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03/15(Sat) 10:56
幻の王女 チャミョンゴ

BSフジ 幻の王女 チャミョンゴ幻の王女 チャミョンゴ Wiki朝鮮の歴史

大ヒット作「朱蒙」(06-07年)。高句麗建国の英雄チュモンの半生を描いた流れを継ぎ、チュモンの孫、ムヒュルを主人公にした「風の国」(08年)。09年、さらにこれに続く大型時代劇として、ムヒュルの息子でありチュモンの血を受継ぐ王子ホドンと、隣国・楽浪の2人の王女チャミョンとラヒが繰り広げる悲しき愛の物語!

時は西暦18年、漢の支配下にある楽浪。太守ユ・ホンの悪政に民の不満は募り、朝鮮族の将軍チェ・リとワン・ゲンは兵を挙げ朝鮮国を復興させることを計画する。そんな中、チェ・リの2人の夫人は出産を迎え、天文官チャムクはチェ・リの娘が楽浪を滅ぼすと予言、太守はチェ・リに産まれてきた娘を殺すよう命じる。そして、夫人たちは共に、同じ日、女児を出産。わが子を王にしたい第二夫人ワン・ジャシルの画策により、第一夫人モ・ハソが産んだ女児が殺されることに。
 一方、領土拡大に燃える高句麗の王ムヒュル(大武神王)は、肥沃な楽浪の地を手に入れることを望んでいた。そんな父の思いを聞いたホドンは、幼いながらにいつか楽浪の地を父に献上することを誓う。
 祖国のために愛した男を倒す宿命を背負った王女チャミョンと、愛のために祖国を裏切る宿命を背負ったもう一人の王女ラヒ、そしてその二人の宿命の狭間で葛藤する高句麗の王子ホドンが織り成す悲しい愛と運命の物語。凄まじい「闘い」と究極の「愛」!そして、衝撃ラストシーン!信じるのは祖国か?愛か?

Noあらすじ
第1話西暦38年。楽浪国を手に入れ1年が過ぎた高句麗では、太子の座を巡りホドン王子とメソルス王妃の神経戦が続いていた。一方、楽浪国では将軍ワン・ホルが反乱勢力を広げる。楽浪征服の一等功臣であるホドンは、楽浪の王女ラヒの墓参りをすませ、もう1人の王女チャミョンを捜す。楽浪の王女が生きていると知ったホドンの父、大武神王ムヒュルは太子の座と引換えにチャミョンの排除を命令。苦悩するホドンの脳裏に1年前の出来事がよぎる…。
第2話愛するホドン王子のために自国の宝、自鳴鼓を壊したラヒ王女。こうして楽浪国は高句麗に滅ぼされる。さらに時は遡って西暦18年、物語はここから始まる―。楽浪は漢支配下にあり、太守ユ・ホンの悪政に民は不満を募らせていた。楽浪の将軍で朝鮮族のチェ・リとワン・ゲンは、兵を挙げ朝鮮国を復興することを計画。ちょうどその時、チェ・リの2人の夫人が出産を迎えるが、天文官チャムクはチェ・リの娘が国を滅ぼすと予言。太守は娘を殺すように命じる…。
第3話領土拡張に意欲を燃やす大武神王ムヒュルは、肥よくな楽浪の地に対する己の渇望をホドンに話して聞かせる。ホドンは父の期待を心に刻み、そんな父子の姿にホドンの義母メソルス王妃は嫉妬を募らせる。その頃、楽浪ではチェ・リの第二夫人ワン・ジャシルが天文官チャムクを誘惑し、第一夫人モ・ハソの娘を殺すべきだと嘘の予言をさせる。チェ・リは大志のために娘の命を奪う決心をし、乳母の幼い息子イルプムと共に船に乗せて川に捨てるが…。
第4話娘チャミョンを流した川辺で悲しみに暮れるモ・ハソにチェ・リは、必ず古朝鮮を再興し、楽浪の国母にすると誓う。その光景を陰で見ていたワン・ジャシルは、侍女チソを川の下流に送ってチャミョンが乗った船を沈めて殺すよう命じる。その頃、高句麗では、王としてのあり方を巡り大武神王ムヒュルとホドンが意見を違えていた。これにつけこんだメソルスはムヒュルに自分を受け入れるように迫るが…。
第5話大武神王ムヒュルにプライドを傷つけられたメソルスはホドンを手にかけようとし、義母の本心を知ったホドンは苦悩する。楽浪ではチェ・リとワン・ゲンが挙兵するが、挙兵後の王権を狙うゲンはしきりにチェ・リを牽制する。その頃、チャミョンを失い傷心のモ・ハソはついにジャシルのせいで娘が死に追いやられたことを知り、開き直るジャシルの手からラヒを奪い取って池に投げ込む。一方、チャミョンが乗った船は岸辺に流れ着き…。
第6話水底で泣く娘を見ても動じないワン・ジャシル。結局、モ・ハソはラヒを助け、騒乱を避けて都を脱出する。山東半島に流れ着いたチャミョンとイルプムは技芸団の団長チャ・チャスン、ミチュ夫婦に助けられる。その頃、大武神王ムヒュルの元にもチェ・リ、ワン・ゲン挙兵の知らせが届く。チェとワンを脅威に感じるムヒュルは、2人を仲たがいさせるよう画策。一方、メソルスとホドンの溝はさらに深まり、身の危険を感じたホドンは…。
第7話西暦29年。ワン・ゲンとチェ・リは太守を討って楽浪国を再建するが、王の座を巡り両勢力が対立を深めていた。高句麗ではホドンが師の腕をしのぐほどに成長。継母である王妃メソルスとの確執は一触即発である。そんな時、大武神王ムヒュルの愛を受けられず葛藤するメソルスに対し、ピリュナ族首長で父のソン・オックがメソルスの従妹スジリョンをムヒュルに献上。王からも父からも見捨てられたメソルスの自尊心は滅茶苦茶になり、ホドンはピリュナ族への警戒心を強める。
第8話自尊心を傷つけられ自暴自棄のメソルスは宿敵ホドンに勝負を挑み、敗北する。屈辱的な言葉を浴びせられながら生き延びることを誓ったメソルスは大武神王ムヒュルに命ごいをする。一方、楽浪征服のためワン・ゲンとチェ・リの離反を画策するムヒュルは、建国祝いに用意した王衣をチェ・リに贈る。これに激昂したワン・ゲンはチェ・リ暗殺を決意。その頃、技芸団に保護されたヘンカイ(イルプム)とプク(チャミョン)のもとに元楽浪の重臣ホゴクの魔の手が伸びる…。
第9話「かわいくない」と言われ、ホドンに剣を向けたラヒ。それが初恋であることに本人はまだ気づいていない。その頃、ワン・ゲンとの衝突を嫌うチェ・リは故郷に退くと宣言するが、ジャシルはそれが納得できない。ゲンも妻モ・ヤンヘに押されチェ・リ暗殺を決意する。一方、高句麗では大武神王ムヒュルがピリュナ族から送られたスリジョンを第二王妃に迎え、メソルスとホドンは2人の初夜をやるせなく過ごす。さらに山東半島ではヘンカイ(イルプム)が楽浪に行く決意を固めていた…。
第10話チェ・リを排除しようとするワン・ゲン、兄の暗殺を狙うワン・ジャシル、チャミョンの行方を追うモ・ハソが洛陽行きの船に乗り込んだ。意を決したゲンがチェ・リとモ・ハソを部屋に呼ぶと、危険を察知したジャシルもその場に駆けつけ、ゲンに毒入りの酒を勧める。結局、4人とも毒入りの酒を飲みその場に倒れるが、致死量には至らず、ジャシルはゲンに止めを刺そうとする。そこへ、こっそり船に乗り込んでいたラヒが現れ、ジャシルがゲンを手にかける姿を目撃してしまう…。
第11話チェ・リは欲に駆られて実の兄を殺したワン・ジャシルに激しい嫌悪感を抱き、ラヒもまた母が兄を手にかける現場を目にし心を閉ざす。ラヒを慰めようとモ・ハソはチャチャスンの技芸団を招き、母とプク(チャミョン)は互いに親子と知らぬまま対面する。その頃高句麗では、大武神王ムヒュルが混乱する楽浪征伐に乗り出そうとするが、ピリュナ族首長ソン・オックは出兵を拒否。交換条件として娘のメソルス王妃の子を太子に立てるよう要求する…。
第12話モ・ヤンへの放った復讐の矢はワン・ジャシルに大火傷を負わせたばかりか大火を引き起こす。チェ・リはジャシルの強硬な訴えに折れヤンへと家臣たちに極刑を下す。一方、高句麗では大武神王ムヒュルがホドンとラヒの政略結婚を画策。メソルス王妃は月のものを止め、ムヒュルと関係を持とうと企む。同じ頃、山東ではプク(チャミョン)が血に染まった自分の産着とかんざしを見つけ、両親への不信感と恋しさを募らせる。そこへホゴクとジャシルの魔の手が…。
第13話モ・ヤンヘは処刑される寸前に義弟ワン・ホルからの求婚を受け入れ、一命を取り留める。ワン・ジャシルは激しく怒るが、2人の婚礼を利用してプク(チャミョン)の殺害を画策する。一方、高句麗からはホドンとラヒの婚姻を正式に申し込むため、ホドンたちが楽浪にやってくる。ジャシルは反対するが、ラヒは内心満更でもない。その時、ワン・ホルの婚礼の余興として技芸団が招かれ、ジャシルは再びプクを消そうと手下を送る…。
第14話5年後。成長したプク(チャミョン)はホゴクのもとで武術を磨いていた。しかし、ホゴクの真の目的はプクに楽浪王女ラヒを殺させることだった。一方、高句麗では5年前に決めたホドンとラヒの婚姻が一向に進まず、いらだちを募らせていた。そんな時、偽って大武神王ムヒュルと関係を持った王妃メソルスが懐妊。ムヒュルはホドンに王宮から逃亡した王妃を追わせる…。
第15話懐妊したメソルス王妃に激昂する大武神王ムヒュル。ピリュナ族は王妃を守るため兵を集める。王の妹ヨランは王妃の必死の懇願を拒めず逃亡を助け、これに気付いたホドン王子もまた、苦悩の末、王妃を逃がす。その頃、楽浪ではラヒを王太女とする儀式が執り行われるが、チェ・リが彼女の後見をモ・ハソに一任したことで、ワン・ジャシルは心中穏やかではない。一方、楽浪へ向かう準備を進めるプク(チャミョン)は通行証を手に入れようとするが…。
第16話漢の都・洛陽に向かう途中で山東半島に立ち寄ったホドン王子。側近テチュが男装したプク(チャミョン)に通行証をかすめ取られるが、追いかけるうちその武芸にほれ込み、女と知らぬまま強い関心を持つ。同じ頃、楽浪の王女ラヒもワン・ホル大将軍らを伴い洛陽へ向かう道すがら山東に立ち寄る。復讐の時を待ちわびるホゴクはプクを利用してラヒの殺害を目論む。ホゴクはチャチャスン夫妻を罠にはめ、2人を助けたければラヒを殺せとプクに迫るが…。
第17話チャチャスン夫妻の命と引き換えにラヒ王女の暗殺を引き受けたプク(チャミョン)だが、モ・ハソ王妃が悲しむことを思い、心が揺れる。渦中のラヒ王女はホドン王子と再会し、幼き日の恋心を思い出す。一方、ホドン王子は漢の外交官ユ・ルンとの交渉を控え対策を練るが、そこへユ・ルン主催の宴会から高句麗が排除され、さらに滅びた楽浪郡の元太傅ホゴクが現場にいると聞かされる。不審に思ったホドン王子はラヒ王女の暗殺を察知するが…。
第18話いよいよラヒ王女を招いての宴が始まる。王女との結婚こそ自分が生き残る道であると信じるホドン王子は、剣を競おうとワン・ホルを誘い、それとなく暗殺計画に気付かせる。ワン・ホルの機転により暗殺計画は頓挫し、暗殺に失敗したプク(チャミョン)はホドン王子の元に逃げ込む。一方、ラヒ王女の暗殺未遂事件について知らされた楽浪のモ・ハソとワン・ジャシルはチャミョンの生存を確信し、大武神王ムヒュルはホドンに楽浪王女を利用せよと命じる…。
第19話姉ワン・ジャシルの命令でプク(チャミョン)の胸の傷を確認するワン・ホル。プクは彼が自分の素性を知っていると直感し、「珊瑚のかんざしが刺さってできた傷」と教える。ホルから胸の傷を確認したと手紙を受け取ったジャシルはチャミョンの生存を確信。その手紙を盗み見たモ・ヤンヘもチャミョンが生きている事実を知る。洛陽では、ホドン王子とラヒ王女がいよいよ漢皇帝と謁見する。ところが、そこでホドンは漢皇帝に臣下の礼を要求され…。
第20話楽浪に戻ったワン・ホルに姉ワン・ジャシルはプク(チャミョン)を殺せと命じるが、プクの苦しみを知るホルはジャシルに反発。2人の言い争いを見たモ・ハソはジャシルが隠し事をしていると疑い、牽制する。その頃、ウナルら重臣に見捨てられたホドン王子は、プクと共に高句麗に向かっていた。これを絶好の機会と見たソン・オックはホドンに刺客を送り、2人は毒に倒れる。ようやく目覚めたプクは必死の思いで王子を連れて逃げるが、そこへ追っ手が迫り…。
第21話高句麗では自分の子を大武神王ムヒュルに認めさせたいメソルス王妃が王宮に戻る。そこへホドン行方不明の知らせが入り、ムヒュルはメソルスの仕業とにらんで部屋に幽閉する。その頃、プク(チャミョン)はホドン王子を洞窟に運んで解毒。そこへソン・オックの息子ソン・ガンが兵を連れてホドンとプクの前に現れるが、すんでのところで駆け付けたテチュ、ヘンカイ(イルプム)らに助けられる。ホドンはソン・ガンの死体と自分のために倒れたプクとともに高句麗に帰還する…。
第22話メソルス王妃は難産の末、王子を出産。ホドン王子ら周囲は悲喜こもごも神経戦を繰り広げる。楽浪からは王子とラヒ王女の結婚を進めるための使節団が到着。チャミョン(プク)の生存を知るワン・ジャシル、モ・ヤンへ、ワン・ホルも高句麗にやってくる。一方、ホドン王子は結婚を有利に進めるべく国境で視察中のラヒ王女を訪ねる。ジャシルはメソルス王妃と取引きしプクを楽浪へ連れて行きたいと交渉。同じ頃、ヤンへは城内で偶然プクを見かけ…。
第23話ワン・ジャシルの策略によりプク(チャミョン)はワン・ホルと結婚するという建前で楽浪に行くことになる。プクはホドン王子の元を去ることに後ろ髪を引かれつつ楽浪に向かう。一方、プクを差し出す代わりにラヒ王女とホドン王子の縁談をつぶさせたメソルスは、ついに息子ヘエウを大武神王ムヒュルの胸に抱かせることに成功する。しかし、破談を聞いたムヒュルは怒り、楽浪への攻撃を命令。ホドン王子もラヒ王女を生け捕りにしろという王命を受け出陣するが…。
第24話ラヒ王女と楽浪軍の攻撃を受けたホドン王子はプク(チャミョン)の助けでからくも窮地を脱出。ホドン王子はプク、ヘンカイ(イルプム)らの助けを借りラヒ王女の生け捕りに成功するが、この時プクは楽浪の重臣ハオゲ将軍を殺してしまう。一方、ラヒ王女を奪われた楽浪国王チェ・リは、万一の場合はチャミョンを探し出して王太女にすると言う。予想外の展開に焦るワン・ジャシル。しかし、ハオゲ将軍らを殺したチャミョンに王太女の資格はないと確信し…。
第25話将軍を手にかけたことでプク(チャミョン)とヘンカイ(イルプム)は楽浪でお尋ね者となり、楽浪王チェ・リはプクの首を取った者を将軍に任命すると言い渡す。一方、己の正体を知るため必死に気を鍛えるプクは、楽浪の旗の元で戦う自身の姿を夢に見る。その頃、談判に訪れた楽浪の使節団には、それぞれ秘密裏に任務を携えたトンゴビとチソの姿が。しかし、核心に迫ろうとした矢先、トンゴビはチソの仕掛けた毒に倒れる…。
第26話毒を盛られたと知ったプク(チャミョン)は急ぎ宮外に運ばれたトンゴビを追うが探し出すことができない。話すことができないトンゴビは自身の血で髪飾りの帯にプクの正体を明かす文字を残す。 一方、父から死を勧める書簡を受けたラヒ王女は3日以内に王宮から脱出するとワン・ホルに約束。山中でラヒを待つホルは、自身の正体を記した帯を手にしたプクに出会う。たとえ死んでも自分の正体を知りたいと懇願するプクにホルは…。
第27話自身の正体を知ったプク(チャミョン)は一目母に会いたいと楽浪に向かう決心をし、一人王宮を去る。同じ頃、ラヒ王女もメソルス王妃の手引きで王宮を抜け出す。激昂した大武神王ムヒュルはラヒを殺すように命令。しかし、城門を出るラヒを見つけたホドン王子は苦悩の末、見逃す。ラヒ王女の高句麗脱出を聞いた楽浪国王チェ・リは王女救出のため自ら出陣。一方、モ・ヤンヘはこれを機にチャミョンを王太女に願い出ることを画策。これを知ったジャシルは…。
第28話ホドン王子がラヒ王女を逃がしたと知った大武神王ムヒュルは激怒し、ホドンを軟禁する。一方、ワン・ホルと合流したラヒはウナル将軍率いる軍勢に包囲されてしまう。近くに潜むプク(チャミョン)に気づいたワン・ホルはラヒを助けてくれと懇願。戸惑いながらも運命に引かれラヒの手を引くプク。2人はプクの正体を知り追いかけてきたヘンカイ(イルプム)らの助けで無事楽浪に渡る。父であるチェ・リを前に密かに涙するプク。そんなプクにワン・ジャシルの魔の手が…。
第29話罪人として念願の楽浪に到着したプク(チャミョン)。モ・ハソは自らご馳走を用意してチャミョンを部屋に呼び、母子の再会を果たす。そんな2人の周りでは、ワン・ジャシルが気をもみ、ラヒ王女がプクの正体を訝しみ、そしてモ・ヤンへがチャミョンの王太女擁立を目論んでいた。一方、高句麗のホドン王子は、プクがラヒ王女を助けて共に楽浪へ渡ったという話にはやる心を抑えきれず、大武神王ムヒュルの命令に背き王宮を飛び出し…。
第30話高句麗の前に滅びゆく楽浪を救いに来たというチャミョン(プク)の言葉に、楽浪王室は動揺する。楽浪王チェ・リも判断に窮するなか、罪人チャミョンを処刑すべきとの声はますます大きくなる。高句麗ではホドン王子が楽浪に渡ったことを知った大武神王ムヒュルが激怒し、連れ戻せなければ殺せと命じる。運命に翻弄されるチャミョンに同情するワン・ホルは彼女に結婚を申し出る…。
第31話チャミョン(プク)の裏切りによりワン・ホルらに囲まれたホドン王子は、ラヒ王女に助けられ、命からがら高句麗に脱出する。高句麗ではホドンを反逆者として断罪する声が高まるが、ホドンは秘密裏に父・大武神王ムヒュルにある誓いを立て、辺境の城への流刑に身を委ねる。その頃、楽浪ではホドンと楽浪の狭間で苦しむチャミョンに、巫女が両者を救う方法を提案。そしてチャミョンとホルの婚姻を命じる楽浪王チェ・リに、チャミョンは巫女になると言い出す。
第32話毒を飲んだチャミョン(プク)はすんでのところで命を取り留める。ひとり修行を行う彼女を死んだはずのチャムクが訪ね、巫女としての力を身につけるのを助ける。高句麗の辺境の城に流されたホドン王子は密かに私兵を養成する一方で、ラヒ王女の心をつなぎとめるべく恋文を送り続ける。王女としての強い心身を持つべく鍛錬するラヒはホドンへの気持ちを捨てきれない。2年後、チャミョンはついに修行を終え、ホドンは温めてきた計画を実行に移す。
第33話巫女チャミョン(プク)は楽浪の神器・自鳴鼓の存在を発表。さらに神の意思としてラヒ王女とワン・ホルの婚姻を告げる。一方、高句麗を捨てたホドン王子は楽浪との境で追手に追い詰められる。ホルは迷った末、ホドンを受け入れるが、ラヒ王女のために国を捨てたというホドンの言葉に誰もが疑心を抱く。そこへ高句麗から鉱山と引き換えにホドンを引き渡せとの王命を携えた使者が到着。決断に窮した楽浪王チェ・リはチャミョンを呼び…。
第34話ホドン王子はウルドゥジを切って楽浪への忠誠心を見せるが、ホドンへの疑念は晴れず、ラヒ王女は彼を窮地に追い込んだチャミョン(プク)への怒りを露わにする。姉妹の対立を見兼ねた正妃モ・ハソの助言で、ついに楽浪王チェ・リはホドンの亡命とラヒとの婚姻を許可する。ところが、晴れて迎えた儀式の場でホドンは巫女となったチャミョンと再会。その夜、チャミョンが吹く笛の音を聞いたホドンは、我を忘れてチャミョンのもとに駆けつける…。
第35話楽浪が自鳴鼓という神器を手に入れた噂は高句麗まで届き、半信半疑の大武神王ムヒュルは真相を確かめようと楽浪に兵を送る。チャミョン(プク)は自鳴鼓を鳴らすことに成功し、高句麗兵は全滅する。楽浪を滅ぼす使命を負うホドン王子は人知れず焦燥し、その一方でチャミョンの正体が気になって仕方がない。大打撃を受け楽浪への畏怖心が広まった高句麗では、ムヒュルが自らこの茶番を暴こうと楽浪へ向かうが…。
第36話自鳴鼓の威力を見せ付けられた大武神王ムヒュルは、ホドン王子にその秘密を暴くよう言いつけて早々に楽浪を発つ。2人の会話を耳にしたラヒ王女は疑心を抱くが、ホドンへの愛がその心を打ち消してしまう。ムヒュルが何とか自鳴鼓を壊そうと躍起になる中、楽浪ではホドンとラヒの結婚の日を迎える。国中が喜びに酔いしれる中、主役のホドンとラヒ、そしてチャミョン(プク)、ワン・ホルの4人の心中は相変わらず微妙なバランスの上にあった。
第37話新婚初夜にも関わらず笛の音にチャミョン(プク)を訪ねたホドン王子は、大武神王ムヒュルからの「自鳴鼓を壊せ」という手紙を見せられ狼狽する。さらにチャミョンが楽浪の王女であることを知らされ、彼女を手に入れるためにも楽浪討伐の決意を新たにする。やがて高句麗からムヒュル危篤の知らせが届き、ホドンはラヒ王女を伴って見舞いに向かう。ところが、2人を迎えたムヒュルは健康そのもので、戸惑うラヒにムヒュルは自鳴鼓を壊せと命じる…。
第38話高句麗軍を従えた大武神王ムヒュルとホドン王子は楽浪との国境近くでラヒ王女からの知らせを待ちわびていた。その頃、ラヒとチャミョン(プク)は自鳴鼓の前で死闘を繰り広げる。楽浪より軽いホドンへの愛を選ぶというラヒに対し、ホドンに比べればはるかに軽いが楽浪を選ぶというチャミョン。一瞬の隙にラヒの放った毒にチャミョンが倒れ、ついにラヒは自鳴鼓を切り裂く。自鳴鼓破壊の知らせを受け取った高句麗軍は一気に楽浪に攻め入り…。
第39話楽浪王チェ・リを処刑した大武神王ムヒュルはいよいよ楽浪支配を進める。ホドン王子は楽浪の民を迫害しないよう嘆願するが、ムヒュルは聞き入れない。民の怒りは国を裏切ったラヒ王女へと向かい、ラヒは民衆の怒りの前に一生を終える。1年後、チャチャスンの人形劇を楽しんだホドンは芝居小屋の床下に隠し部屋を発見する。再会したホドンとチャミョン(プク)は激しく剣を交えるが、ホドンが心を許した瞬間、チャミョンはその胸に剣を突き刺し…。