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12/03(Sat) 18:31

中国旅行記(2003.12.15〜12.18)

奥さんが1週間の休みが取れたので、動けるうちは2人で色々と行った方がいいよ、との娘の薦めもあって急遽中国にいってきました。飛行機、ホテル、食事、バス観光付きで39,800円/一人です。安いのにも惹かれましたが(笑)(マップクリックで上海市街図) 江南地図−クリックで上海市街図

    上海・無錫・蘇州の三都市4日間周遊「豫園・寒山寺観光と小籠包全食事付江南地方を巡る」
    ・名物料理を含む全食事付
    ・世界遺産の拙政園等の充実の観光付
    ・お1人様1杯上海蟹付
のうたい文句に惹かれて決めました。出発の前日" We got him . "のニュースが流れ気になってましたが中国でもニュースでやってました。標準語の北京語で字幕が下に表示されるので漢字を見て内容を類推できます。

3日目
 12/17(水)
太湖遊覧
太湖 太湖はその面積2,200kuと琵琶湖の約3.5倍の大きさです。海と区別がつかない位、果てしなく大きい湖で中国国内では4番目の面積を誇るのだそうです。江蘇省の南北68km、浙江省の東西56kmに渡っており、その周囲は400kmに及んでいます。真珠養殖が盛んな淡水湖で平均水深は3mほどです。 太湖2

朝一番に帆掛け船で太湖遊覧に出発。雄大な太湖に遊び、ジャンクが行き交う風光明媚な湖上遊覧です。

気がかりなのは朝もやがたちこめて、景色が霞みがちなことです。山水画的な景色でこれはこれで風情があります。湖面には48の小島があり、周囲の山や半島とともに72峰と呼ばれ、美しい景観を臨むことができます。

太湖3 帆掛け船では実際に帆を張るところも見れ、普通の遊覧船とは趣きが違っておもしろい。帆がとても美しい船です。

船室の窓から眺めたり、デッキに出たりしてしばし遊覧を楽しむ。デッキで風に吹かれるのはちょっと寒いけど気持ちいい。海ではないのですが湖にはカモメが群れていました。

     無錫旅情
    中山大三郎 作詞/作曲
君の知らない 異国の街で
君を想えば 泣けてくる
俺など忘れて 幸せつかめと
チャイナの旅路を 行く俺さ
上海蘇州と 汽車に乗り
太湖のほとり 無錫の街へ

船にゆられて 運河を行けば
ばかな別れが くやしいよ
あんなに愛して あんなに燃えてた
命をかけたら できたのに
涙の横顔 ちらついて
歴史の街も ぼやけて見える

昔ながらの ジャンクが走る
はるか小島は 三山か
鹿頂山から 太湖を望めば
心の中まで 広くなる
ごめんよも一度 出直そう
こんどは君を 離しはしない

昭和の終りに流行った尾形大作の無錫旅情「上海蘇州と、汽車に乗り、太湖のほとり、無錫の街へ」と歌に出てくる太湖ですがお世辞にも湖水はきれいとは言えません。真珠養殖が盛んで、湖面に真珠養殖の目印棒がつきでていて剣山のように見えてたのが養殖場でしょうか。

真珠研究所
真珠研究所 研究所では、大きな三角形のカラス貝から20数個の真珠を取り出して見せてくれました。

淡水真珠はあこや貝ではなくてカラス貝を使って養殖されています。幼いカラス貝に肉片を入れると、不定形ではあるが芯のない真珠になるそうです。

真珠(珍珠と書かれている)のアクセサリー製品だけではなく、真珠の粒の小さいものは粉末にして飲み物(漢方薬?)や美白クリームやハンドクリームとして販売されています。制作過程を見たりしながら、購買意欲がでたところで土産売り場へ案内と同じパターンです。

無錫〜上海へ

真珠研究所見学後、来た時と同じ滬寧高速公路を約2時間半、地方都市と大都会との二つの風景を眺めながら上海へ戻ります。ガイドの項さんに龍の彫刻彫りの象牙の印鑑(680元)を依頼、バスから携帯で注文してくれました。ホテルまで届けてくれるそうです。象牙はワシントン条約で輸入禁止なので少し心配ですが・・・。

噂には聞いていたが、とにかく中国は自転車が多い。後部座席に奥さんや子供を乗せて、みんな自転車で走ってゆく。みんな同じ方向に走るので、何かあるのかと見ていると競技場のようなところにみんな入ってゆく。宝くじ(1枚2元(30円))の発表があるのだそうだ。景品の車が一段高いひな壇に10数台展示されていました。懸賞金は当った人で分配するそうです。時には300万元(4500万円)にもなるとのこと。

途中トイレ休憩で寄ったドライブインで項さんが「菱の実」(水草の実をゆがいた物)を買ってみんなで試食。初めて食すものでしたが甘さを抑えた栗の食感で結構いけます。

上海はさすがに都会です。やたらに高層ビルが並んでいます。地震の心配がないのでいくらでも高くできるのです。もっともその近代的な高層ビルに、洗濯物が山のごとく干されているのはご愛嬌か。上海では、洗濯物は日本のようにヨコに干さず、タテに干すらしい。どうやって干すのか、取りこむのか、それは謎です。

上海料理(昼食)−上海蟹(天厚餐廳)
上海蟹 9月から11月頃、蘇州の陽澄湖や無錫太湖で採れる淡水の蟹を特に上海蟹(大閘蟹:タァーチャアシイエ)と呼ぶそうです。中国の秋の味覚の代表です。

九雌十雄:「9月の雌」「10月の雄」(旧暦)と言われるように出始めは卵を持った雌が美味しいが、11月を超え寒さが日増しに厳しくなると雄のミソが味を増してくるそうです。この時期日本から多くの人が上海蟹を食べにやってきます。

我々のツアーは11月出発までは上海蟹付きとあったので諦めていましたが、ガイドの項さんの計らいで1人1杯の上海蟹付きでした。店員が来て手でさばいてくれ、食べ方を教えてくれました。甲羅の直径20センチほどの、小ぶりなもの。まあ、大きいのは何千円もするからね。黒酢入りつけ汁を少々つけてかぶりつきます。

これだけ小さいと、脚を割って肉を食べるなんてことはできません。甲羅を開けて、本体をいただくだけ。蟹ミソも泥臭くなく、美味だったが、もっとも美味しかったのはその下。半透明で白いモチモチした身が、やや甘味があり、蟹そのものを凝縮したような味がしました。そのまったり感がなんともいえなく、評判通り美味しゅうございました(笑)。

預園・預園商場−外灘と並ぶ上海2大観光スポット

預園マップ−クリックで拡大 豫園(ユーユェン)は、四川省の役人であった潘允端が両親のために贈った明代の名園です。旧上海城の中心にあったのが豫園で「楽しい園」を意味しているそうです。

約2万uの敷地は大きく6つに分かれ、園内は龍壁と呼ばれている竜の像をのせた白壁で仕切られていて、四川の風景を写した庭には20以上の堂や東家が点在しています。(マップクリックで拡大表示)

鮮やかな色彩の祭殿「三稲堂」、樹齢400年の銀杏の木のそばに建つ「万花楼」、龍の壁画、翡翠や玉が埋め込まれた豪華な屏風がある「会景楼」など見どころが多い。豫園商城を散策、湖心亭でお茶をのみ、豫園を観光。帰りがけに小龍包を食べるというコースが人気だそうです。 湖心亭

湖心亭と九曲橋
豫園入口までのギザギザにかかっている橋、九曲橋を渡っていく途中に緑波池という蓮の池と湖心亭という東屋があります。中は喫茶店になっています。 豫園入口には、江沢民元国家主席の書「海上名園」の碑がありました。

三稲堂・仰山堂・筑山
筑山 豫園の門をくぐるとまず正面に見えるのが三稲堂です。屋根の上には右側には張飛、左側には関羽の像が見えます。三稲堂の奥は仰山堂で、その名のとおり池を隔てて筑山が見渡せます。

筑山(大假山)は武康石を2000トン使って積み上げられ高さ約12mあります。深い洞窟や切り立った怪石が、深山の趣をたたえています。山上には望江亭という東屋があり、昔は上海が一望できたそうです。

仕切り壁 仰山堂の側に鉄製の獅子像があり、子供をあやしているのが雌で、毬で遊んでいるのが雄。この獅子像から三稲堂と仰山堂の間を見ると、瓶の形をした門が二重に見え、更に奥には木が見え、空間が面白く演出されています。

遊廊・複廊
獅子像の先は遊廊と呼ばれる回廊です。中国の庭園では建物と建物の間はたいてい廊下で結ばれていますが、これは次の建物への経路を示しているだけでなく、庭全体が回廊から見ても美しいように構成されており、景色を楽しむポイントともなっています。

複廊 更に奥に進むと藤棚が見え、藤棚の先を右に曲がると右手に東屋があります。ここから東に流れる渓流が洞窟に注ぎ込むように見せて景観に変化を与えています。

昔はここで見合いが行われたとも言われてます。男女のいずれかがここに座り、前方の廊下を歩いてくる相手を待ったそうです。

次に複廊と呼ばれる二重廊下があります。向かって右側が男性用で、天井が高く作りも良く、太湖石の庭と渓流を望めます。左側の女性用通路は低く板張りの天井であり、庭はよくみえません。

万花楼 両廊下を遮る壁には様々の形の穴が空けられていて、窓の形を変えることによりそれぞれの窓からの景色を違ってみせようという工夫だそうです。

万花楼・点春堂
廊下を抜け左手の建物は万花楼です。万花楼は「花でいっぱいである」という意味で名づけられたのでしょう。この建物の扉や窓には、竹、蘭、菊などの彫刻が施されています。中の家具は200年以上の歴史を持つ。庭に立つ銀杏の木は豫園設立当初からあると言われ、高さ20m、樹齢は400年を超えます。

点春堂は花糖飴業の公所でした。宴会・観劇用に使われ、堂正面の小さな舞台で劇が上演されました。

龍壁
龍壁 点春堂と万花楼の間の壁上部は龍で装飾されています。口には玉をくわえている。龍は皇帝の象徴で、臣下は龍の装飾を用いることが禁じられていました。しかし本来、龍の爪は5本であるのに対しここの龍は4本爪となっています。豫園の持ち主は、咎められたときは「これは4本爪であり龍ではない」と答えたと言われてます。

和煦堂・玉華堂
玉華堂 点春堂の南の和煦堂には、榕樹の家具が置かれています。いずれも200年前のものです。左右の置物は、左が麒麟、右が鳳凰です。門の上では二匹の龍が大きな真珠の玉を嬉しそうに争っています。

内園 玉華堂は潘允瑞の書斎であったと言われる建物です。デスクに座り真正面となる位置には玉玲瓏と呼ばれる高さ約3メートルの太湖石が置かれています

内園(静観大庁)
内園は1780年に豫園に隣接する城隍廟(県の鎮守神を祭る官廟)の後庭として建設され、1956年に豫園と合併されました。静観大庁は「静かに築山を見る場所」という意味です。正面の太湖石の築山の石は、獅子、猿、象などいろいろな動物に似ているといわれています。

豫園商場−庶民的な香りの商店街
豫園商場 豫園の西と南一帯には100年続く豫園商場があります。猫の額ほどの狭いところに100軒以上もの土産屋や飲食店が軒を並べていて、大勢の人でにぎわう活気あふれる商店街です。

日本に例えれば浅草のような雰囲気で、仲見世のようなちょっといかがわしい店がずらりと並んでいる。上海で最も庶民的な香りがし、中国各地からやってきた観光客でごった返しています。

休日ともなれば2〜30万人の人が訪れるそうです。おみやげをここで買うのも楽しいかも。スリが多いので注意するようにとのことでした。ジャケットのボタンを留めてるのはこのため。

豫園商場2 駐車場に戻る間にも、バスの昇降口にもあっという間に物売りがやってきます。毛沢東腕時計(秒針に合わせて毛主席が手を振るすぐれもの。でも1日に1時間は狂う)を売りに来た。1個3000円と言っていたがそのうち3つで3000円と言ってきた。いったい値段付けはどうなってるんだろう。

お土産屋では通常、値切り交渉が必要だそうで、交渉に自信がない人はここでの買い物を控えた方がいいそうです。

清代から続く老舗店もあれば、スターバックスコーヒーまであってとても賑わっていました。右の人だかりは、小籠包で有名な南翔饅頭店に並ぶ人たち。中国人と日本人観光客がいつも行列をしている人気店です。テイクアウトもできるみたいです。

中国茶専門店
中国茶専門店 中国と言えばお茶。お茶は中国人の生活とは切り離せない存在です。ここでは中国茶の試飲とお茶の飲み方や種類の説明が日本語でありました。実際にいろいろなお茶をいれてもらい、正式な味わい方を紹介してくれます。

龍井茶(高級緑茶)、鉄観音茶(ウーロン茶の最高峰)、ジャスミン茶、プーアル茶、一葉茶(健康茶)など各種のお茶が売られています。中国茶は奥深くて、味を楽しむものから、健康に良いものまでさまざまな種類のものがあるそうです。

肌や胃腸に良く愛煙家には特に緑色食品としお勧めとういので一葉茶をお土産に買いました。2つ買うからというと何も言わないのに3000円を2500円にまけてくれました。得したのかなぁ? 上海夜景3

点心料理(夕食)−小龍包(東華美鈷金飾広場内レストラン)
ツアー最後の夕食です。中国茶専門店をでる頃には日も落ち、昼とは違って街中のネオンが綺麗です。

点心料理 中国4大料理のひとつ上海点心料理(小龍包)店へ移動。広東料理の飲茶に負けないのが、上海の点心類で小籠包やチマキのほかにも美味しい点心がたくさんあるそうです。

小龍包を食べるときには注意が必要です。肉汁がこぼれないように一口で食べるのが基本ですが、肉汁がとても熱いので、やけどをしないように皮を少し破り、肉汁を吸ってから一口で食べるのがコツとのこと。

東華美鈷金飾広場−ショッピング
食事の後、このビルでショッピングの時間がありました。みやげ物を見ながら3階のフロアーに。印鑑、骨董品、シルク製品などが置いてありデパートの雰囲気でした。今回のツアーは買い物をする自由時間もないので、こうやって連れて行かれた土産店でしか買うことができない仕組みになっているのでしょう。結構みんな買ってたように思います。値段においては安かったのか高かったのか未だ不明です。 龍門賓館

上海−龍門賓館
ショッピング後、上海駅隣の龍門賓館(LONGMEN HOTEL)へチェックイン。皆さんはオプショナルツアーで上海雑伎団の見学ツアー(200元)に参加しました。我々は出張中の息子に会うためホテルで待機です。息子の案内で外灘の夜景と行きつけの点心料理店「避風糖」に香港点心を食べに行きました。

外灘の夜景
上海夜景外灘(ワイタン;通称バンド)は、浦東新区、中国一高いビル(88階)などの高層ビルが並んでいる新しく発展してるエリアにあり、北は外白渡橋から南は金陵東路まで、黄浦江西岸の約1.5kmの川岸にひろがる観光名所です。

イギリス、フランス、ソ連などの各国がこの地域に領事館、銀行、社交場、商館などのアールデコ調の建築物が並んでいて、列強各国が制圧している頃の上海の文化、経済、政治の中心でした。

上海夜景2 今は公園になっていて夜になると7色にライトアップされたビルなど、どれを見てもきれいで本当に圧巻です。上海でも一番の観光スポットで、たくさんの観光客やカップルが訪れていました。デートにぴったりの場所です。平日の夜だというのに、それにしてもやっぱり人が多い。

川の対岸の「東方明珠広播電視塔」という名前のテレビ塔の不思議な未来感とのアンバランスさがまたおもしろい。この塔は高さ468m、アジアで最も高く世界でも3番目に高いテレビ塔です。この塔に昇るのは上球(263m)で50元、一番上の展望台(350m)まで行くと100元もするそうです。ここから見る夜景も最高でしょうね。

避風糖−上海で人気の香港点心
避風糖避風塘(BI FENG TANG)とは香港のビクトリア港での船が台風をよける港湾名だそうですです。内装は田舎風で、笠と蓑などが壁に飾られており、竹製のテーブルといすも用意されています。店に入ってから、なにか漁船に入ったんじゃないかなと思わせられます。

上海市内に6店舗をもつ上海では有名な飲茶チェーンで、南京西路(リッツカールトンホテルの正面)にあります。海老や蟹を使った点心や料理で有名です。上海の伝統にこだわらず、広東飲茶や北京小吃の良いところを積極的に取り入れている避風塘の料理は安くておいしいのですごく人気があります。日本語のメニューもあるそうです。

蝦皇餃(えび蒸し餃子)、蟹餃子(かに蒸し餃子)、韮餃子、蜜汁叉焼(チャーシュー)、クラゲ、揚げワンタン、粥を肴に青島ビールで美味しく頂きました。

4日目
 12/18(木)
上海発 上海空港

翌早朝、上海空港へ。帰りは上海9:05発中国東方航空MU523便で成田へ。所用時間約2時間40分の旅である。バスの中で一人一人にアルバムを渡される。女性カメラマンの熱心な仕事ぶりに、全部買ってあげたかったが、1枚千円なので3枚にする。空港の売店で硯セットをお土産に買いました。

初めていった中国大陸。今回訪れたところは広大な大陸からすると一点にしかすぎない。エネルギッシュで躍動的に生活する中国の人々と、気の遠くなるほどの遠い歴史から来る底知れぬ遺産に惹かれました。そして、雄大な地形と山紫水明の風景が脳裏に焼き付いてしばらく離れないでしょう。