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03/15(Sat) 11:05
劉邦と項羽

「史記」に登場する「劉邦と項羽」による楚漢の興亡。秦帝国崩壊から漢帝国建国に至るまでの、劉邦率いる漢軍と項羽率いる楚軍による覇権争いは、四面楚歌、背水の陣、虞美人草の逸話・・・などの故事でも有名。
絶対権力を誇った秦の始皇帝の死後、打倒秦帝国を旗印に各地で反乱が相次いだ。滅び行く秦帝国を尻目に、次代の覇者を目指し立ち上がった2人の英雄が「劉邦」と「項羽」。江南の項羽は叔父項梁とともに楚を再興し、やがて秦を滅ぼすが、その軍勢の中には後の漢皇帝・劉邦がいた。戦では百戦百勝の楚の鬼神・項羽と、周囲に多くの賢人を得た漢の劉邦。紀元前3世紀の群雄たちの攻防と、二人の天下をめぐる戦いを、秦王朝の滅亡から高祖が漢王朝の礎を築きあげるまでを描いた歴史巨編。

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第一巻 秦帝国崩壊
第1話
【泗水の亭長】
紀元前221年。秦王が六国を滅ぼし、中国の歴史上初めて全国を統一。やがて彼は始皇帝と名乗り、その支配を強化するため、民衆に対して過酷な搾取を強いるように。その頃、泗水の亭長でありながらも酒と女に溺れる生活を送っていたった劉邦は、都で始皇帝の行列を目撃。「男たるもの、ああならなければいかん」と決意するが…。
第2話
【劉邦挙兵する】
県令の命令で囚人を連行することになった劉邦。処刑されるのを恐れた囚人たちが次々と脱走したため、処罰を免れられなくなった彼は、やけ酒を煽って秦の暴政に対する不満を吐露するように。やがて彼は囚人全員を解放し、自ら反乱軍の首謀者になることを決意。そのことを耳にした県令は激怒して、劉邦の妻を逮捕するが…。
第3話
【沛公に立つ】
県令を打倒し沛県を根拠地とすることに成功した劉邦。その勢いで豊邑の平定を試みるが、返り討ちにあってしまう。兵力の増強と軍師の必要性を痛感した劉邦だったが、そんな彼の目の前に、かつて始皇帝暗殺を試みて失敗した張良が現れる。自らの兵法理論に熱心に耳を傾ける劉邦を見た張良は、思わず感動し…。
第4話
【秦打倒を誓う】
秦を打倒する反乱軍が続々と項梁のもとに集結。項梁は反乱軍のリーダーを決めることを提案するが、他の反乱軍の長たちは誰も推薦しようとはしない。その様子を見かねた劉邦が項梁をリーダーに推薦すると、范増は項梁の目の前でそのことを拒絶。もっとふさわしい人物がいるとして、楚の懐王の子孫である心を探し出そうとする…。
第5話
【劉項盟約を結ぶ】
紀元前207年。項梁が敗れたことに不安を感じた懐王は彭城に遷都。彼は各地に激を飛ばして諸侯を集め、打倒秦に向けた作戦を協議することに。やがて懐王は劉邦、項羽、宋義の三人に関中攻略を命令。一番最初に関中を平定したものを関中王に任命すると命令する。章邯への復讐心を募らせる項羽は、先を急ごうとするが…。
第二巻 鴻門の会
第6話
【関中へ】
懐王の命令を受けた劉邦と項羽は二手にわかれて咸陽を攻めることに。遅々として進展しない戦況に業を煮やす項羽だったが、宋義と范増になだめられて、どうにか落ち着くことに。一方、咸陽攻撃の手を打てずにいた劉邦は、儒者の忠告通りに陳留攻略を決意。陳留を拠点にして兵力と兵糧を増強しようとする…。
第7話
【秦の滅亡】
劉邦の軍勢が咸陽に迫ったことで身の危険を感じた趙高は、一族でクーデターを起こして二世皇帝に自害を強要。秦王朝内部での権力を確固たるものとする。一方、依然として咸陽に向かえずにいた項羽のもとに、秦の章邯の使者が訪れ和議を懇願。これを聞いた范増は好機だととらえるが、章邯への復讐心を募らせていた項羽は…。
第8話
【法三章を約す】
秦王子嬰の降伏によって、咸陽の無血入城に成功した劉邦。彼は子嬰や民の処刑を行うこともなく、そのまま統治しようとしたために、咸陽の民から喜ばれる存在となる。一方、章邯の降伏を認めた項羽だったが、秦軍が造反したと知ると二十万の兵を処刑。自らも咸陽を目指して兵を進めようとするが…。
第9話
【鴻門の会】
咸陽を先に攻略した劉邦は、懐王の命令通りに関中を支配。それを知った項羽は、劉邦に激しい憤りを覚え、彼の暗殺を計画する。范増の計画で劉邦を酒宴に招いた項羽は、三つの作戦で劉邦暗殺計画を実行。窮地に立たされた劉邦は、張良の指示に従い、関中王の座を項羽に譲ることで、その場を切り抜けようとするが…。
第10話
【屈辱漢王】
項羽に関中を奪われたあげく、項羽から辺境の地である巴蜀漢中の王に任じられた劉邦。激怒した彼だったが、逆に漢中の地理を利用して兵力の増強を図ろうとする。そのことを察知した范増は項羽に対し、劉邦の漢中王任命中止を進言。結局劉邦は、項羽の命令が下るまで咸陽に留まることに…。
第三巻 大将軍を拝す
第11話
【浅道を焼く】
漢の地に赴くことになった劉邦は、その途上、張良の進言どおり桟道を焼き払おうとする。この桟道を焼いてしまえば、関中に戻ることができなくなることを知っている劉邦の部下たちは、こぞって劉邦に反対するが、劉邦は考えを変えることなく桟道を焼き払うことに。一方、劉邦のもとを離れ、韓に戻った張良は…。
第12話
【韓信 漢へ】
項羽の下で不遇の時を過ごしていた韓信。彼が進言しても項羽に一向に聞き入れてもらえずにいたことを知った張良は、韓信に対し、劉邦に遣えるようにと助言する。それを聞いた韓信は道なき道を駆け抜け、劉邦の下へと急ぐことに。そのころ劉邦は、張良が去った後の元帥探しを蕭何らに命じていたのだが…。
第13話
【大将軍を拝す】
蕭何の後押しによって劉邦から認められ、漢の大将軍に任命されることとなった韓信。その任命式の日、何も聞かされていなかった漢の将軍たちは、韓信が任命されると聞いて一斉に驚くことに。将軍の中には反発するものも現れ、任命式は大混乱。それすら予見していた劉邦と蕭何は、韓信がどう乗り切るかを見極めることに…。
第14話
【士気高まる】
蕭何の養女である玉蘭と結婚し、厳しい規律で軍を統制するなど、漢の地で着々と地盤を固めつつある韓信。だがそんな彼の動きに対し、劉邦に古くから遣えていた将軍たちは次第に不満を抱くように。こうした不満に対し、一歩も怯むことなく厳然と対応する韓信の姿を見た劉邦は、その信頼の度合いを高めていくように…。
第15話
【劉邦三秦を平定】
兵士たちの士気が高まったことで、楚への反攻を決意した劉邦。関中奪回を最初の目標とした彼は、韓信や蕭何らとともに、漢の地を脱出する。劉邦の蜂起を知った項羽の陣営では、范増が項羽に対して、斉との戦いを止めて劉邦迎撃に集中するように進言。だが、敵前逃亡したくない項羽は、あくまでも斉との戦いにこだわり…。
第四巻 反間の計
第16話
【劉邦大敗を喫す】
項羽の根拠地であった彭城を奪い、宴に明け暮れる劉邦。妻の呂雉はそんな彼をたしなめるが、劉邦は休息も必要だといってそれを聞き入れようとしない。一方、関中のみならず彭城までも奪われて怒り心頭の項羽は、即座に彭城に出兵。奇襲を食らった劉邦は、どうにか城を脱出するが、項羽の軍勢がその後を追い…。
第17話
【英布投降す】
項羽との戦いで惨敗し、榮陽に拠点を移した劉邦。策に窮した彼は、そこで再び張良の助言を得ることに。天下を取るためには、英布を味方にする必要があると述べる。英布を味方につけるために、劉邦は儒者を使者として派遣することに。同じ頃、英布を手に入れたいと願っていた項羽も、英布のもとに使者を派遣していた…。
第18話
【榮陽を守る】
劉邦の下に帰順した英布はさっそく劉邦の下に挨拶に行くことに。だが、酔っ払った振りをした劉邦にぞんざいに扱われてしまい、彼は劉邦に対する疑念を抱くことに。そんな彼に対し、隋何や張良らが説得して宮殿を提供。これらの飴とムチの策によって、英布はすっかり劉邦に対する忠誠を誓うようになるが…。
第19話
【反間の計】
大した成果もないのに劉邦から褒美を貰い続ける陳平に対し、周囲の人間は次第に不満を募らせるように。そんな状況を察知した張良は、陳平を使って項羽陣営を混乱させることを劉邦に提案する。さっそく、宮殿に呼ばれた陳平は、劉邦に対して「反間の計」を進言。劉邦もこれに賛成し、項羽と范増の間を引き裂く作戦が実行される…。
第20話
【榮陽脱出】
噂話を信じこんでしまったために范増を見捨ててしまった項羽。やがてそれが劉邦らが仕掛けた罠だったと聞かされた彼は、あわてて范増の後を追うが、すでに再会はならなかった。劉邦に対して怒り心頭の項羽は、大軍を率いて劉邦を攻撃。現状では勝ち目がないと判断した劉邦は、身代わりを立てて城を脱出しようとする…。
第五巻 覇王別姫
第21話
【成皐の戦い】
どうにか榮陽を脱出したものの、拠点を次々と項羽に奪われた劉邦。反撃を企む彼は、重要拠点であった成皐奪回に打って出ることに。別の地で戦を起こして項羽を城から離れさせると、成皐の守兵に対して、太鼓や銅鑼を使ってさんざん挑発。この挑発に業を煮やした項羽軍は、劉邦軍に対して戦闘を挑もうとするが…。
第22話
【広武山の対決】
谷を挟んでついに対峙することになった劉邦と項羽。互いに罵り合うも一歩も引かない状況に、項羽は人質として捕らえていた劉邦の父と妻をその場に連れ出す。父と妻が釜茹でにされると聞いて、動揺を隠せない劉邦。張良らの助言を得た彼は、それでも彼は挑発を繰り返すが、やがて項羽が放った矢が、彼の胸に命中し…。
第23話
【楚漢停戦す】
韓信が斉を平定したと知った項羽は、さっそく使者を派遣して劉邦を裏切るようにと提案。当然のごとく拒否する韓信だったが、自らの野心はまだ捨ててはいなかった。一方、こう着状態が続く戦況に対して、張良が講和を提案。最初は反論したものも、現状打開するためにこれを了承。項羽の下に使者を派遣するが…。
第24話
【垓下の大戦】
講和したものの、項羽の兵力が足りないと知るや、一方的に講和を破棄して開戦した劉邦。劉邦は韓信らとともに作戦を立て、周囲を山で囲まれた垓下の地を決戦の場所に選ぶことに。一方、再び宣戦布告され怒り心頭の項羽は、劉邦の挑発に乗って垓下へと進軍。劉邦の姿を見るや、一目散に彼の後を追いかけるが…。
第25話
【項羽 鳥江に死す】
漢軍に周囲を包囲され、まさに四面楚歌の状況に陥った項羽。兵士たちが次々と投降するのを知った彼は、自らの最期を悟り、2000の兵で80万の大軍に戦いを挑もうとする。烏江で漢軍に包囲され、もはや逃げ場を失うと、漢の大軍の前で壮絶な最期を遂げることに。そして紀元前202年、ついに劉邦が天下を統一する…。
第六巻 韓信を捕う
第26話
【劉邦 皇帝になる】
長期に渡る戦闘を終え、無事皇帝に即位した劉邦。着々と国家の土台作りの地盤を固めるが、城内では次々と難問が彼に降りかかってしまうことに。一方、劉備の下で楚王となった韓信は、劉邦に内緒で楚の敗将を自らの住居にかくまうことに。そんな彼の不穏な動きに対し、妻の玉蘭は警戒を強めるが…。
第27話
【韓信を捕う】
劉邦の下で楚王となった韓信。彼は玉蘭の助言も聞かずに、依然として自宅に鐘離昧を匿い続けようとする。そんな折、宮殿では戦争後の待遇に納得できない将軍たちが劉邦に不満を口にするように。韓信に疑念を抱いていた劉邦は、臣下の助言を仰いで巡幸を行い、その隙に韓信を捕らえようとするが…。
第28話
【劉邦白登山に包囲される】
韓信が捕らえられたことで、将軍たちも謀反を企てるように。その動きを察知した張良は、韓信を処刑した場合、さらに将軍や兵士たちが離反する恐れがあると劉邦に進言。これを聞いた劉邦は、劉一族以外の者が各地の王に就くことを禁じ、同時に戦争で功績のあったものに領地を与えようとする…。
第29話
【咸陽に都を移す】
大軍を率いて匈奴征伐を試みたものの、捕らえられてしまった劉邦たち。結局、匈奴に申し立てた和議が承諾され、そのまま退却することに。匈奴の脅威を目の当たりにすることになった劉邦は、都を咸陽に遷都し長安と改称。この地を漢王朝の都とするため、大規模な造営工事を始めることに…。
第30話
【内憂外患】
度重なる匈奴の攻撃に対し、頭を痛める劉邦。彼は劉敬の進言通り、後宮の一人を自らの養女として、その娘を匈奴の単于のもとに嫁がせることに。一方、内政面では、積年の戦いのせいで、食料の備蓄が減少。劉備は食糧確保のために、農業の奨励と大幅な減税を命令。内政・外交ともに大きな問題を抱えた劉邦は…。
第七巻 漢劉邦逝去
第31話
【韓信の最期】
劉邦から出兵要請を受けたものの、病気だと偽って辞退した韓信。劉邦の代理を皇后が務めると知った彼は、その隙を乗じて長安を占領しようとする。そんな彼の動きを察知した玉蘭は、父の張良に謀反の動きを報告。張良からの知らせを受けた皇后は、すぐさま祝賀会を開催して、韓信をおびき出そうとするが…。
第32話
【太子を争う】
謀反の動きに対処したことで、劉邦不在の間にその権力を確固たるものにした皇后。やがて彼女は、自分の息子に帝位を継承させるべく、他の側室の子らに圧力を加えるように。しかし、側室たちの間では、長子ではない如意を皇太子に立てる動きが活発化。劉邦の知らないところで後継者争いが勃発してしまう…。
第33話
【英布謀反】
皇后の挑発に乗った英布が武装蜂起。そのことを聞いた劉邦は怒り心頭。皇后に対して激しく罵ると、まだ幼い太子に出征させようとする。そのことを聞いた臣下たちは猛反対。結局、劉邦自身が東征することとなり、軍を率いて英布討伐へと向かうことに。自分の身を心配した戚妃は、自らも戦場へと赴くが…。
第34話
【故郷沛県】
劉邦と皇后の間で板挟みとなり、気苦労が絶えない張良。年老いたことを悟った彼は、宮廷内部の政争に嫌気をさし、引退して故郷に帰ることを決意する。そんな彼の気持ちを知って、劉邦と張良の間に溝が生じたと感じた皇后は、張良を呼び寄せて味方になるように説得。その頃、英布討伐を終えた劉邦が長安に向かっていた…。
第35話
【劉邦死す】
長安に戻った劉邦は、太子を廃位にし如意を新たな太子に任命しようと画策。しかし、皇后らの画策によって、それは未遂に終わってしまう。憤りを禁じえない劉邦は、張良を投獄するが、臣下たちの猛反発に遭ってしまう。次々と起こる問題に、劉邦の健康状態が悪化。皇后はその隙に自らの権力をさらに強化しようとする…。
(参考)劉邦と項羽 DVD秦〜漢(前漢)項羽と劉邦・春秋戦国時代関係の遺跡中国の名勝旧跡_1