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03/15(Sat) 10:40
商道(サンド)

BS朝日 商道(サンド)

小説は19世紀、李氏朝鮮時代に実在した豪商の林尚沃(イム・サンオク、1779年〜1855年)の生涯を通して、当時の商圏を掌握していた4大グループの開城商人(松商、ソンサン)、漢陽商人(京商、キョンサン)、義州商人(灣商、マンサン)および東莱商人(莱商、ネサン)を対象に市廛(シジョン)と乱廛(ナンジョン)、客主(ゲクチュ)と褓負商(ボブサン)等の熾烈な商い競争、そして身分上最下層の商人等の位相や哀歓を描き、貨幣と交換価値、人件費等の様々な資料による「実物経済の具体的な事例」を描いた作品。

貧しい境遇に生まれながら、私利私欲よりも世のため人のために商売を行い、高麗人参貿易で巨財を成して、晩年そのすべてを民のためになげうった歴史上の偉人であり、朝鮮時代最高の大商人 イム・サンオク。“商道”を追究したその商人哲学と知徳で数々の苦難を乗り越え、奴婢から高位官職にまで上りつめた実在の大商人の波乱万丈の生涯を描いた骨太の感動巨編!

夢を果たせずにいた父に代わり、訳官を目指すサンオク(イ・ジェリョン)は、父とともに中国行きの商団に加わった際、松商の大房 パク・チュミョン(イ・スンジェ )に密輸の濡れ衣をきせられてしまう。サンオクは父を打ち首にされ、官奴婢という過酷な境遇に追いやられるが、真鍮器屋で働くうちに商人として頭角を現す。

「とかく商人は、金ではなく人をもって財となせ」「人が残ること、それが利益なのだ」と商道の真意を伝える偉大な恩師、湾商の都房ホン・ドゥクチュ(パク・イナン)との出会いにより、稀代の商才を開花させていくサンオク。
中国語を巧みに操り、機転を利かせた商いを展開する彼の活躍で湾商は繁栄していくが、ライバル松商のチュミョンは卑劣な手段を使って湾商を窮地に追い込む。
一方、チュミョンの娘タニョン(キム・ヒョンジュ )は拝金主義の父のやり方に同意できず、次第にサンオクの人柄に惹かれていくのだが・・・

Noあらすじ
第1話
訳官の夢
時は朝鮮時代後期。清との国境に近い義州で生まれたイム・サンオクは、訳官を目指す父から清国語を叩き込まれて育つ。父の果たせぬ夢を叶えるべく、自らも訳官を志すサンオクは、ある日、ひょんなことから松都の大商人集団、松商の通訳を頼まれ、鋭い観察力と優れた商才で取引を大成功に導く。そんな時、父が訳官の志を捨て商売を始めると言い出す。
第2話
燕京へ
燕京で売る人参を買いに松商を訪れたサンオクは、松商大行首タニョンに人参は清国への持ち出しが禁止された禁制品だと教えられ、代わりに虎皮を勧められる。やっとのことで虎皮を入手し、馬子として燕京へ旅立つサンオク父子。ところが、国境にさしかかったところで荷物検査が行われ、虎皮が禁制品であることが発覚する。
第3話
濡れ衣
帰国の準備をしていたサンオクは、商団の荷の中に禁制品である硫黄を発見する。慌てて商団の責任者である大房パク・チュミョンに報告するが、チュミョンはあらかじめ朝廷の承諾を得ていると説明。ところが、国境の荷物検査で硫黄が摘発され、捕らえられたサンオク父は商団の指示だと説明するが、チュミョンは事実無根だと頭から否定する。
第4話
真鍮器工房
打ち首を免れたサンオクは、官奴碑となって家畜の世話に明け暮れる生活を送っていた。ある日、4度目の脱走に失敗して痛めつけられたサンオクにナプチョン真鍮器工房の主人キム・テチュルが声をかけてくる。「真鍮器工房で親方になれば官奴碑の身分から解放してやる」というテチュルの言葉に、サンオクは工房で働くことを決意する。
第5話
逃亡
再び捕らわれの身となったサンオクは重罪人として鉱山に連行されることになる。ところが、連行途中で同じ重罪人のユクソンが引き起こした事件に巻き込まれ、そこに居合わせた同じ官奴婢のチェヨンと共に逃亡することになる。義州にたどりついたサンオクはチェヨンをサダンペに託し、自分は山奥の寺に身を潜めることにするが、そこへ役所の追っ手が迫る。
第6話
初めての行商
村に戻ったサンオクは、父のかつての親友、湾商都房ホン・ドゥクチュを訪ね、商売を教えてくれと頼み込む。こうして湾商の真鍮器屋で使喚として働くことになるが、真鍮器屋は湾商の中でも売り上げが最下位の問題店。機嫌の悪い店主のサムボは、新入りのサンオクに高価な真鍮器一式を担がせ、一つ残らず売ってくるよう命じる。
第7話
奇抜な商法
行商から戻ったサンオクは真鍮器を売った代金を差し出しながら、驚く店主たちを前にすべてを売りさばくまでの物語を説明する。みんなが彼の商才に感心する中、湾商本店の書記チョン・チスだけが「真の商売人の売り方ではない」と批判し、手本を示すため自ら真鍮器を担いで行商に発ち、奇抜な商法で見事に売りつくし帰ってくる。
第8話
買い占め
行方不明だった妹サンヒの居場所が判明し、連れ戻すのに50両が必要になる。サンオクは真鍮器屋の店主サムボにある作戦を提案し、それが成功したら50両をもらう見返りに千両の儲けと松商に奪われた真鍮器先買権を取り戻すと約束する。店主の座が危なくなったサムボは挽回を賭けて作戦に乗ることに決め、店の金を作戦につぎ込む。
第9話
迫る納期
錫を買いそびれたナプチョン真鍮器工房の主人キム・テチュルは、サムボに錫を売り渡すよう迫る。「官需品の納期を控えた松商は高値でも買うはず」というサンオクの言葉を信じ、サムボはとんでもない額を提示する。ところが、信用第一の松商はあっさりと官需品の納期を延ばし、サンオクの計画は大きく狂う。さらに金の使い込みまで本店にバレて…。
第10話
夢の人参貿易
松商大房パク・チュミョンが湾商都房ホン・ドゥクチュを訪ねてくる。チュミョンは互いに手を組んで人参貿易の主導権を握ろうと提案するがドゥクチュはその場で断る。この時、ドゥクチュは十数年前から始めた人参栽培に成功し、本格的な人参貿易に乗り出そうとしていた。ところが、これを知った松商は汚い手で阻止しようとする。
第11話
荒らされた人参畑
柵門での人参貿易の担当者に選ばれたサンオクは、絹屋の書記ユ・ドゥチョルとともに長脳参畑に向かうが、そこで盗賊に襲われ、畑を荒らされたうえ薬草狩りも皆殺しにされてしまう。運良く命拾いしたサンオクは、清国人を装っていた盗賊が知り合いの朝鮮人盗賊ユクソンであることに気づき、陰謀の影を感じ取る。
第12話
苦渋の決断
人参畑を荒らされ、湾商は商団存亡の危機に立たされる。国境貿易を続けるためには松商と手を組むべきだという部下たちの説得に、ホン・ドゥクチュは苦渋の決断を下す。サンオクは再び人参取引の担当者に指名され、柵門へ向かう準備を始めるが、そこへチェヨンが役所に連行されたと知らせが入る。
第13話
裏の役人
柵門での取引を無事終えたサンオクとサムボは松商側の担当者であるタニョンと行首ファン・デホと合流するが、燕京に発つ前にサムボが密貿易を取り締まる団練使に捕まってしまう。その頃、義州では役所に連行されたチェヨンがパク・チュミョンの尽力によって釈放され、松商へと引き取られる。
第14話
タニョンの秘密
薬材商の店主に呼ばれたサンオクは商談を成立させて帰ってくる。サンオクが送った手紙が店主の心を動かしたのだ。さらにその商才をかぎとった店主は、人参の代金とは別にサンオクに天銀200両を差し出す。その夜、サンオクはいい気分に酔ったサムボに連れられて遊郭へ行き、一人の妓生と知り合う。
第15話
寝返り
妓生の身の上を哀れんだサンオクは薬材商の店主からもらった200両を使って妓生を救い出す。それを聞いたサムボは呆れ返り、ホン・ドゥクチュには内緒にするよう言い聞かす。その頃、湾商は大定江の火災で危機に直面し、湾商に見切りをつけたチョン・チスはこっそりパク・チュミョンを訪れる。
第16話
昇進
大定江での取引が禁じられた湾商は大きな打撃を受ける。チョン・チスの裏切りと松商の陰謀を知った湾商の人々は憤慨するが、対抗する手段が思いつかない。そんな時、サンオクが商団の金を流用したとの噂がドゥクチュの耳に届く。除名に値する重い罪だが、真相を聞いたドゥクチュは破格の昇進を発表する。
第17話
競争入札
湾商は朝廷の絹を調達する貢人に絹を買ってもらおうとするが、裏金を要求する貢人たちをドゥクチュは断固として拒否する。松商で取引を担当したタニョンも決して裏金要求に応じない。怒った貢人は競争入札を実施するが、貢人たちが納期に迫られていることを知ったサンオクはタニョンにある提案をする。
第18話
情報操作
役所での酒宴に参席したサンオクは、使節団の馬子として燕京を訪れた時に出会った吏曹判書ユン・ジョンホと再会する。ジョンホから近々科挙が行われる話を聞いたサンオクはある商売を思いつき、商団を率いて行商に向かう。そんな湾商の動きを知った松商は湾商の人間を買収し、情報を引き出そうとする。
第19話
判断ミス
漢陽に戦乱の噂が広がり、町は避難民でごった返す。もはや科挙どころではなくなり、紙の値は日に日に暴落する。仲間たちは早く処分すべきだと急かすが、サンオクは真相を確かめるまでは安値で売れないと言い張る。苦悩の末、サンオクは紙を売る決心を固めるが、その矢先、戦乱がデマだったことが分かる。
第20話
告白
紙取引で大損したサンオクは巻き返しの策を練る。湾商を裏切って良心を痛めたユ・ドゥチョルは、せめてもの償いをとチョン・チスを訪ね、今後チョン・チスが魚を商うため甕津に向かうという情報を聞き出す。そんななか、タニョンがサンオクを訪ね、冷たくあしらおうとするサンオクに思いがけない告白をする。
第21話
危機一髪
松商に渡した換(小切手)の支払い期限が迫り、湾商は東奔西走して金を工面するが必要額には遠く及ばない。その上、松商の差し金で役所からも換の返済を迫られる。結局、期日までに金を集められず、大定江運営権を渡すつもりで松商へ向かった湾商都房ホン・ドゥクチュの前に行商から戻ったサンオクが現れる。
第22話
起死回生の賭け
漢陽でタニョンと再会したサンオクは、タニョンへの想いを打ち明けるが、タニョンはこれを激しく拒絶する。そんな中、使節団が派遣されることになり、各商団の割り当てが発表される。最高量を割り当てられた松商に対し大幅に削減された湾商都房ホン・ドゥクチュは、この遠征を何としても成功させるため大胆な賭けに出る。
第23話
救援米の罠
使節団に同行する人員が決まり、本格的な準備に取りかかろうとした矢先、ホン・ドゥクチュとサンオクが役所に連行される。湾商が運んだ救援米に不正が発見されたというのだ。責任者の逮捕に湾商は大混乱に陥り、危機に陥ったサンオクを救うため、チェヨンは松商大房パク・チュミョンを訪ねる。
第24話
湾商の命運
サンオクを救うためパク・チュミョンを訪ねたチェヨンは、松都へ行く見返りにサンオクの釈放を願い出る。こうしてサンオクは釈放されるが、湾商は救援米事件の責任を問われて使節団の商団から外される。絶望したホン・ドゥクチュは湾商をたたむ決心をし、サンオクの身を柳商ウ・ヨランに託す。
第25話
ゼロからの再出発
柳商に引き取られたサンオクは行商人として全国を旅し、湾商を陥れた松商は国境貿易で大きな利益をあげていた。ある日サンオクは、柳商が長年続けてきた咸興への行商をやめ、黄海道行きを提案する。柳商の長老たちは反発するが、サンオクから理由を聞いた柳商大行首ウ・ヨランは黄海道行きを命じる。
第26話
衝撃の告白
山寺でタニョンと再会したサンオクは、タニョンを忘れられない切実な思いを吐露するが、そんなサンオクにタニョンは衝撃の告白をする。その日、ウ・ヨランもサンオクを捜して山寺を訪れ、燕京一の薬材商が懸賞金をかけてサンオクを捜していると告げる。心揺れるサンオクに山寺の和尚はある予言を与え、市場へと送り出す。
第27話
再結集
燕京の薬材商の店主に会うと決めたサンオクは、サムボと共に再び燕京に旅立つ。薬材商の店主はサンオクとの再会を喜び、実は燕京の商権を牛耳る豪商がサンオクを捜していると告げる。一方、柵門でチン商人の世話になっていた湾商都房ホン・ドゥクチュは密貿易再開の準備を整え、湾商の団員を再結集させる。
第28話
人参貿易権
商団として生き残るには人参貿易権の獲得が必須というホン・ドゥクチュの言葉を受け人参貿易権の分配に参加したサンオク。ウ・ヨランに人参貿易権は裏金で決まると言われ暗澹とするが、そこへチェヨンがやって来て現在朝廷ではパク・チョンギョンとキム・ドゥシクが権力を二分していると教えられる。
第29話
不倶戴天
パク・チョンギョンの危機を救った湾商は、京商に告ぐ7000斤の人参貿易権を得る。喜びに沸く湾商にチョンギョンは湾商の後ろ盾になる代わりに裏取引を要求する。一方、大金をつぎ込んだにもかかわらず3000斤に終わった松商では、松商大房パク・チュミョンの失敗に都房らが不信感を募らせ、大房を追い出そうと決議する。
第30話
湾商の巻き返し
ドゥクチュから都房に任命されたサンオクは、奪われた商権を取り戻しにかかる。一方、松商本店の都房に出世したチョン・チスは資金難に陥った商団の建て直しを目指すが、重要な資金源である大定江の収入は減る一方だった。大定江船団の運営権を狙うサンオクは、松商が大定江を手放すようある作戦を実行する。
第31話
一番乗り
人参を携えて柵門へ向かったサンオク一行は禁門通過の際、役人から人参を持ち込むのは密貿易禁止後、サンオクたちが初めてと聞かされ期待に胸を膨らませる。ところが、品薄で高値の取引が予想されたにもかかわらず、チン商人は原価にも満たない額しか提示せず、すでに柵門中に人参が出回っている事実を知らされる。
第32話
口封じ
サンオクは柵門にいるホン・ドゥクチュに協力を求める。ドゥクチュは松商行首キム・テチュルのあとをつけて密貿易の証拠をつかみ、役人に知らせるのだが…。一方、燕京のワン商人からサンオクに手紙が届き、近々、燕京で大規模な薬材市が開かれることを知る。
第33話
紅参
清国商団との取引で大量の配当を受けた松商に対し、清国商団との取引を諦め、燕京の薬材市に狙いを絞ったサンオクは最高級の紅参5千斤を用意するため蒸包所を独占する。これを知った松商も負けじと人参の準備に取り掛かる。
第34話
談合
朝鮮産の紅参が売れないのは清国商人たちの談合が原因だった。清国でも紅参の栽培が始まり、朝鮮産を買う必要がなくなったのだ。松商大房パク・チュミョンは各商団の代表者を集めて朝鮮商団の団結を説き、価格を70両に統一して談合に対抗することを提案するが、サンオクはこれを拒否する。
第35話
大勝負
燕京に戻ったサンオクは人参の値を下げるどころか150両に上げたうえ、松商や京商の人参まで買い入れる。正気とは思えないサンオクの行動に薬材市の開催を教えてくれたワン商人までがサンオクの説得にやってくるが、サンオクの態度は変わらない。そして、ついに清国産の紅参が40両という安値で売り出される。
第36話
亀裂
薬材市で大儲けをした湾商は朝鮮一の商団となって義州に戻ってくる。サンオクは全国に店舗を設け、全国展開へと乗り出すが、それを聞きつけた高位官僚パク・チョンギョンがサンオクを呼びつける。母親にミグムとの結婚を勧められたサンオクはタニョンを呼び出し、自らの思いを告げる。
第37話
下剋上
松商では大房の座を狙うチョン・チスが柵門のチン商人から借りた金を餌に次々と他の都房たちを味方に取り込んでいく。都房たちの不審な動きに気づいた大房パク・チュミョンは都房会合を開くのだが…。月日が流れ、湾商は漢陽でも京商と肩を並べるほどの利益を上げ、事実上朝鮮一の商団に上り詰めていた。そんなある日、サンオクの下で商売を習いたいと一人の男が湾商を訪ねてくる。
第38話
高利貸し
高利貸しに苦しむ民を救うための方法を模索するサンオクにホン・デスが打開策を提案する。方法は見事に成功し、サンオクはデスに対する信頼を深める。一方、これにより高利貸しで暴利をむさぼっていた松商は大打撃を受け、苦境に立たされた大房チョン・チスは生活の必需品である塩の商売に方向転換する。
第39話
身代金
ホン・デスは鉱山を営んでいるタニョンを訪ね、金脈を探せず飢えに苦しむ民に力を貸してほしいと申し出る。一方湾商は、京商ウ・ヨランを責任者として燕京に向かうが、匪賊たちに襲われることに。そして人質となった商団員たちを救うため、サンオク自らが匪賊との取引に向かうのだが…
第40話
ホン・デスの正体
タニョンはサンオクを訪ねホン・デスの正体を探るよう告げ、疑心が芽生えたサンオクはホン・デスの正体を調べ始める。1811年、ホン・ギョンネの乱が勃発、そんな中、サンオクとチョン・チスは、官軍が没収した反乱軍の帳簿に、タニョンの名で500両が反乱軍に渡った事実の記載があることを偶然に知る。
第41話
ホン・ギョンネの乱
サンオクはタニョンを救うため支援米を運ぶ名目で戦場へ向かう。一方、チョン・チスはタニョンたちの金鉱を奪い取ろうと企む。反乱が鎮圧された後、サンオクは手を尽くしてタニョンを捜し回るがまったく消息がつかめない。
第42話
任官
乱鎮圧の功労を称えられ、殿下と謁見したサンオクは、大命により泰川縣監に任命される。両班の横行を戒める傍らサンオクは、農作に向かない泰川の土地の新たな活用法として、漆の栽培と螺鈿漆器の生産を思いつく。
第43話
再会
平壌監営が設けた酒宴に招かれたサンオクは、妓生として現れたタニョンと遭遇する。そんな中、泰川での善政が高く評価され、サンオクは大命により郭山郡守に任命される。そして平壌監司の特別な計らいにより官妓生のタニョンを連れ郭山に向かうこととなる。
第44話
絶対絶命
チョン・チスはイ・ミョンウから、逆徒の残党からサンオクがホン・ギョンネに資金を提供した証言を得たと聞かされる。そして、チョン・チスはサンオクを脅迫する。しかしサンオクは提案を断り、ホン・ギョンネとの関わりを告白したため、義禁府へと護送される。
第45話
無謀な要求
朝廷から紅参を製造する機会が与えられ、見事に成し遂げたサンオク。しかし、パク都提調は重罪人には変わらないとサンオクを打ち首にすべきと激しく主張する。そんな中チョン・チスはこれまでパク都提調との間で秘密に交わされた裏金の帳簿でパク都提調を脅迫する。
第46話
財物は水の如く
松商の陰謀により危篤に陥ったパク・チュミョンの代わりに、松商の都房たちはタニョンを中心に結束する。一方、郭山の改革にも成功したサンオクは、大命により従三品の位階を与えられるが、権勢欲を捨て辞職願を出す。再び商人として湾商へ戻ったサンオクは、民の借金を帳消しにし、商売を始める者に天銀5両を与えるのだった…。