出す。
アブルランサにひとり突入するスジニ。長老がアジクを連れて現れる。キハの元へアジクは歩み寄るが、キハは「その子は誰?」と動揺。長老は、「ホゲはタムドクを討てない。その子も天孫の血を引く子。2000年待った。アジクの心臓を切り開け」と迫る。キハは「私の子・・・」と抱きしめる。しかし、長老は「天の力のためだ・・・」と迫る。長老に矢を放つスジン・・・。「アジクは姉さんの子供だ」とキハに叫ぶスジン。
キハの中に入り込み、キハを操りアジクをナイフで刺そうとする長老。キハは対抗するが、長老の力も強い。なんとか、心臓に刺そうとする刀をそらしたが、アジクの指を切ってしまった。神器にアジク(天孫)の血が流れていく。アジクの血によってキハの朱雀が目覚める。朱雀に変身し始めるキハ。アジクを抱きかかえて逃げるスジン。

そこへ、タムドク王が到着し、飛んできた火からスジニを守る。天弓を手に握り、長老と天弓で破壊したタムドク。
朱雀に変わったキハが綺麗なんだ・・・。「止めろ。お前を殺したくない」とキハに念じるタムドク。
キハに天弓を射ろうとした瞬間、「今、分かった。私のすべきことが。キハ、お前を信じられなかった。俺が間違っていた」と、弓を折る。
神器が消えていく。「人は誰でも間違える。天にそう言わなくては…。それが人間だ。天は我々に聞いている。自ら生きるのか、天の力で統治しないといけないのか。その問いに答えるのがチュシン王の勤め。(って、キハやホゲはかなーり前にそういう結論に至ってるんだけど・・・)私は人間を信じる。チュシン国は人間が建てる。天の力は天に返す。だから、もういい」と語りかける。タムドクに理解され、暴走を止めていくキハ。キハが消えた光の中に入っていくタムドク王。
タムドク=広開土王は、天帝の子で、天の力を解放し、国が栄えた・・・。タムドクの言葉「人が天を待つのでなく、天が人を待つのだ」という言葉でエンド。

「天の力など要らない」といいつづけた、ホゲやキハの結論に長々かけてたどり着いたって訳ね。愛する人たちの言葉をちゃんと聴かないから、時間がかかり、無駄な戦争が起こりまくったんじゃ??

(参考)NHK 太王四神記太王四神記|@niftyまみまみの「韓国ドラマ一覧」あらすじ