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03/15(Sat) 10:40
海神〔ヘシン〕

BS朝日 海神〔ヘシン〕海神〔ヘシン〕Wiki

統一新羅時代(676年〜935年)に実在したチャン・ボゴの英雄伝で、身分の低い船倉(ソンチャン)として働いていた彼が、"海神"と呼ばれるまでの激動の人生が描かれています。
約1000年前に韓国史上唯一海上を支配し、偉大な海上帝国を夢見ていた"海神"チャン・ボゴは、唐・日本・アラビアにまで至る海上路を開拓し、東北アジア交易の中心地として青海鎮(チョンへジン)を作りました。
しかし『三国史記』の編纂者は、謀反を企てた反逆者として彼を描いており、『三国遺事』では彼を「とても身分の低い海島人で反乱をたくらみ、王の命を受けた勇敢な大将ヨムジャンによって殺された」と記録しています。
このドラマは、これまで反逆者として描かれてきたチャン・ボゴを中心に描いた物語で『海神』は歴史上の実在人物であるチャン・ボゴやヨムジャン、チョンヨン、そして架空の人物であるチャミ夫人やチョンファ等を登場させ、チャン・ボゴが海上王(海神)として成長していく過程が描かれています。

Noあらすじ
第1話
清海 遙かなる唐
時は9世紀の統一新羅時代。造船所の奴隷であるクンボクは、みじめな生活から抜け出すため、清海を出て唐へ行くことを夢見ていた。ある日、ひょんなことから県令の息子の怒りを買い、散々に痛めつけられたクンボクは、生きのびるために剣術を身につけることを心に誓う。そして、清海の市場で見事な剣術を披露する少年を見つけ、跡をつけてみると―。
第2話
海賊襲撃
クンボクの父は、クンボクが唐に行くための金を工面するため、違法な商船の修理を引き受ける。ところが、商船と思って修理した船が実は海賊船であることが発覚。命が危うくなったクンボク親子は唐に逃げることを決意するが、逃げる途中で追っ手が迫り、クンボクの父は自分の身を挺してクンボクを逃がそうとするが・・・。
第3話
放馬場の師匠
海賊襲撃の混乱に乗じて逃げ出したものの、再び囚われの身となり、無人島へ流されたクンボク。あわや餓死するところを県令の娘チョンファに助けられ、武珍州の放馬場に送られるが、そこで待っていたのは造船場よりも過酷な労働だった。再び絶望の淵に立たされたクンボクは、ある日、一人の男と出会い、希望の光を見出す。
第4話
武術大会
数年後、師匠チェ・ムチャンの計らいで比較的仕事が楽な鍛冶場に配置されたクンボクは、師匠のもとでめきめきと武術の腕をあげていた。 クンボクの夢は武術大会で優勝し、奴隷の身分から抜け出すことだった。ところが、武術大会当日、役人がやって来てクンボクを水軍に徴用するという。寸前のところで逃げ出し、そのまま武術大会へと急ぐが…。
第5話
官軍襲撃
武術大会の優勝者と対戦する機会を与えられたクンボク。対戦相手は、なんと幼い頃、清海で武術を教わったヨンムンだった。戦いは引き分けに終わり、クンボクはジャミ夫人のもとに引き取られ、そこで思いがけずチョンファと再会する。 そして、ジャミ夫人から護衛兵となるため任務を与えられるが、それは何と官軍を襲撃することだった―。
第6話
初夜の暗殺
司正副令の部屋へ向かったチョンファは、そこに変わり果てた司正副令の姿を発見する。チョンファの悲鳴を聞いて駆けつけたクンボクは、怪しい人影を見つけて後を追うが、刺客の見事な剣術に圧倒され、捕り逃がしてしまう。司正副令の死で窮地に陥ったジャミ夫人はクンボクを暗殺犯に仕立て、罰を免れたければをある男を殺せと命じる―。
第7話
唐の奴隷市場
作戦に失敗したクンボクはジャミ夫人に捕らえられるが、チョンファが命乞いをしたおかげで処刑は免れ、代わりに奴隷として唐に売り飛ばされる。唐への船中で師匠と再会を果たしたものの、彼らを待ちうけていたのは清海からの仇敵チュンダルで、 彼はクンボクたちを死ぬよりもつらい国境の城郭建築場に送ろうとする―。
第8話
辺境の地
城郭建築場は唐中の極悪人が集められるところで、クンボクが入った宿舎ではリュサという房長が囚人たちの上に君臨し、好き放題に振る舞っていた。ある日、クンボクはあることがきっかけでリュサの怒りを買い、争いの末、ついにリュサを殺してしまう。そして、クンボクがリュサよりも強いと知った建築場の監督は、クンボクを利用してひと儲けしようと企み・・・。
第9話
奴隷剣闘士
揚州の新羅商人チョ・ジャンギルに拾われて再び城郭建築場に連れて戻されたクンボクは、奴隷剣闘士を養成するジャンギルに見込まれ、買い取られる。勝てば生き残り負ければ死ぬ奴隷剣闘士の世界。最高の剣闘士になれば奴隷身分から解放されるという言葉を心の支えに日々訓練に耐えるクンボクに、一人の男が目をつける―。
第10話
剣闘場へ立つ
死と隣り合わせの過酷な訓練に耐えるクンボクは、次々と脱落していく仲間たちを見ながら“生”への執着を燃え上がらせる。剣闘場に上がる前日、「外の世界を見ればこの世への執念が強まる」というジャンギルの考えで揚州の市場見物に連れ出されたクンボクは、そこで武珍州で永遠に別れたはずのチョンファの姿を見かける―。
第11話
師匠との対決
揚州一の猛者の胸に剣を突き立てたクンボクは、勝者となって観客席を仰ぎ見た瞬間、そこにジャミ夫人の姿を発見し、息を飲む。そして、揚州市場で見かけたチョンファは幻ではなかったと確信する。翌日、最高の剣闘士を決定する試合が行われ、奴隷からの解放を懸けて剣闘場に立ったクンボクの前に現れたのは、放馬場の師匠チェ・ムチャンだった―。
第12話
闇の剣闘場
商団の一員が禁制品を持ち込んだ罪で捕らえられたチョンファを助けるため、クンボクは再び剣闘場に上がり、命がけで闘った金でチョンファを釈放させる。しかし、それを知ったチョンファは、自分が彼を苦しみに追いやっていることにショックを受け、クンボクとの別れを決意する。突然の決別に納得できないクンボクはもう一度チョンファを話そうとするが…。
第13話
奴隷貿易禁止令
毒矢に射られたクンボクはヨンムンの必死の看護で一命を取り止める。その頃、揚州では新羅商房の大行頭(代表)を務めるソル・ピョンが「奴隷貿易禁止令」を出し、これに反発したジャミ夫人はある計画を思いつく。間もなく行頭会議が開かれ、会議は奴隷貿易禁止令をめぐって賛否が激突。最終決定は大行頭選挙の結果に委ねられ…。
第14話
海賊の正体
ソル商団より10日も早く柳州に到着したヨンムンは早速絹の購入に乗り出し、必要量よりも多く仕入れて値段を吊り上げる。遅れて到着したソル商団は絹のあまりの高騰ぶりに驚き、値下がりを待つが、帰る日が迫っても一向に下がらない。ソル・ピョンはやむを得ず損を覚悟で購入を決断。ところが、そこへクンボクが現れ、もうしばらく待つよう進言する。
第15話
税穀船の沈没
ソル商団が運搬を任された税穀船が沈没し、怒った節度使は期限内に長安まで税穀を届けなければ大運河の運航権を剥奪すると宣告する。危機に立たされたソル・ピョンは、商団の存亡がかかったこの重大な任務をクンボクに任せる。ところが、これを絶好の機会とにらんだジャミ夫人は、節度使に取り入ってある提案を受け入れさせる。
第16話
張保皐(チャン・ボゴ)誕生
大運河運航権を失い、大きな痛手を被ったソル・ピョンはクンボクを重職に就け、商団の立て直しを命じる。彼はクンボクに「張保皐(チャン・ボゴ)」という名を授け、「大きな富を築き世に施しを与えよ」と激励する。大きな責任を託されたクンボクは、ある日、チョ商団に起きた事故の話を聞き、それをヒントに商団を立て直す秘策を思いつく。
第17話
奇跡の生還
チャン・ボゴの死を伝え聞き、海に身を投げようとして気を失ったチョンファは、寸前でヨンムンに助けられる。看病で一夜を共にした2人にジャミ夫人は結婚を提案。戸惑うチョンファにヨンムンは「ジャミ夫人のもとを去りたいなら自分を利用すればいい」と言う。ところが、2人の結婚の噂が商房中に広まった時、死んだはずのチャン・ボゴが生きて帰ってくる―。
第18話
真相究明
ソル商団を襲った事実が明るみになれば、これまで築き上げたすべてを失うイ・ドヒョンは捜査担当者を買収し、証拠隠滅を図ろうとする。それを知ったチャン・ボゴは、チョ・ジャンギルたちの助けを借りて担当者を罠にはめイ・ドヒョンの企みをくじく。イ・ドヒョンが窮地に追いつめられたことを知ったジャミ夫人は、彼を助けるふりをしつつ…。
第19話
唐の内乱
イ・ドヒョン商団の没落で棚ぼた式に揚州の商権を確保したジャミ夫人に対し、ソル商団は傾いた経営を立て直す至上課題が残っていた。ソル・ピョンから商団建て直しの方法について課題を出されたチャン・ボゴは、1ヵ月後、戦雲が立ち込める唐で需要が激減している西域の品物を購入し、ある国へ売りに行くと提案する―。
第20話
朝廷と反乱軍
何の前触れもなく唐の宰相が揚州に現れ、ソル・ピョンに朝廷の軍商になるよう要請する。普通なら莫大な利益が望めるはずの軍商だが、今回は利益の保証はできず、代わりに在唐新羅人の地位向上を約束するという。他の行頭たちはみんな大反対し、結局、ソル商団とチョ商団だけでこの遠征を担うことになる。一方、宰相暗殺の任務を帯び揚州に潜入したヨンムンは厳重な警備になかなか近づけず苦戦するが、そこへ絶好のチャンスが訪れる―。
第21話
大運河突破
大運河に到着したチャン・ボゴは事前の計画通り運河を封鎖する敵兵を討ち、大運河突破に成功する。これに怒った平盧シセイ軍の長、李師道は直ちにチャン・ボゴの生け捕りを命じ、ヨンムンはチェリョンを人質にチャン・ボゴをおびき出す。チャン・ボゴは一人敵陣に向かい、チェリョンと引き換えに人質となるが、これを知ったチョンファはヨンムンにあることと引き換えにチャン・ボゴの救出を懇願する―。
第22話
戦争勃発
ジャミ夫人が反乱軍である李師道陣営の軍商になったことを知ったチャン・ボゴは、その事実をネタにチョンファを揚州に連れ戻すようジャミ夫人に要求する。そうこうするうちに李師道陣営と朝廷が全面戦に突入し、揚州の各商団は店を閉めて戦乱を避けることにするが、節度使は商団の護衛兵を軍に徴集し、従わなければ商団を没収するという―。
第23話
武寧軍の将軍
武寧軍の大総管であるワン将軍救出に成功したチャン・ボゴは、揚州の節度使に就任したワン将軍から武寧軍の軍中小将に任命される。一方、ワン将軍を奪われたヨンムンは行方不明となり、長安に向かった李師道の平盧シセイ軍は途中で退却する。戦況は一気に武寧軍側に傾き、李師道はもはや風前の灯となる。李師道が破れれば自分たちの運命も終わるイ・ドヒョンは、事態打開のため、ある方法を思いつく―。
第24話
揚州港封鎖
ヨンムンが朝廷軍に捕まったイ・ドヒョンを救出しているところへチャン・ボゴが駆けつけ、ヨンムンはやっとの思いでその場を抜け出す。その時、揚州港では李師道陣営に武器を運び出そうとしたワン商団が捕まり、揚州港が封鎖される。李師道との約束を果たすため、どうしても新羅へ帰らねばならないジャミ夫人は校尉が止めるのも聞かず危険な賭けに出る―。
第25話
李師道の遺言
チョンファを連れて逃亡するヨンムンは途中で武寧軍の攻撃を受けて負傷し、チョンファを馬に乗せて一人逃がした後、自分はチャン・ボゴ率いる武寧軍の追撃に遭い、断崖に追い詰められる。こうして戦乱は治まり、チャン・ボゴは功績を認められ武寧軍総管に任命されるが、それを辞して商団に戻る。2年後、ソル商団の大黒柱となったチャン・ボゴは商団の命運を賭けた大きな取り引きに臨んでいた―。
第26話
海賊討伐
ジャミ夫人が武珍州都督と共に揚州に現れ、新羅の王室に絹を供給する商団を探しに来たというジャミ夫人に新羅商房の行頭たちは色めき立つ。あの手この手でジャミ夫人に取り入ろうとする行頭たちのせいで新羅商房は分裂の危機に直面するが、チャン・ボゴの機知で事態を収拾し、逆にジャミ夫人は大きな損失を被る。危機を乗り越えたチャン・ボゴだが、そこへ商団を脅かす新たな問題が発生する―。
第27話
武珍州上陸
武珍州に到着したチャン・ボゴは都督に海賊退治の許可を申し出るが、武装勢力の上陸は許されないと拒絶される。チャン・ボゴはジャミ夫人を訪ね、武珍州都督を説得するよう頼むが、ジャミ夫人は聞き入れるふりをして裏である陰謀を企む。その頃、ジャミ商団は独占してきた武珍州の商権を少しずつ何者かに奪われていた。相手の正体がつかめずジャミ夫人は苛立つが…。
第28話
再び清海へ
新羅の侍中であったキム・ウジンがチャン・ボゴたちの上陸と海賊討伐を許可したと聞き激怒するジャミ夫人。さらに、商権を脅かす犯人がチョンファであるとわかり、2人の対立は本格化する。一方、海賊退治の拠点を清海に構えることに決めたチャン・ボゴは数年ぶりに生まれ故郷に戻り、父親の墓前で海賊討伐を誓う。そんな時、唐沙島に偵察に行っていたチャン士官が海賊に襲われる―。
第29話
王位継承権者
唐沙島に偵察に行っていたチャン士官が海賊に襲われる―。一方、チョンファの背後を調べていたジャミ夫人は、王位継承者権を持つキム・ウジンが彼女の後ろ盾であることを知る。チョンファをつぶすにはウジンを消すしかないと考えたジャミ夫人はヨンムンに暗殺を命じるが…。
第30話
再会
キム・ウジンの屋敷に刺客が侵入し、清海は一気に緊張が高まる。チャン・ボゴは刺客の正体はヨンムンであり、背後にジャミ夫人と新羅の軍職である兵部令がいることを嗅ぎ取る。そんな時、スンジョンからヨンムンの短刀に倒れたのはチョンファであり、チャン・ボゴたちが護衛する商船はチョンファの商団のものであると知らされる。間もなくチョンファは意識を取り戻し、2人は2年ぶりの再会を果たすが―。
第31話
サダン島の海戦
徳津浦を出航したチャン・ボゴたちは間もなく海賊が多く出没するサダン島沿岸に差し掛かる。潮の流れが変わったのを合図に海賊の攻撃が始まり、上陸した島ではヨンムンたちが待ち構えていた。結局、チャン・ボゴは商船を1隻奪われる大敗を喫す。ジャミ夫人とイ・ドヒョンによる陰謀に怒り震えるチャン・ボゴは戦力を補強すべきという仲間の意見に逆らい、イ・ドヒョンへの反撃を宣言する。
第32話
人質交換
チャン・ボゴはヨンムンに連れ去られたソル・ピョンを救出するために、引き替えの条件としイ・ドヒョンを捕獲しヨンムンと直談判に及ぶ。一方、ジャミ夫人はイ・ドヒョンとの関係の発覚を恐れ、イ・ドヒョンの暗殺を企てるが二人の頭領が交換されることを知りチャン・ボゴを陥れるため再び策略をめぐらせる。そして、ついに人質交換のため両者が対峙する。
第33話
薛平(ソル・ピョン)の死
人質交換時に深手を負い、しばし意識を取り戻したソル・ピョンは、ヨンムンへの復讐心にとらわれて平常心を失ったチャン・ボゴを落ち着けるため揚州に戻るよう命じる。しかし揚州でもソル・ピョンの容体は回復せず、チャン・ボゴを枕元に呼び遺言を託す。一方、チョンファに脱税を告発されたジャミ夫人は、その報復としてチョンファが大切に思う人々を謀略にはめ、チョンファを孤立させようと策略する――。
第34話
王都へ
チャン・ボゴは、揚州を訪れたチョンファからキム・ウジンが海賊と通じた罪で王都に押送された事実を知らされた。キム・ウジンの潔白を証明するため、皆が止めるのも聞かず新羅へ戻る決断を下す。新羅到着と同時にチャン・ボゴは王都へ押送されキム・ウジンの政敵によって虚偽の自白を強要される。一方、チャン・ボゴらの排除に成功したジャミ夫人は海賊王イ・ドヒョンと結託し、天下を取ることを画策する――。
第35話
海賊追跡
チャン・ボゴのおかげで窮地を脱したキム・ウジンは、腐敗した貴族や王族の一掃を宣言。その手始めにジャミ夫人の息のかかった武珍州都督の更迭を示唆する。一方、国王から海賊討伐の全権を与えられたチャン・ボゴは思わぬ民からの応援を受け、海賊の本陣を目指し出陣する。劣勢を感じ、ひと足早く逃げ出したイ・ドヒョンらは、やがて逃亡生活に行き詰まりジャミ夫人に助けを求めるのだが――。
第36話
決戦の火蓋
海賊の居所を突き止めたチャン・ボゴは護衛兵を連れて討伐に向かうが、ヨンムンは食料と武器を調達するため出払ってしまい、残された海賊の頭領イ・ドヒョンを追い詰める。「投降すれば命を助ける」チャン・ボゴの提案に海賊たちが続々と清海に投降し始める。追いつめられたヨンムンは腹心を清海に偽造投降させ、チャン・ボゴとの決戦に出る。
第37話
海戦の果て
新任の武珍州都督キム・ヤンを取り込むため、ジャミ夫人はキム・ヤンの並々ならぬ出世欲に目をつけ、ヨンムンを利用すると同時に、ヨンムンへの支援を約束する。それぞれの頭領の無念を晴らすため、意地と商団の存続がかけて最後の海戦に挑むチャン・ボゴとヨンムン。ついに長きに及ぶ2人の因縁の闘いに終止符が打たれる瞬間が訪れる――。
第38話
海戦から2年…
チャン・ボゴとヨンムンの壮絶な海戦から2年の歳月が流れ、再び揚州一の商人に返り咲いたチャン・ボゴは清海鎮を拠点に唐・新羅間はもちろん、日本やアラビアなどとの交易にも乗り出し、大きな利益を上げていた。その功績を称えられ、新羅王から招聘されたチャン・ボゴは、思わぬ大役を任せられることになる。
第39話
復讐が生んだ閻丈(ヨムジャン)
海鎮大使の大役を与えられたチャン・ボゴは、清海を新羅の海外交易の拠点とすべく、次々と改革を進めていた。なかでも商税廃止は大きな効果をあげ、長安一のファン商団を始め、ジャミ夫人までがチャン・ボゴとの取り引きを求めて清海鎮にやって来る。一方、剣ではチャン・ボゴは倒すことができないことを悟ったヨンムンは、復讐を遂げるためキム・ヤンのもとで閻丈として新たな人生を歩み出す。
第40話
泗洋島の別れ
チャン・ボゴとチェリョンを結びつけるためチョ・ジャンギルは、チョンファに頼み込み2人が一緒になれるように話を持ち掛ける。チョンファはチャン・ボゴへの想いを整理するため、昔チャン・ボゴと訪れた泗洋島に来るのだが、そこで偶然にもチャン・ボゴと再開する。一方、ヨンムンはキム・ヤンの教示を受け、学問を身につけるため寺で修行を積んでいたが、チャン・ボゴの部下であるハジンに正体を気づかれてしまう。
第41話
都からの熱風
キム・ウジンに取り入り権力を手にするため王都へ向かったヨムジャンは、腐敗した貴族らの一掃に取り組むキム・ウジンに自らの考えを説いて信頼を得る。一方、ハジンを襲った犯人捜しに全力を注ぐチャン・ボゴたちは、寺周辺の怪しい人物を探っていくうち、ヨムジャンに突き当たる。そんな時、上大等(宰相)の息子で王位継承者の1人であるキム・ミョンが清海を訪ねてくるが、その横暴さにチャン・ボゴが憤り一戦を交えることとなる。
第42話
政争勃発
チャン・ボゴに清海から追い出されたキム・ミョンが侍中の座に就き、チャン・ボゴを都に召喚する。 ミョンはチャン・ボゴにある提案をするが、その場で断られ二者の関係は修復し難いものとなる。一方、権力争いで殺されかけたキム・ウジンはミョンとの闘いを決意、そこへ武力をもって優位に立つべきだとキム・ヤンに進言される。ウジンの心の動きを察したヤンはヨムジャンにミョンの暗殺を指示する。
第43話
玉璽の行方
キム・ウジンとキム・ミョンの流血の政争が本格化し、それを憂いる王は、チャン・ボゴに王の証である玉璽を託す。チャン・ボゴに玉璽が渡ったことを知ったキム・ヤンとヨンジャンは、政争で優位に立ったウジンにそれを献上するために、武力で奪おうと画策するが、ウジンによって回避される。ウジンはチャン・ボゴに諭され、政敵と対話することによって、父を王位に就けることに成功するが、戴冠式直前にミョンとジャミ夫人が操る兵に襲われる。
第44話
張保皐の決断
反乱によりジャミ夫人が後援するキム・ミョンが都の実権を掌握し、強大な権力を手にした夫人はチャン・ボゴに清海でかくまっているウジンを差し出し、自分の元に仕えるよう命じる。断れば王命により戦争も辞さなとほのめかすが、チャン・ボゴは夫人の提案をきっぱりと断る。一方、行き場を失ったキム・ヤンとヨムジャンはキム・ウジンがいる清海に向かいチャン・ボゴに投降する。投降を受け入れるかどうかを迫られたチャン・ボゴはヨムジャンを呼び出し苦渋の決断を下す。
第45話
友情 再び…
チャン・ボゴのもとにキム・ウジンとヨンジャンが集結したことに脅威を感じたジャミ夫人は、ヨムジャンを呼び出し清海鎮と権力を引き換えにチャン・ボゴの暗殺を命じるとともに清海鎮を衰滅させ、キム・ミョンを即位させるために唐の皇室を利用しようと画策する。清海鎮の危機にチャン・ボゴはヨムジャンを率い唐に向かうのだが―。
第46話
権力の使い道
ジャミ夫人の謀略により唐との交易を絶たれ衰退する清海鎮を救うためヨムジャンと揚州に訪れたチャン・ボゴは、揚州で夫人と再会する。新羅を食い物にして権力を得ようとする夫人の謀略を知り、阻止するため力を尽くすが、唐では成す術がないことを知り、新羅に戻り夫人とキム・ミョンを討つことを誓う。
第47話
避けられぬ戦争
新羅に戻ったジャミ夫人は王位についたキム・ミョンとともに清海鎮に進撃する手はずを整える。一方のチャン・ボゴも、キム・ウジンを平東軍の大将軍に立て都に進撃する準備を着々と進める。清海鎮の危機にチョンファの商団も補給部隊となり武珍州に物資を届ける途中、夫人の部下に襲われチョンファは身柄を拘束されてしまう。
第48話
10万対1万の戦(いくさ)
チョンファを捕獲したジャミ夫人は、遣いを出しチョンファの命と引き換えにキム・ウジンを差し出し、平東軍を撤収させるようチャン・ボゴに取引を持ち掛ける。チャン・ボゴは苦渋の選択を下すとともに、ヨムジャンにチョンファの救出とある重要な任務を命じる。圧倒的な兵力の差を前にして士気が下がるチャン・ボゴの軍の命運はヨムジャンの手に委ねられる。
第49話
閻丈の葛藤
チャン・ボゴとヨムジャンの活躍により官軍に勝利し、ついにキム・ウジンが王座に就く。しかしウジンがチャン・ボゴに絶大な信頼を寄せることをよしとしないキム・ヤンはヨムジャンに命じてチャン・ボゴの暗殺をもくろむ。チャン・ボゴへの友情と嫉妬、そして復讐心のはざまでヨムジャンの心が揺れ動き出す―。
第50話
男たちの選択
新羅王となったキム・ウジンを暗殺し、次王に即位したウジンの子に自分の娘を妃に迎えさせようするなど、野心をあらわにしたキム・ヤンにチャン・ボゴは戦争も辞さないことを告げる。再び戦乱の気運が高まる中、ヨムジャンは戦争を阻止するため単身、清海鎮に乗り込む。
第51話
忘却の歴史(最終回)
チャン・ボゴとヨムジャンの決断に清海鎮の命運が託された。キム・ヤンが主導する王都軍を目前にして、清海鎮は生き残ることができるのか、それとも歴史の藻屑と消えてしまうのか!?またチャンボゴとヨムジャンは王室に歯向かった反逆者だったのか、それとも英雄だったのか…、歴史に埋もれた真実がついに解き明かされる―。