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03/15(Sat) 11:00
相棒(チャクペ)

BS-フジ 韓国ドラマ『チャクペ−相棒−』ポニーキャニオン - チャクペ―相棒

【ストーリー】 朝鮮時代末期―政治の腐敗、官僚による汚職、民衆は生活苦にあえぐ時代の中、二人の男児が同日、同時刻に誕生する。
ひとりは両班の息子ギドン、もうひとりは物乞いの息子チョンドゥン。しかしギドンの母は難産の末、他界。ギドンの乳母として屋敷に入ったのが、チョンドゥンの母マクスンだった。
実は、別の村の両班の屋敷で働くうち、屋敷の主人の子を身ごもったマクスンは、正妻の怒りにふれ、彼女に好意を寄せていた同じく使用人のセドルと逃亡し、そして出産。賤民として生まれた我が子を幸せにしたいという気持ちから、ギドンとチョンドゥンをすりかえてしまう。
生い立ちの秘密を知らず成長した二人は、ある事件をきっかけに強い絆で結ばれる。そして民乱によって離ればなれになったのち、ギドンは捕校(現在の警察)の部将となり、チョンドゥンは世直しの義賊となる。互いに旅閣の女主人ドンニョを想いながら、悪と不正に立ち向かう二人は、身分の格差を超えて〈相棒〉となっていく・・・。
出生にまつわる隠された真実が明かされた時、交差する二人の運命は?愛と友情の行方は?そして衝撃の結末とは・・・? 熱い男の生涯を描く骨太の極上エンタメ時代劇。

【時代背景】 『チャクペ―相棒―』の時代設定は、朝鮮時代後期である。この時代、政治が腐敗し、民衆が苦しめられる元凶を作ったのは、あろうことか名君の誉れ高い正祖<チョンジョ>(ドラマ『イ・サン』の主役王)だった。
農業や商品経済を活性化し、文芸を復興させるなど多くの業績を成し遂げた第22代朝鮮国王・正祖。しかし、1800年6月、死の床にあった彼がよかれと思ってとった決断が、乱世に陥るきっかけとなった。
世継ぎとなる純祖<スンジョ>(第23代王)は、わずか10歳。祖母・貞純王后<チョンスンワンフ>の垂簾聴政(幼い皇帝に代わって摂政政治を行う)を受けることになるが、幼い息子を心配した正祖は、信頼していた側近の一人に息子の後見を頼んで他界した。 この側近こそ、臣下が強力な権勢を握る"勢道政治"を推し進めた張本人・金祖淳<キムジョスン>だった。正祖の死後、純祖はすぐ金祖淳の娘(純元王后<スンウォンワンフ>)と結婚させられる。
1805年貞純王后が亡くなった後、本性を現した金祖淳は、王后によって登用された要人を大量に追放。その一方で、王の政治を補佐する名目で、自分の一族から大量に人材を登用。実質的に、義父一族(安東金氏<アンドンキムシ>)が政治の実権を握るようになる。その後も、憲宗<ホンジョン>(第24代王)、哲宗<チョルジョン>(第25代王)と一族の娘を結婚させ、なんと約60年の長きにわたり権力をわがものにしたのだった。
当時は、たとえ王族でも安東金氏の勢道政治に抑えられ生きて行かねばならず、地方に追いやられたり、ひどい場合は、罪を着せられ死が待ち受けていたという。
そんな大きな権力を持った安東金氏の周辺には、官職を得ようとする者が群がり、能力はなくとも金銭を積んで職を与えられた者が増え続けた。一族の横暴に朝廷の機能は乱れ、いたるところに不正役人があふれ、民衆は苦しめられることになった。
役人の暴虐のもっとも代表的なものは、過大な税金の取り立てであった。法をねじまげて増税したり、もともとなかった税金を勝手に作って負担させ、強制的に取り立てる。そして、支払わない者は容赦なく罪人に仕立て上げられた。こうした行為は、全国に広がり、民衆はぎりぎりまで追いつめられ、各地で大小の民乱が絶えることなく起こるようになる。
『チャクペ〜相棒〜』は、このような勢道政治の混迷時代に、悪と不正に対決するため立ち上がったふたりの青年の物語である。

Noあらすじ
第1話
激しい雷雨の夜、竜馬村に2人の男児が誕生する。両班・キム進士の息子はギドン、物乞いの息子はチョンドゥンと名付けられる。難産の末、他界した母親代わりの乳母を探していたキム進士に、物乞いのチャン親分はチョンドゥンの母マクスンを売ってしまう。息子と引き離されたマクスンは、我が子に高い身分を与え自分の手で育てるために、2人をすり替えることに・・・。
第2話
キム進士とマクスンの息子が入れ替わって15年。ギドンはガキ大将になり、書堂での勉強より狩りに熱中。狩りの上手い革履物屋ダリと出会う。そんな息子にキム進士は手を焼いていた。チョンドゥンは、物乞いらしからぬ誠実な読書家に成長。ギドンは書堂の先生ソンの娘ドンニョに好意を持つが、父を失墜させたキム進士を恨むドンニョから冷たくされる。
第3話
書堂の前で、隠れて勉強していたチョンドゥンをギドンは追い払うが、のちにチョンドゥンはソンに文才を認められ弟子として迎えられる。ギドンは、狩りを教えてくれる猟師のプットゥル父やダリの祖父ファンから、県監ジェチュルの搾取や役人の暴虐のせいで、民衆が理不尽な目に遭っていることを知るのだった。一方、ソンは、王へ上訴を準備している者たちから相談を受けていた。
第4話
チョンドゥンはマクスンを訪ね、「母さんと呼ばせてください」と懇願するが、冷たくあしらわれ落胆する。ソンは役人の暴虐を止めるようキム進士に頼むが、突き放される。一方、チョンドゥンの書斎である小屋に幽霊が出ると聞いたギドンは、仲間を連れて幽霊退治に行く計画を立てる。それを知ったドンニョは慌てて、チョンドゥンに知らせに行くのだが・・・。
第5話
チョンドゥンは盗みを働いたチャン親分の息子ドガプを殴って叱り、逆上したチャン親分にリンチされているところを、カンに助けられる。チョンドゥンの賢明さを知ったカンは、ダリの祖父ファンに革履物屋に弟子入りさせるよう薦める。一方、幽霊の正体を知ったギドンは、小屋から本を奪い去る。本を返してもらうため、チョンドゥンは一対一の決闘を持ちかける。
第6話
決闘後、チョンドゥンとギドンはお互いを認め相棒となる。一方、プッドゥル父が納税を拒否するよう村人を扇動したとして捕まり、ギドンは叔父の県監ジェチュルに釈放を懇願するが受け入れられない。ギドンは、キム進士邸を辞め居酒屋で働き始めたマクスンに、チョンドゥンを親友として紹介するが、2度と会うなと釘を刺される。一方、ソンは漢陽へと出発するのだが…。
第7話
県監ジェチュルが送り込んだ刺客によってソンは暗殺された上に、民乱の首謀者の汚名を着せられ、娘ドンニョも投獄される。事件後、姿を消したカンを捕らえるため、役人はダリの祖父ファンを尋問するため連れ去る。ソンが殺されたことを知ったチョンドゥンは、チャン親分に頼み遺体を埋葬。自ら敵を打つため、剣を手に市場で県監ジェチュルを待ち伏せるが・・・。
第8話
県監ジェチュルに短銃を発砲して怪我を負わせたダリは、チョンドゥンと共に薬草採りのボンサムのところに匿われる。ドンニョが芸妓として売られたことを知ったギドンは、チョンドゥンと一緒に押し入り助け出す。そして、民衆の怒りが爆発し民乱が勃発。県庁は民の手に落ちる。ギドンと父キム進士は、船で村から逃げようとしていた。
第9話
チョンドゥンとギドンが船着き場で再会を約束してから10年後、チョンドゥンは旅閣の女主人となったドンニョを支え商人になり、ギドンは捕校になっていた。ドンニョは、父親ソンを暗殺した犯人に深い恨みを持ち続けていた。ある日、イ生員が殺害されるという事件が起きる。イ生員の家の壁には、"我来"という文字が書き残され、村には義賊“我来”の声明文が張り出されていた。
第10話
イ生員事件を捜査していたギドンは、元県監の叔父ジェチュルがイ生員に金を借りに行って口論していたことを知る。戸曹参議になったキム大監は、命の恩人であるチョンドゥンと娘グムオクと結婚させたいという願いから、チョンドゥンに武科を受けて武官になるよう勧めるのだが・・・。一方、ワン頭領が役人と手を組んで横領していた内需司の献上品が、我来賊に強奪されてしまう。
第11話
民衆にワン頭領と役人の横領を暴露した我来賊を捕らえるため、左捕庁に別動隊が組織され、コン捕校が隊長に、ギドンが副隊長になる。横領に関わっていた倉監が自殺を図り、ギドンは疑わしい倉庫番を捕まえて尋問するが、従事官の命令で釈放することに。チョンドゥンとギドンはお互いドンニョに好意を持ちながら、相棒との争いを避けようと譲り合っていた。
第12話
ギドンは、捕将に従事官の疑惑を訴えようとして怒りを買う。そんなとき、ギドンは、妹グムオクと同じうなじの赤アザが赤ん坊の頃あったのに消えたと知り、マクスンに確認するがしらを切られる。チョンドゥンは、我来賊のリーダーとなったカンから、ある密売を依頼されていた。一方、我来賊の一員となったドガプは隠れ家から、ある物を持ち出すが・・・。
第13話
事件の真相を究明しようとするギドンは、従事官から休暇を命じられ、弓の勝負で賭けをして、グムオクの婿候補であるミン家の若様を負かす。チョンドゥンのうなじに赤アザがあると知ったギドンは、自分がマクスンの息子ではないかと問い詰めるが・・・。一方、チョンドゥンは、ワン頭領に狙われるチャン親分夫妻を匿い、カンに今回限りと伝え、密売を実行に移す。
第14話
かつて逃亡中だったマクスンとセドルを追っていたチュンボが現れ、ふたりの雇い主だった両班・イ参奉が危篤状態で、息子を連れて戻れば遺産が手に入ると知らせる。マクスンは実の息子ギドンではなく、チョンドゥンを連れていこうとするが突然のことにチョンドンはとまどうばかり。ギドンは、乳母がチョンドゥンの生母と知り、母親を奪ったことを謝罪する。
第15話
ギドンが追っていた倉庫番が水死体で発見され、コン捕校が我来賊の犯行と断定。我来賊には、懸賞金がかけられる。しかし、ギドンは真犯人が別にいると、父親に訴えるが・・・。一方、マクスンと共に、チョンドゥンは死の床にある父・イ参奉に会うが、情がわかないまま最期を看取る。マクスンは死の間際にうまく立ち回り、自分と息子分の多額の遺産を手にする。
第16話
我来賊はワン頭領を襲撃するが、ドガプが深手を負い死亡する。それを知ったチョンドゥンは、カンを激しく責め立てる。ドンニョはつれないギドンにもどかしい思いを募らせるが、出生の秘密を知ったギドンの悩みは深く、実の母マクスンに「息子だと思わないでくれ」と言い放つ。チャン親分はドガプの残した銃で復讐を誓い、ワン頭領の屋敷に潜り込むが・・・。
第17話
ワン頭領の屋敷に侵入したチャン親分だが、ワン頭領の部屋はもぬけの空で、返り討ちにあいカンに助け出され、自ら我来賊入りを志願する。市場で元県監ジェチュルを見かけたドンニョは住まいを突き止め、敵を打つべきかどうか悩んでいた。ドンニョの父親の墓参りでのこと、キム大監は参拝するチョンドゥンのうなじに自分と同じ赤アザがあるのを見つけ動揺する。
第18話
ドンニョは我来賊の扮装をして、元県監ジェチュルに銃を向け、引き金を引こうとするが・・・。カンの顔を見た手下がワン頭領の一味に捕まり、連行されそうになるのを、ミンドゥンイ組頭領が助け出す。そばにいたチョンドゥンは、傷を負ったワン頭領の手下に肩を貸し捕盗庁へ。帰ろうとしたチョンドゥンにコン捕校が賄賂を要求。断ると、いきなり盗賊に仕立て上げられてしまい・・・。
第19話
チョンドゥンの赤アザを見て、マクスンに詰問したキム大監は、赤ん坊をすり替えた真相を聞かされ愕然とする。チャン親分は、我来賊となった元物乞いの子分コルトクと再会。カンを捕らえるため、ダリと祖父ファンが、捕盗庁で拷問を受けているのを知ったギドンは、捕将に釈放を直談判する。一方、ワン頭領は、ミンドゥンイ組頭領に和解を申し入れていた。
第20話
キム大監は、出生の秘密を知ったことをギドンに打ち明けるが、「息子はお前だけだ」と宣言。ギドンから冷たくされ、チョンドゥンも商団を率い去ってしまう心労からか、ドンニョは寝込んでしまう。釈放されたダリを訪ねたチョンドゥンは、我来賊の一員だったことを知り驚く。平壌監営から献上品が到着。その護送をギドンたちが担当するが、我来賊が強奪を狙っていた・・・。
第21話
献上品を護送中に、我来賊に襲われたギドンは、死闘を繰り広げた相手がカンだったと知り驚く。コン捕校に銃撃されたカンは、弾が急所を外れ一命を取り留め捕らえられる。しかし、我来賊に奪われた銀塊をなんとしても取り戻したい捕将から、厳しい拷問を受ける。それを見かねたギドンは、チョンドゥンとドンニョに協力を頼み、脱獄させようと画策する。
第22話
捕盗庁に潜入したギドンとチョンドゥンは、首尾良くカンを助け出し、ドンニョの旅閣に運び込む。ギドンはカンを引き渡す旨の密書を我来賊に渡すが、カンも我来賊も罠ではないかと疑ってかかる。ドンニョに賤民を見下す発言をされたチョンドゥンは怒りと悲しみで涙を流す。一方、チョ先達はマクスンと息子の間に、秘密の匂いをかぎつけていた。
第23話
カンを我来賊に引き渡した後、ギドンとチョンドゥンは、今後、互いの仕事に口出ししないと約束する。ドンニョは失言を謝罪するが、チョンドゥンは心を閉ざしたまま。隠れ家に戻ったものの、危篤状態のカンは後任にチョンドゥンを任命するが、我来賊幹部は決定に難色を示す。チョンドゥンは幹部の信頼を得るため、ワン頭領殺害を計画するが・・・。
第24話
我来賊幹部は、ワン頭領を殺害したチョンドゥンの実力を認め、仲間入りを承認。チョンドゥンは、臨終間際のカンの遺言どおり、次期リーダーを引き受ける。ミンドゥンイ組頭領も、我来賊の志に共鳴し仲間に入る。ギドンがマクスンの実の息子だと感づいたチョ先達は、恐喝を始める。清国に行くふりをして、チョンドゥンは、ギドンとドンニョに別れを告げる。
第25話
目に余る悪徳捕卒たちに、民衆の怒りが爆発し、都中の捕卒の詰め所に暴徒と化した民が砲火。その犯人を捕えるため、コン捕校が発砲し死傷者が出る。それを知った我来賊の幹部会議で、前頭領の敵、コン捕校を倒そうという意見が出る。しかし、チョンドゥンは、亡き頭領の遺志にしたがい敞県監を討つために、ある作戦を遂行しようと着々と準備を進めていた。
第26話
ギドンは乳母が実母だった真相を打ち明け、結婚できないと断るが、ドンニョの気持ちは変わらない。チョンドゥンは、王命を受け視察に来た暗行御使になりすまし敞県監をとらえ、賄賂の帳簿を発見。戸曹に送られた裏金は、すべてキム大監を経由していることを知り愕然とする。マクスンを恐喝していたチョ先達はセドルから金をせしめるが、何者かに殺害される。
第27話
これまで機密情報を我来賊に流していたイム捕校は、ギドンに捕らえられ、我来賊の一員であることを明かし拷問を受ける。しかし、かたくなに口を閉ざしたまま。そんなイム捕校を救出すべく、チョンドゥンは尽力。ダリを芸妓に仕立て上げ、一計をめぐらす。一方、キム大監は、ドンニョにこれまでの恩を返してもらう意味でも、ギドンとの結婚は許さないと断言する。
第28話
ドンニョは、キム大監に借金を完済し、結婚は自らの意志に従うと宣言。ある日、ドンニョのもとへ、清のチン大人が訪れ、チョンドゥンの嘘が発覚する。ダリに誘惑させ、従事官を人質にしたチョンドゥンは、イム捕校との交換を申し入れる。だが、我来賊の殺生名簿の筆頭にあるキム大監を、人質交換と同時に暗殺するという幹部の意見には、中止命令を下すが・・・。
第29話
チョンドゥンはキム大監の暗殺に失敗、頭領の資格がないと自分を責める。仲間の志気が落ちているのを立て直すため、チョンドゥンは、もっとも警備に厳しい戸曹判書宅を襲撃しようと計画。一方、ギドンは、チョンドゥンが相棒の自分をだましたことに、強い憤りを感じていた。キム大監は、チョンドゥンに実の父が自分だと知らせ、我来賊から切り離そうとしていた。
第30話
チョンドゥンは追ってきたギドンと一対一で対決。その最中に、実の父がキム大監であると打ち明けられる。我来賊の仲間がギドンを追い詰めるが、チョンドゥンが前頭領を救った借りを返すと釈放。その後、ギドンは、我来賊らしき者に襲われ、傷を負う。キム大監は、チョンドゥンと会うため、投獄されていた我来賊を強引に釈放させ、息子への手紙を託す。
第31話
チョンドゥンと密会したキム大監は、我来賊を抜けるように悟す。ギドンは、自分を襲ったワン頭領組の男を捕らえ、コン捕校が裏で手を引いているのを立証しようとする。我来賊に全国からぞくぞく仲間が集まり、勢力を拡大。殺生名簿の6人中3人を始末する。幹部会で残りを暗殺するため、キム大監をチョンドゥンがおびき出すという提案が出されるが・・・。
第32話
ドンニョは旅閣を売って、帰郷する準備を進めていた。我来賊の一部の幹部が結託し、キム大監にチョンドゥンの密書を渡す。その筆跡が本人のものではないと気づいたギドンは、偽の密書を持ってきたチャンボクの後をつけ、我来賊のアジトを発見。仲間からチョンドゥンのいる隠れ家を聞き出す。そしてチョンドゥンとダリが婚姻式を挙げているとき、すでに捕盗庁の追っ手が迫っていた・・・。