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11/12(Tue) 19:32

菊池・菊地一族全国分布図   菊池・菊地一族の代表的家紋
papa 菊池さんは全国で約12万人西日本に多い。菊地さんは約9万人東日本に広まっている。西の「菊池」東の「菊地」は同族だが、どうしてこうなったのか?ここが問題である。

というのは、「水の菊池」と「土の菊地」ではたがいに争うことが多いからである。たとえば、「うちは菊地なのに、菊池と書かれる。水の菊池が滅んだから、我々が正統なのだが・・・」と言えば、「あれは、東国に落ち延びたから、我々としては許せない。最後まで命をかけて戦うのが菊池の精神なのだ」と、いった次第。

もともとは肥後の国(熊本県)菊池郡より出た氏だから、菊池の方が古い。しかし菊池も当て字で、もっと古くは「ククチ」と読んでいた。「ククチ」とは括(クク)られた土地をいう。それに「菊」の字を当てた地名だから「菊地」の方が、文字としては原意に近い。いずれにしても、この族が天下に広まったことは事実である。
「保元物語」をはじめとして「平家物語」「源平盛衰記」「東鏡」「太平記」などに、しきりに出てくる。しかも、みな勤皇の士だ。そういう点では、実にさわやかな美しい族ということができよう。中世に名を成した武房、武時、武光、武政などは、歴史好きの人ならだれでもご存知の勇士だろう。

「菊地」に変えて、関東・東北に向かった大族は、武蔵(埼玉、東京)の族と会津(福島)の族その他がある。東北の族は、多く今も「地」を大切にしている。絶対に「池」にしない。しかし陸中(岩手)、常陸(茨城)の族は「池」を用いている。ほかに、信濃(長野)の族は「地」を用い、志摩(三重)も「地」である。


菊池一族のルーツ
papa  そもそも菊池氏はその源を藤原氏より発するものにして、弘和四年(一三八四年)七月菊池武朝が累代の戦功を記して南朝に奉したる『菊池武朝申状』にも

「中関白道隆四代の後胤太祖大夫将監則隆、後三条院の御字延久年中、始めて菊池郡に下向してより以降、武朝に至るまで十七代、凶徒に興せず、朝家に奉仕する者也。然れば寿永元暦の頃は、嚢祖肥後守隆直、東夷の逆謀に興せず、剣璽を守り奉り、安徳天皇の勅命を受けて、数年忠勇を励む」

云々とあり、徳川光圀の修したる『大日本史』の百七十一巻(列伝第九十八)の條にも

「肥後のひとなり。その先は中納言藤原隆家より出ず。隆家の孫則隆、太宰小監となり、延久二年肥後に赴き菊池郡に至る。子孫よりてここに家し、世々著姓たり」

云々と記す。隆家は中関白道隆の子なり。『菊池風土記』所収の菊池系図の「文時の譜」の中に「隆家以来、代々一門の公卿、太宰権師也」とあり。


【菊池(菊地)氏の全国分布】
  1. 発祥地の菊池市には殆ど無くて、一番多いのが岩手県、次いで北海道、以下東京都、茨城、神奈川、宮城、埼玉、栃木、福島、千葉、秋田の順です。
  2. 一方人口比でみると一番高いのはやはり、岩手県、次いで茨城、宮城、栃木、福島、北海道、秋田の順となります。東京都、神奈川、埼玉、千葉などの首都圏は絶対数は多いですが、人口の割には少ないと言えます。
  3. 名字別の地域ランキングは、菊池(全国113位)は、岩手(5位)、茨城(12位)、菊地(全国97位)は、栃木(13位)、宮城(15位)、岩手(16位)、福島(21位)となっています。
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人数分布 出典:苗字舘(都道府県別TOP150)
発祥地の菊池市には殆ど無くて、一番多いのが岩手県、次いで北海道、以下東京都、茨城、神奈川、宮城、埼玉、栃木、福島、千葉、秋田の順です。

ヨーロッパ   アジア                 北海道   北アメリカ
                                 
                          青森      
アフリカ                       秋田 岩手   南アメリカ
                          山形 宮城    
                          新潟 福島    
                    石川 富山 群馬 栃木 茨城    
                    福井 長野 埼玉 東京 千葉    
          島根 鳥取   京都 滋賀 岐阜 山梨 神奈川      
  佐賀 福岡   山口 広島 岡山 兵庫 大阪 奈良 三重 愛知 静岡        
長崎 熊本 大分           和歌山              
鹿児島 宮崎     愛媛 香川                    
          高知 徳島             オセアニア   その他
  沖縄                              
  □1000人以下  ■3000人以下  ■5000人以下  ■7000人以下  ■8000人以下  ■9000人以下  ■11000人以上

人口千人に対する密度分布
人口比でみると一番高いのはやはり、岩手県、次いで茨城、宮城、栃木、福島、北海道、秋田の順となります。東京都、神奈川、埼玉、千葉などの首都圏は絶対数は多いですが、人口の割には少ないと言えます。

ヨーロッパ   アジア                 北海道   北アメリカ
                                 
                          青森      
アフリカ                       秋田 岩手   南アメリカ
                          山形 宮城    
                          新潟 福島    
                    石川 富山 群馬 栃木 茨城    
                    福井 長野 埼玉 東京 千葉    
          島根 鳥取   京都 滋賀 岐阜 山梨 神奈川      
  佐賀 福岡   山口 広島 岡山 兵庫 大阪 奈良 三重 愛知 静岡        
長崎 熊本 大分           和歌山              
鹿児島 宮崎     愛媛 香川                    
          高知 徳島             オセアニア   その他
  沖縄                              
  □3人以下  ■4人以上  ■8人以上  ■12人以上  ■16人以上  ■20人以上  ■50人以上

菊池姓の多い県()・菊地姓の多い県(
名字別の地域ランキングは、菊池(全国113位)は、岩手(5位)、茨城(12位)、菊地(全国97位)は、栃木(13位)、宮城(15位)、岩手(16位)、福島(21位)となっています。

ヨーロッパ   アジア                 北海道   北アメリカ
                                 
                          青森      
アフリカ                       秋田 岩手   南アメリカ
                          山形 宮城    
                          新潟 福島    
                    石川 富山 群馬 栃木 茨城    
                    福井 長野 埼玉 東京 千葉    
          島根 鳥取   京都 滋賀 岐阜 山梨 神奈川      
  佐賀 福岡   山口 広島 岡山 兵庫 大阪 奈良 三重 愛知 静岡        
長崎 熊本 大分           和歌山              
鹿児島 宮崎     愛媛 香川                    
          高知 徳島             オセアニア   その他
  沖縄