□おなら 私は便秘症の性か(?)オナラの出る回数が人一倍多いと思っている。どう言う訳か空砲が多発するときは実弾の方はもよおす気配がない。腸の働き具合の問題だと思うが私は医者ではないので因果関係は分からない。所でオナラにも色々種類があり『ぶー』、『すー』、『びー』などいわれるが次の分類が妥当であると思われる。 ・音が出る/出ない ・長い/短い ・臭う/臭わない 中には実弾を伴うオナラもある。 私の体験上から言うとこれらの間には関係がありそうである。例えば音の出ない長いオナラは臭いという具合である。長いオナラは当然出るガスの量が多くなるので鼻に到達する割合が増えるのかも知れないがどう言うわけか長いオナラでも音が出たときはそれほど臭わない。音の出ない長いオナラは『スーー』と糸を引くように出ていくが音が出る長いオナラは肛門を振動させながら出ていく。私の推測だがこの『振動』が臭みの成分を中和しているような気がしてならない。化学的に証明できているのだろうか。世の中にはトイレや便秘についての本も多く出版されているがこの件については勉強不足である。また臭さの強弱は何を食べたかにも大いに関係があり、肉(魚の肉ではない)を多く食べた後のオナラが臭いのは体験上疑う余地はない。そうなると肉食獣であるトラやライオンのオナラはいつも臭いのか私は嗅いだことがないので分からない。動物園の飼育係の人に聞けば答えてくれるだろう。 オナラをする際、音を出す/出さないはある程度コントロールできる。これは私ならずとも大抵の人が状況に合わせてやっていると思っている。体験上、自宅で寝っ転がってテレビなどを見ている時の長いオナラは特にコントロールし易い。歩行中などと較べてお尻を柔軟に対応させる事ができる。テレビで一つの番組をみている間に何回も長いオナラが出るときがある。この時、音を出す/出さないをやってみて臭さの強弱を測る事ができる。間違い無く音が出ないほうが臭いのである。一方、歩行中に出るオナラの音量調整は困難である。歩行中に立ち止まればべつであるが、急に止まったら後ろから来る人とぶつかるかもしれないし、ぶつからなくとも一体あの人急に立ち止まって何するのかと疑われる。歩行中、特に突然短く『ぶっ』と出る場合はどうしようもない。たまにあることだが長いオナラが歩行に合わせて分断して出る場合がある。歩くことに『ぶっ』、『ぶっ』、『ぶ』と数回続くことがある。私の場合、この時は必ず音がでるが雑踏に紛れて音は余り気にならない。臭いも歩いているので後ろの方へ逃げていく。後ろから来る人も音ありオナラなので臭いは気にならないだろうと勝手に解釈している。 エレベータや混んだ通勤電車の中など逃げ場のない場所でオナラが出そうになった時はじっと我慢をすることにしている。音を出せば恥ずかしいし音を出さなければくさくて周囲の人に迷惑をかけるからである。暫く我慢していると出そうになったオナラは元にもどっていく。これがまさに転失気(てんしき)である。通勤電車の中で時々オナラをする人がいる。大体は音が出ないように調整しているのである。自分のオナラの臭いは好きでも他人のオナラはくさいのである。逃げ場のないところでは少しは遠慮してオナラの一回や二回は我慢しろといいたい。『ぎゅっ』と肛門に力をいれて閉めればできるのである。但し健康上良くない。私は会社のオフィスでオナラが出そうになることがままあるが、我慢をすることにしている。二、三回は我慢するがそれでも出そうになる場合が結構ある。その時はオナラをしにトイレに駆け込むのである。この時は空砲だけだと分かっているから喜んで洋式トイレに本来の洋式スタイルで着の身着のまま座ることにしている。空砲だけのためにトイレに駆け込む人種はそうはいまい。 駅のプラットフォームでオナラが出る場合がある。この場合は逃げ場があるから健康上 我慢しないことにしている。その国の文化の違いもあるだろうが普通の日本人なら周囲に人がいる時のオナラには多少の羞恥心があるのではないか。私はプラットフォームでオナラをする場合は立ち止まって音が出ないようにする。そしてその場を立ち去る。但し夏と冬では立ち去るタイミングが違うのである。夏は軽装でありオナラをするとまもなく臭いが鼻先まで上がってくる。だからオナラを出し切ったタイミングで場所をかえるのである。所が冬は厚着をしており更にコートを着ている。オナラをだしきって暫くしてから臭いがコートの中を上昇し鼻先にくる。したがってにおい出した瞬間に場所を変えると良い。冬に夏移動方式をとると立ち止まった先で臭い出すことがあるので注意を要する。何のために移動したか分からなくなる。 |