ヨーロッパアルプスのハイライト−ユングフラウヨッホ ユングフラウヨッホへ登山電車で登る。ヨッホとは、ドイツ語で連峰の継ぎ目の平らになった山の肩の意味だそうだ。ユングフラウとメンヒのそれがユングフラウヨッホである。ユングフラウヨッホ駅はヨーロッパのなかで最も標高の高い鉄道駅として有名。天気は快晴。運がいい。
ラウターブルンネン アルプスの東の麓の町ラウターブルンネンまでバスで行き、ここから登山電車に乗る。ラウターブルンネン駅で電車を待つ間、山頂から豪快に流れ落ちる落差300mのシュタウブバッハ滝を眺めながら時間を過ごす。さあいよいよ出発だ。すんだ空気と雄大なスイスアルプスの峰々やヨーロッパ最長のアレッチ氷河のパノラマを楽しむ。駅にKIOSKがあったのには思わず笑ってしまった。日本のKIOSKと同じでみやげ品から小物雑貨、スナック菓子などを置いてあった。
クライネ・シャイデック ユングフラウの中腹にある高原駅。三巨連峰アイガー(3970m)、メンヒ(4099m)、ユングフラウ(4158m)を真近に見ることができる。特にアイガー北壁が、目の前から黒くそびえていて、白く輝くユングフラウとの対照をなしているさまは荘厳そのもの。人を寄せつけない自然の厳しさを感じた。 ここでちょっと早い昼食をとる。昼食後迫力のある大景観を楽しみながらあたりを散歩。ここからユングフラウ鉄道へ乗り継いで3454mの頂上駅ユングフラウヨッホへ。
ユングフラウヨッホ クライネ・シャイデックからユングフラウヨッホまでは山腹をつらぬいたトンネルの中を走る。途中トンネルの中の駅、アイガーワンド駅で、アイガー北壁のど真ん中にある窓から下界を展望。山の体内から見る景色に不思議な気持ちになる。 ユングフラウヨッホ駅到着。あたり一面雪景色だ。プラトーと呼ばれる雪原に出てユングフラウ山頂を目の前にみる。反対側はアレッチ氷河が眺望できる。空の青さと氷の白さとで吸い込まれて行くような景観だ。 トンネルをくぐりエレベータでスフィンクス展望台へ。途中、アイスパレスで氷の彫刻を見学。アイスパレスは氷河を掘って造られた天然の冷蔵庫のような展示場。横綱千代の富士の氷像があったのには驚いたと同時に笑えた。 スフィンクス展望台で360度の大パノラマを楽しむ。
グリンデルワイド 帰りは、クライネ・シャイデック駅までおなじ道を戻る。ここで電車を乗り換えてアルプスの西の麓の町グリンデルワイドまで下山。アイガー北壁の真下を走る電車の中から垂直にそびえる北壁の険しさと高さを実感する。グリンデルワイドでしばしの休憩。アルプスへ登るロープウェイを見たり、みやげ品屋で買い物をしたり町をブラブラする。
グリンデルワイドから再びバスに乗りジュネーブへ(約210km)。車中では添乗員が準備したスイスアルプスの歌のテープを聴きながらウトウトする。これまでは、バスの中では沿道の観光スポットやその地方の歴史、名物など我々を退屈させずに案内してたのが、奥さんとこの沿道は名所がないんだろうねと話あった。ジュネーブのドッ・ベルン ホテルに到着。
夕食までの時間、ホテル近くの専門店街をウィンドウショピング。夕食は、スイス名物のミートフォンデュを賞味した。牛肉を薄切りにしたものをオリーブ油の鍋でさっとゆでてタレや塩につけて食べる。あぶらっこい日本のシャブシャブといった感じ。 |